トビイロウンカ |
セジロウンカ |
ヒメトビウンカ |
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雌(♀) | トビイロウンカ |
トビイロウンカ
雌(♀)
|
トビイロウンカ
雄(♂) 約4.5 mm(翅が長い) |
トビイロウンカ
幼虫(中~老齢) 紡錘形(淡褐色~黒褐色) |
トビイロウンカ
主な被害 坪枯れ被害 |
雄(♂) | セジロウンカ |
約4.5 mm(翅が長い)
セジロウンカ
雌(♀)
|
セジロウンカ
雄(♂) 約4.0 mm(背面が白い) |
約3.5 mm(背面が黒い)
セジロウンカ
幼虫(中~老齢) 長い菱形(灰褐色~灰黒色) |
セジロウンカ
主な被害 イネ南方黒すじ萎縮病を媒介 |
幼虫(中~老齢) | ヒメトビウンカ |
紡錘形(淡褐色~黒褐色)
ヒメトビウンカ
雌(♀)
|
長い菱形(灰褐色~灰黒色)
ヒメトビウンカ
雄(♂) 約3.5 mm(背面が黒い) |
ヒメトビウンカ
幼虫(中~老齢) 長楕円形(黄白色~暗黒色) |
ヒメトビウンカ
主な被害 イネ縞葉枯病を媒介 |
主な被害 |
坪枯れ被害 |
イネ南方黒すじ萎縮病を媒介 |
イネ縞葉枯病を媒介 |
トビイロウンカは生息密度が低い時や若い稲の生育時期に、定住型の短翅型が高い確率で出現し、増殖を繰り返します。
増殖した虫がイネを吸汁し、吸汁害が起こります。
トビイロウンカの場合、生息密度が最も高い部分から坪状に枯れ始め、枯れ込みは次第に周辺部へと広がっていきます。
ウンカは自身では長距離を飛行してくることはできませんが、梅雨時に東シナ海で発生する南西風(下層ジェット気流)に運ばれて、およそ1日~1日半をかけて中国大陸から九州に到達します。
ウンカは自身では長距離を飛行してくることはできませんが、梅雨時に東シナ海で発生する南西風(下層ジェット気流)に運ばれて、およそ1日~1日半をかけて中国大陸から九州に到達します。
一般社団法人日本植物防疫協会では、農研機構で開発された「イネウンカ類長距離シミュレーションモデル」により予測した飛来状況を地図上に表示するシステムを作製し、同協会が運営するJPP-NETのホームページで公開しています。
毎日ウンカの発生地域で、1日2回、明け方と夕方に飛び立ったウンカが風に乗り運ばれてくる様子を2日先まで予測した動画を見ることができます。
ウンカは南西風(下層ジェット気流)に運ばれてくるため、数日先までの風や温度などの情報が含まれている気象予報データを利用することにより、 アジアのどの地域から日本のどの地域にウンカが飛来するかを予測しています。
セジロウンカとトビイロウンカは日本で越冬することができません。毎年6月から7月前半にかけて中国南部や台湾から東シナ海を越えて、西日本に飛来してきます。
ヒメトビウンカは日本国内で越冬しますが、中国大陸からも飛来してくる事が知られています。発生源での越冬後第一世代の羽化成虫が飛来するものとして、毎年5 月の中旬から15 日間程度飛来予測画像の提供を実施しています。
なお、本モデルにおいては、発生現地でのウンカの発生状況に関する情報は得られていないため、常に発生地域から一定数のウンカ(トビイロウンカ、セジロウンカ)が飛び立つと仮定して計算しています。このため、本モデルで飛来量の推定を行うことは出来ません。
水稲病害虫の防除に関する技術検討会資料
セジロウンカによって媒介されるイネ南方黒すじ萎縮病について
九州沖縄農業研究センター 松村正哉より
ゆうれい症状
ゆうれい症状
穂の出すくみ
穂の出すくみ
全国農業新聞 2023年3月17日号
6面掲載記事を一部抜粋
執筆者:藤井直哉 氏(秋田県農業試験場)
2023年版 水稲病害虫 最新の防除ポイント
詳しくはこちら
全国農業新聞 2022年3月18日号
6面掲載記事を一部抜粋
執筆者:真田 幸代氏(農研機構)
ウンカ・いもち病から水稲を守る
2022年版 ウンカ・いもち病最新の防除ポイント
詳しくはこちら
全国農業新聞 2021年3月19日号
6面掲載記事を一部抜粋
執筆者:真田 幸代氏(農研機構)
ウンカ・いもち病から水稲を守る
省力で防除できる対策のポイント
詳しくはこちら
全国農業新聞 2019年2月22日付
掲載記事を一部抜粋
執筆者:松村 正哉氏(農研機構)
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