植物の病害応答反応を増強し、
病気にかかりにくくする病害抵抗性誘導剤として作用します。
いもち病菌(分生胞子)が飛散し、稲の葉の表面に付着する。
分生胞子から発芽管が伸び始める。
発芽管の先端に付着器を形成し、侵入糸がクチクラ層、細胞壁を通って、表皮細胞内へ侵入しはじめる。
侵入細胞内で
抵抗性反応が速やかに発現する。
活性酸素、抗菌性物質の産生などの
防御反応が侵入菌糸の伸展を
阻害する。
菌糸に侵入された細胞が過敏感反応で
死ぬことにより、いもち病菌も死滅する。
表皮細胞に貫穿した侵入糸は
侵入菌糸となる
侵入菌糸は隣接する細胞を
伸展していき、広がっていく。
細胞は侵入菌糸により破壊され、
葉いもち病斑が形成される。