For the Rice Farmer
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いもち病とは?
症状や発生要因
そして防除に必要なこと

「いもち病は、どんな病害?」
「いもち病の症状・発生要因は?」
「いもち病を発生させないためには?」

いもち病は、被害が大きくなると収量に影響してくるため、稲作では理解しておくべき病害です。

そこで、本記事ではいもち病の症状や感染の広がり方、発生要因などを解説します。
そして、いもち病を出さないためにはどうしたら良いか、
どう防除するかなどについても詳しく紹介します。

いもち病対策をしている方も適切な対策を行っているか再チェックしてみてください。

  • 執筆者:
  • 藤井 直哉
  • 秋田県農業試験場 https://www.pref.akita.lg.jp/pages/genre/agri-ex
  • 1999年 北海道大学農学部農学研究科博士後期課程修了
  • 1999年 秋田県農業試験場 現在に至る。
  • これまでの主な研究略歴
  • ・電解水による収穫後に発生するアスパラガス軟腐病の防除
  • ・あきたecoらいすプロジェクト(水稲の減農薬防除体系の実証試験)
  • ・ドローンを活用した水稲・ダイズ病害防除
  • ・高密度播種苗栽培に対応した水稲病害防除技術の確立

イネのいもち病とは

イネのいもち病とは イネのいもち病とは
  • 菌類による病害の一つであり、かつては「稲熱病:いもちびょう」と呼ばれ、その名前がいもち病(Pyricularia oryzae)の症状をよく現しています。いもち病は稲の全生育期間を通じて発生します。葉や穂を侵し、それぞれ葉いもち、穂いもち(穂首いもち、籾いもちなど)と呼ばれます。

    イネの葉がいもち病にかかると、はじめに暗緑色の円形病斑(病斑:病害に侵された植物の茎葉などにできる斑紋)が形成されます。その後病斑が拡大するとともに褐色、紡錘形の病斑(写真1)となり、病勢が激しい場合は病斑がゆ合して大型となり、やがて枯死に至ります。

    • 葉いもち病斑 葉いもち病斑
    • 葉いもち病斑 葉いもち病斑

      写真1 葉いもち病斑

    写真1 葉いもち病斑

このような症状がさらに進むと、稲株の生育が停止し、萎縮して枯れ上がる「ずり込み」と呼ばれる症状になります(写真2)。穂では穂首や枝梗、穂軸、みご、籾、護穎が侵されますが、被害が大きいのは穂首であり、ここが激しく発病すると「白穂」となり、この穂にある籾は稔実しません(写真3)。

  • いもち病による「ずり込み」状態 いもち病による「ずり込み」状態
  • いもち病による「ずり込み」状態 いもち病による「ずり込み」状態

写真2 いもち病による「ずり込み」状態

  • 穂いもち 穂いもち
  • 穂いもち 穂いもち

写真3 穂いもち

いもち病はどう広がっていくか

いもち病はどう広がっていくか いもち病はどう広がっていくか
  • 毎年、いもち病菌は感染したわら等の第一次伝染源(翌年の最初の発病の発生源)を出発点として、イネ体上で次に示すサイクル(伝染環)で生活をくり返します。

  • イネいもち病菌 分生子

(1)育苗期間〜
本田初期の伝染:苗いもち

イネの播種作業がはじまり、いもち病に罹病・保菌した種もみを播種すると、苗いもちが発生し育苗初期に不完全葉や第1葉葉鞘が萎れ、枯死することがあります。苗いもちは育苗期間中に、育苗ハウス内で胞子により拡散して他の苗に感染し、本葉第1葉以降の葉に紡錘形の病斑が形成されます(苗の葉いもち 写真4)。いもち病に罹病した苗を田に移植すると、本田における葉いもちの発生の大きな要因となります(写真5)。

  • 苗の葉いもち 苗の葉いもち
  • 苗の葉いもち 苗の葉いもち

写真4 育苗中に発生したいもち病(苗の葉いもち)

イネの播種作業がはじまり、いもち病に罹病・保菌した種もみを播種すると、苗いもちが発生し育苗初期に不完全葉や第1葉葉鞘が萎れ、枯死することがあります。苗いもちは育苗期間中に、育苗ハウス内で胞子により拡散して他の苗に感染し、本葉第1葉以降の葉に紡錘形の病斑が形成されます(苗の葉いもち 写真4)。いもち病に罹病した苗を田に移植すると、本田における葉いもちの発生の大きな要因となります(写真5)。

  • 葉いもち 葉いもち

    写真5 移植35日後に発生した葉いもち

  • 一方、乾燥状態の被害わらや籾殻中で本菌は菌糸の状態では数年間生存するため、育苗施設や本田の周辺にこれらの被害わらや籾殻が存在する場合は苗や本田への伝染源となることがあります。

(2)本田における伝染:
葉いもち・穂いもち

  • 本田に植えられた株への葉いもちの感染は、気象条件によりある程度把握することが可能で、日平均気温18℃を越えた頃から始まり、日平均気温が20℃を越える頃から発病が始まるとされています。

    その後、同じ日に多くの地点で一斉に感染好適な気象条件になると、その約7日後に葉いもちの流行する前段階に入ります。つまり地域のほとんどの水田で葉いもちが発病している状態(全般発生開始期)となります。さらに繰り返し感染好適条件になると、葉いもちの流行が始まり、病斑が急増します。

    南西日本では梅雨期あたりから葉いもちが発生し、梅雨明け以降の高温・多照によって病勢が衰えます。その後、秋の気温低下とともに再び葉いもちが発生し、穂いもちの伝染源となります。

    • 葉いもち病斑 葉いもち病斑

      葉いもち病斑

    • 穂いもち 穂いもち

      穂いもち

北日本では、一般的に夏の気温が比較的低く、秋が早く来るので、葉いもちから穂いもちが連続的に発生します。しかし、北日本でも夏期が高温・多照に経過すれば南西日本のような発生様相も示すし、南西日本でも冷害年であれば北日本のような発生様相を示すことがあります。

いもち病の発生要因

いもち病の発生要因 いもち病の発生要因

(1)栽培方法

いもち病の発生は育苗法や播種・移植時期など栽培法によって左右されることがわかっています。さらにイネの生育状況、窒素肥料の肥効経過や気象との相互関係がいもち病の発生に関与しています。

(2)気 象

  • いもち病の発生に最も深く関与する要因であり、本病の大発生は冷害や長雨等の気象と密接に関係しています。

    ①気温:いもち病菌の胞子(分生子)の発芽、侵入及び菌糸の生育適温は25℃前後とされているがいもち病の発生は20〜25℃で多くなります。

    ②雨:いもち病菌の発芽、侵入には水滴が不可欠です。発生を助長するのは降雨量よりも長期間に降り続く弱い雨である。これは弱い雨ではいもち病菌の分生子の形成が促進されるが、強い雨では分生子が流亡するためと考えられています。

    ③風:強風でイネが傷つき、いもち病菌の侵入・感染を助長することがあります(風いもち)。

    • 気 象 気 象
    • 気 象 気 象

(3)土 壌

  • 一般的に泥炭土壌、腐植過多土壌、老朽化土壌、砂土で発生しやすいといわれています。泥炭土壌、腐植過多土壌では夏期に温度が急激に高くなると腐植の異常分解により一時的な多窒素状態になりイネの抵抗力が低下する。老朽化土壌では気温が高くなると土壌の還元が進み、根腐れをおこして抵抗力が低下することがある。砂土では与えた肥料が一時に吸収され過繁茂となるためと考えられています。

    土 壌
  • 一般的に泥炭土壌、腐植過多土壌、老朽化土壌、砂土で発生しやすいといわれています。泥炭土壌、腐植過多土壌では夏期に温度が急激に高くなると腐植の異常分解により一時的な多窒素状態になりイネの抵抗力が低下する。老朽化土壌では気温が高くなると土壌の還元が進み、根腐れをおこして抵抗力が低下することがある。砂土では与えた肥料が一時に吸収され過繁茂となるためと考えられています。

    土 壌

(4)肥 料

いもち病の発生ともっとも関係の深い肥料は窒素とケイ酸です。窒素多用はイネの抵抗力の低下と過繁茂を助長し、いもち病の多発生を招きます。りん酸やカリの過剰施用も発病を助長するといわれています。

ケイ酸(土壌改良資材)を施用すると葉の表皮に集積し、葉の表皮中のケイ酸層がいもち病菌の付着器からの侵入への物理的障害として抵抗性に関与していると考えられています。また、ケイ酸の施用によるいもち病菌に対するイネの生化学的な抵抗性を誘導することが明らかになりつつあります。

いもち病を出さないために
どうするか?

いもち病を出さないためにどうするか? いもち病を出さないためにどうするか?

(1)耕種的防除

①第一次伝染源対策

1)「2.いもち病はどう広がっていくか」で述べたように、いもち病の主な第一次伝染源は罹病・保菌した種子、被害わら・籾殻です。そのため、保菌していない種もみを確保するために穂いもちの発生していない圃場から採種するとともに、種もみは必ず比重選したあと種子消毒を行います。播種後、覆土が浅く籾が露出していると発病しやすいので、厚播きせず十分な覆土を行います。

  • 2)いもち病菌は、乾燥した稲わらや籾殻で長期間生存します。屋内に保管、野積みされた被害わらや被害籾殻は翌年の第一次伝染源となるため、除去に務めます。また、コンバインで裁断され水田に散布された被害わらは翌年の第一次伝染源となりませんが、堆積したものやシートなどで被覆し内部が乾燥状態に保たれている場合(写真6)はいもち病菌が生存し翌年の第一次伝染源となるため、乾燥状態で野外に放置しないようにします。

    • 乾燥状態で保管された稲わらや籾殻
    • 乾燥状態で保管された稲わらや籾殻

    写真6 乾燥状態で保管された稲わらや籾殻

    3)田植え時に苗が不足した場合、各地から苗を集めることがあるが、田植え適期を逸した苗はいもち病に感染している危険性があるため注意します。

    • 乾燥状態で保管された稲わらや籾殻
    • 乾燥状態で保管された稲わらや籾殻

    写真6 乾燥状態で保管された稲わらや籾殻

  • 4)発病のみられた育苗箱の苗は田植えに使用しません。また、発病した苗と同一の施設で育苗した育苗箱は、発病が認められなくても微細な病斑や潜伏中の病斑を発見することが困難であるため、田植えに使用しません。

    5)水田に放置された補植用の余り苗(写真7)は本田の葉いもちの伝染源となることが多いので、田植した苗の活着後は速やかに埋設処分します。

    • 補植用余り苗に発生したいもち病
    • 補植用余り苗に発生したいもち病

    写真7 補植用余り苗に発生したいもち病

  • 4)発病のみられた育苗箱の苗は田植えに使用しません。また、発病した苗と同一の施設で育苗した育苗箱は、発病が認められなくても微細な病斑や潜伏中の病斑を発見することが困難であるため、田植えに使用しません。

    5)水田に放置された補植用の余り苗(写真7)は本田の葉いもちの伝染源となることが多いので、田植した苗の活着後は速やかに埋設処分します。

    • 補植用余り苗に発生したいもち病
    • 補植用余り苗に発生したいもち病

    写真7 補植用余り苗に発生したいもち病

②本田期

1)栽植密度と葉いもち発生との関係は気象、土壌、肥料等環境要因にも影響されるために一概にはいえませんが、株間が相接してすき間がなくなった状態で露が乾きにくいような状態で葉いもちは発生しやすいとされています。一般的に密植ほど風通しが悪く、葉上の水滴が乾きにくいことから、葉いもちが発生しやすいと考えられています。

2)低い水温のかん漑水がかかる水口ではイネの生育が遅れ、葉いもちの発生も遅れるが、イネの抵抗力が弱まり、気温の上昇とともに葉いもちの発生が多くなります。そのため、迂回水路を設けることやかけ流しかん漑を止めて水温の上昇を図ります。

3)転作大豆栽培後の復元1年目水田は土壌からの窒素の発現が多く、窒素過多になる傾向があります。窒素過多な土壌では天候条件により、いもち病が発生しやすくなるため、適切な肥培管理が必要です。

(2)農薬による防除

①種子消毒

種子伝染はいもち病の主要伝染経路です。種子の消毒が不完全な場合には保菌種子が第一次伝染源となって、苗いもちが発生します。したがって、健全種子の使用と種子消毒の徹底が本病防除には重要です。

  • 種子消毒は化学合成農薬や生物農薬のような種子消毒用薬剤や温湯消毒(写真8)が行われています。薬剤の浸漬による種子消毒では種子と薬液の容量比、浸漬温度等に注意します。化学合成農薬は防除効果が高く安定した効果を示すが、有機栽培や特別栽培のために生物農薬や温湯消毒が利用されています。

  • 大型温湯消毒施設 大型温湯消毒施設

    写真8 大型温湯消毒施設

  • 育苗期いもち病防除作業(薬剤の灌注)

    写真9 育苗期いもち病防除作業(薬剤の灌注)

  • ②育苗期のいもち防除

    苗いもちがいったん発生すると、それが伝染源となって苗の葉いもちが育苗施設内でまん延する危険性が高いため、秋田県では播種時あるいは緑化期にビームゾルやベンレート水和剤の灌注を行います(写真9)。

    育苗期いもち病防除作業(薬剤の灌注)

    写真9 育苗期いもち病防除作業(薬剤の灌注)

苗いもちや苗の葉いもちを発見した場合、その苗だけでなくその苗箱を置いていた施設の苗の移植は避けます。なお、現在市販されている育苗箱施用剤で苗の葉いもちに高い防除効果があるものはないため、上記の薬剤を使用する必要があります(表)。

共試薬剤 表 共試薬剤 表

③葉いもち

葉いもちが穂いもちの伝染源となります。特に止葉などの上位葉に病斑があると穂いもちが多発しやすくなります。近年、葉いもち防除では、主に長期残効型の育苗箱施用剤が用いられています(写真10)。

  • 播種時覆土前処理 播種時覆土前処理
  • 田植同時処理 田植同時処理

写真10 育苗箱施用剤の播種時覆土前処理(左)
及び田植同時処理(右)

この薬剤は、省力的で一回の施用で長期間にわたり防除効果を維持することが最大の特徴であり、床土・覆土混和、播種時あるいは移植3日前から当日に施用します。

  • 本施用の場合、大部分の薬剤は葉いもち発生後期や穂いもち発生時には防除効果が低下し、穂いもちには直接防除効果を示さないため、状況に応じて追加散布を行う必要があります。

    水面施用剤を用いる場合は、散布時期が遅れないよう注意します。抵抗性誘導型の水面施用剤の場合、葉いもち初発7日から10日前に散布します。治療効果がある水面施用剤でも初発時までに散布します。散布後は薬効を安定させるために、4〜5日間は湛水状態を保ち、落水、かけ流しをしないようにします。

    本田へいもち病を持ち込み発病した圃場では上記葉いもち防除薬剤の防除効果が十分に発揮されないために、病斑を発見した時には直ちに治療効果がある茎葉散布剤を散布する必要があります(写真11)。

    • 無人ヘリコプターやドローンによる茎葉散布剤散布 無人ヘリコプターやドローンによる茎葉散布剤散布
    • 無人ヘリコプターやドローンによる茎葉散布剤散布 無人ヘリコプターやドローンによる茎葉散布剤散布

    写真11 無人ヘリコプターや
    ドローンによる茎葉散布剤散布

④穂いもち

穂いもちは直接収量や品質に影響するため、予防散布が重要です。茎葉散布剤による穂いもちの防除適期は、一般的には穂ばらみ期と穂ぞろい期の2回散布します。なお、穂いもちが多発するおそれがある場合には、傾穂期にも追加散布を行います。予防粒剤は出穂前に水面施用し、散布後は薬効を安定させるために、4〜5日間は湛水状態を保ち、落水、かけ流しをしないようにします。

(3)抵抗性品種の利用

いもち病に対するイネ品種の抵抗性には、真性抵抗性と圃場抵抗性があります。

真性抵抗性はいもち病菌の侵入・進展を阻止する高度な抵抗性を示しますが、その抵抗性を単独で利用すると、これを侵害するレース(宿主のイネ品種に対して病原性が異なる系統のいもち病菌)が増殖し、数年でその抵抗性が崩壊することがあります。

圃場抵抗性は、菌の侵入率や伸展程度、病斑拡大を抑えて発病を少なくする量的な抵抗性で、一般に長期間に渡ってその抵抗性が安定しています。これらの抵抗性をいもち病の防除に効果的に利用すれば、農薬の散布回数を減らすことも可能です。

真性抵抗性の罹病化対策として、真性抵抗性遺伝子のみが異なり、その他の形質が類似する複数の系統を混植するマルチラインの育成・利用が進められています。マルチラインでは、一つの系統を侵すレースが発生しても他の抵抗性遺伝子を持つ系統を侵せないため、抵抗性遺伝子を単独で利用した場合より抵抗性が持続的に利用できると考えられています。これまでに、マルチラインは宮城県、新潟県や富山県で育成・利用されています。

圃場抵抗性はこれまでに、Pb1、pi2等の圃場抵抗性遺伝子が同定され、これらの遺伝子を導入した品種・系統が育成されています。圃場抵抗性が導入された品種はいもち病にはかかりますが、発病程度が軽いため、少発生の状況であれば農薬散布をかなり省略できる可能性があります。今後、このような圃場抵抗性品種のさらなる活用が期待されています。

ジクロベンチアゾクス
(商品名:ブーン)
の上手な使い方

ジクロベンチアゾクス(商品名:ブーン)の上手な使い方 ジクロベンチアゾクス(商品名:ブーン)の上手な使い方

育苗箱施用剤はその利便性だけでなく、薬剤の水田外への飛散や流出が比較的少ないため、環境に配慮した防除法といえます。ここでは新たに登場したジクロベンチアゾクス剤の使い方について紹介します。

(1)特徴

いもち病に対して直接的な抗菌作用はありませんが、植物自身が持ついもち病菌に対する防御機能を活性化する作用(病害抵抗性誘導)があります。したがって、いもち病防除剤が効きにくくなる耐性菌の発達リスクが低い薬剤になります。

(2)使用時期・処理方法

播種時(一部薬剤は播種前から)から移植当日まで幅広い時期に使用できます。播種前に薬剤を床土や覆土に混和する場合、薬剤の効果を安定させるために、処理後速やかに使用することが重要です。一方、専用の施用機を利用し、薬剤を10a当り1kg側条施用することが可能であり、様々な形態の移植栽培に対応ができます。

(3)水稲育苗後に栽培する
野菜や花き類への配慮 

育苗箱施用剤を処理する際にこぼれたり、かん水によって下の土壌に流れ出た薬剤が水稲育苗後に栽培する作物に吸収されて残留農薬基準値を超える事例や生育に影響を及ぼした事例が確認されています。そのため、施設内で薬剤を処理する時は、予め育苗施設全面に無孔シート等を敷くことやシートの継ぎ目に防水テープを貼る等、灌水した水がハウス内土壌に漏れないような工夫が必要です。また、移植当日処理する場合は育苗施設の外で処理したり、田植え同時に処理できる施用機を利用します。

Products Lineup

製品ラインナップ

ブーンゼクテラ

播種前~移植当日まで幅広い処理適期

ブーンゼクテラ

箱粒剤

いもち病、初期害虫、ウンカ類、
チョウ目害虫を総合的に防除

詳しく見る   →
ブーンパディート

播種前~移植当日まで幅広い処理適期

ブーンパディート

箱粒剤

いもち病、初期害虫、チョウ目害虫を
総合的に防除可能

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ブーンレパード

播種前~移植当日まで幅広い処理適期

ブーンレパード

箱粒剤

いもち病、紋枯病、初期害虫を
総合的に防除可能

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ブーンアレス

播種前~移植当日まで幅広い処理適期

ブーンアレス

箱粒剤

いもち病、初期害虫、ウンカ類、
チョウ目害虫を総合的に防除

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ブーンハーデス

播種時~移植当日まで幅広い処理適期

ブーンハーデス

箱粒剤

いもち病、紋枯病、初期害虫、
チョウ目害虫を総合的に防除可能

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ブーンバズSC

灌注処理で作業の省力化に貢献

ブーンバズSC

 

いもち病、初期害虫を
総合的に防除可能

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