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Vol. 8

高校生のための食育プログラム

当社は、世界の⾷料・農業を⽀える企業として未来を担う高校生の皆さんと⼀緒になって、⾷や農業に関する問題を考えるため、「高校生のための食育プログラム 食料生産に関するグループディスカッション」を実施しています。世界の人口が増加するにつれて、食料の需要が高まり、気候変動や地政学的なリスクが明らかになる中で、食料に関連する課題は人類にとって避けて通れない問題となっています。誰もが食に困ることのない世界を実現するためには、一人ひとりが「食」について考えることが重要です。当社では、本企画やその他の取り組みを通じ、安全・安心で豊かな社会の実現に貢献してまいります。

取り組み紹介

2024年6月~11月にかけて、参加校で「食料生産について考えよう~もし、農薬が世界からなくなったらどうなる?~」をテーマにグループディスカッションとレポートの作成を行っていただきました。全98グループ433名が本企画に参加し、提出されたレポートを当社事務局で審査した結果、都内の私立高校のグループのレポートが優秀賞として選出されました。2025年2月4日には、優秀賞レポートを作成した高校生を当社の化学研究所(Shimizu Innovation Park/ShIP)に招待して表彰式を開催し、会社紹介、所内の見学、質疑応答や当社役員・研究員との交流を行いました。交流会では、たくさんの質疑応答が行われ、研究や農薬についての理解をより深めていただく機会となりました。

企画詳細

目的 「食料生産」「農業」「農薬」について自ら考え、食への関心を高める
テーマ 「食料生産」について考えよう~もし、農薬が世界からなくなったらどうなる?~
流れ
  1. 参加校募集
  2. 各校でグループディスカッションを実施し、レポートにまとめ提出
  3. 当社事務局によるレポート審査
  4. レポート優秀校(グループ)を当社研究所に招待
生徒たちの様子①
生徒たちの様子②
生徒たちの様子③
生徒たちの様子④

本企画のアンケート結果
(学校の先生を対象に実施、有効回答数14件)

Q1.当企画の参加前と後で、「生徒」の「農薬」に対する意識は変わったと思いますか?

【アンケート結果】(1)変わった:回答数 12 百分率 86% (2)変わらなかった:回答数 0 百分率 0% (3)わからない:回答数 2 百分率 14% 合計:回答数 14 百分率 100%
【円グラフ】変わった 85.7% わからない 14.3%

①「変わった」を選択した理由

  • 今までは意識を向けていなかったが知って関心を持つようになった。
  • 農薬に関する知識が増えた。
  • 取り組みのために直接生産地に行き、生産者の方々からお話を伺い、当事者意識を持って議論することができていたため。
  • 必要なものであり、現在の食料生産を支えていることに気付いていた。
  • 普段考えることのない内容を考えることができたから。
  • 普段何気なく食べている食材に農薬が使われていることを知り、農薬の是非両方を知ることができた。個人の選択や日本の環境について考えが及ぶようになった。
  • 人間側からだけでなく、生物側からの視点を考えられたから。
  • 生徒たちは、農薬は適切に使えば有効であると事前に知っていたようだが、他の生徒のアンケート結果や、新たに参考にした文献を通して、さらに視野を広げたようだった。

②「わからない」を選択した理由

  • 安全だと分かっていても、無農薬と使用したものでは気持ちの面で変化はないように思う。
  • 生徒にアンケートをとったわけではないのでわからない。

Q2.当企画に参加した生徒の様子としてあてはまるものすべてにチェックをしてください。

【アンケート結果】他者の考えに触れていい刺激を受けていた:8 集団の中で自分の考えを述べることで自信をつけていた:2 対話をする中で話を発展させることでわくわくしていた:6 多様な考えを認め合うことができて団結力が強まっていた:4 農業についての知識・情報を知ることができ満足していた:7 農薬・農業・食料生産に関して興味を持つきっかけになったようだった:12 またやってみたいと言っていた:3 その他:0

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