研究開発

K.Tの写真

化学研究所 プロセス化学研究センター 工業化研究室
K.T / 2021年入社

現在の仕事内容

私は入社以来、工業化研究室に所属し、農薬原体製造の工業化検討に従事してきました。プロセス研究センターでの業務はラボでの検討だけではなく、プラントでの試作や他社への技術フォローなど多岐にわたります。また、コストや安全性など考慮しなければいけない点が多くあり、頭を悩ませることがよくあります。今でも分からないことはありますが、その際には上司や先輩社員の方にアドバイスをもらいながら、課題に取り組んでいます。

  • 8:30始業

    研究室のメンバー全員で朝ミーティングを行います。週の実験方針や検討結果のまとめをホワイトボード等を使いながらチーム全員に共有します。

  • 9:00実験開始

    プロセス研究センターでは比較的大きなスケールで反応をすることが多いです。反応装置も大学で行う有機合成とは異なる部分がいくつかあります。

  • 12:00食事/昼休み

    食事はお弁当を注文しています。財布に優しい値段で安心です。食後は仮眠を取るか、同僚と雑談をして過ごします。

  • 13:00分析

    反応の分析を行います。プロセス研究センターではLCやGCなどの分析機器を使う機会が多くあり、始めは使い方を覚えるのが大変でした。

  • 15:00デスクワーク

    分析データを解析し、評価を行います。良い結果も悪い結果もデータとして共有し、次の方針を考えます。

  • 17:10終業

    可能であれば定時で帰宅し、家でゆっくりと過ごしています。業務が残っている場合は引き続き行います。時には終業後に同僚と食事に行ったり、ゲームをしたりして親睦を深めています。

  • クミアイ化学の好きなところ

    入社してから早い段階で大きな仕事を任せてもらえる点だと思います。私の場合は入社2年目で技術フォローのための海外出張を経験させてもらいました。重要な業務を任せてもらえることは責任感も大きいですが、成長の糧になっていると実感しています。

  • クミアイ化学のこんなところに困っています

    試作や製造フォローを行う際に3交代などの変則勤務を行うことがあるのですが、慣れない時間での勤務は大変でした。この経験を通して製造部門の方々の苦労を知り、少しでも現場の方の負担の少ないプロセス開発を目指そうと思いました。

  • クミアイ化学に入るまでのバックグラウンド

    大学院時代には植物ホルモンアンタゴニストの構造活性相関に関する研究に携わり、主に有機合成を行っていました。所属した研究室が農薬に関する研究を行っていたこともあり、農薬メーカーを志望し、クミアイ化学に入社を決めました。学生時代に培った化学の知識を活かしながら、日々業務に取り組んでいます。