私たちの原動力は、世代を超えて「いのちと自然を守り育てる」という創業以来の願い。持続可能な明日をつくるため、その志を継ぐ仲間が必要です。人と自然が調和する、豊かな社会を次世代に届けるため、一緒に明日を育てていきませんか。
事業紹介
事業紹介
農薬事業
私たちの足跡は、日本の農薬発展の歴史でもあります。国産農薬第一号「アソジン」の開発など画期的な技術開発を重ね、豊かで健全な農作物の生産に貢献。農薬の創製から製造・販売にいたる一体化したプロセスにより、さらなる研究の精度と製品の品質を向上させ、人類共通の食料問題の解決に挑み続けています。
化成品事業
クミアイ化学工業の第二の柱と位置づけているのが、化成品事業です。農薬開発の過程で培った製造技術を駆使して、他社農薬中間体、建築材料、電子材料など、さまざまな分野のニーズに応える化成品を生産。なかでも、建造物や高速道路の防水材など、幅広い分野で利用されるウレタン関連製品では大きなシェアを獲得しています。
数字で見るクミアイ化学工業
数字で見るクミアイ化学工業
売上推移(連結)
2010年
383億
2023年
1610億
13期連続の売上増。合併により企業としての幅が広がり、着実に成長発展を遂げています。
自社開発原体数
20
植物成長調節剤1
殺菌剤8
殺虫剤1
自社開発の原体(有効成分)を有することにより主導権を持って製品開発を行えるため、事業戦略の可能性が広がります。
設立年
1949年
設立から70年以上にわたり農薬事業に邁進。2017年からは化成品事業を第二の柱と位置づけ、成長力を強化しています。
海外売上比率
60%
積極的な海外展開に取り組んでおり、真のグローバル企業として確かな実績を築いています。(農薬関連事業2023年10月期)
研究開発費
61億8700万円
国産第一号の農薬を市場に提供して以来、研究開発型企業として躍進。新たな技術開発への投資・努力は惜しみません。(2023年度)
離職率
7.0%
新卒3年以内の離職率は7.0%。企業基盤が盤石であり、安心して働ける環境があることが私たちの強みでもあります。
(2015〜2021年新卒採用者)
職種紹介
職種紹介
理系・文系ともに、初期配属で知識と経験を蓄積。
より高度な業務へとステップアップしていきます。
「いのちと自然を守り育てる」という信念のもと、
各部門が連携しながら、豊かな社会の実現に貢献しています。
仕事内容(農薬事業)
仕事内容(農薬事業)
海外営業(欧州・アフリカ課)
2015年入社
学生時代に海外を旅した際、食料不足で困っている人々を目の当たりにした経験などから、食料の安定供給に貢献できる当社への入社を決めました。現在はアフリカ・ロシア・CIS地域の自社製品販売、普及および開発を担当。今後、著しい発展の可能性が大きいエリアを若手の私に任せてくれた会社の期待に応えるべく、強い責任感を持って仕事に取り組んでいます。
研究職(農薬研究センター)
2017年入社
大学時代は植物ホルモンを研究。化学を通じて植物の生育や形態に影響が与えられることの面白さを感じ、その知識と経験が活かせる当社に入社しました。現在はさまざまな規模の試験モデルを通し、農薬の有効成分を商品化する研究開発を行っています。当社の有効成分は海外でも高い評価を受けているため、グローバルな視点を持つことを心掛けています。
仕事内容(化成品事業)
仕事内容(化成品事業)
化学品営業本部(化成品二課)
2014年入社
当社の化成品事業は大きく分けて二つ。一つはウレタンやエポキシ樹脂に使用されるアミン硬化剤の製造・販売。もう一つは我々が担当する化成品受託業務です。顧客から新規テーマを獲得し、製造フローの開発・製造・販売を行います。困難なテーマもありますが、その課題を一つひとつクリアしていくことにやりがいを感じます。
化学品営業本部(化成品二課)
2013年入社
化成品部の扱っている仕事はスピード感があるテーマが多く、開発初期から上市まで一貫して「自分が」、「自分で」できることに「楽しさ」を感じています。二課では、営業、購買、開発、法規制への対応など一人何役もこなす柔軟さを求められます。責任が重い仕事ですが、そのぶん自分の開発品が上市され、売上という成果につながったときは大きな達成感が味わえます。
研究開発
研究開発
市場ニーズに即した独創的、高付加価値の製品開発が可能
合成・物理化学性評価
農薬の創製を目指し、生理活性を有する新規化合物の構造探索とその合成研究を行います。新規化合物の評価、製剤研究を実施し、製品化の可能性を追求します。
化学研究所(創薬研究センター)
生物評価・安全性評価・
環境影響評価
有害生物に対する薬剤の評価、人体や環境への安全性評価、薬理研究などを行います。 新たな価値、機能を有する安全性の高い製品の創造を目指します。
生物科学研究所(農薬研究センター、生命・環境研究センター)
製剤
有効成分の性能を効果的に引き出しながら、作物に対して副作用のない農薬の製剤設計の研究および合理的生産方法を研究。高い性能を持つ安全な商品を創造します。
化学研究所(製剤技術研究センター)
プロセス開発
最終的に新薬候補として選抜された有望化合物の工業化、プロセス開発を実施。医農薬中間体や高機能化学品など、有機化合物の受託合成のための研究も行っています。
化学研究所(プロセス化学研究センター)
生産設備
生産設備
製造工場
静岡にある製造工場は、小スケールから大スケールまで対応できる多くの汎用設備(マルチパーパスプラント)で、農薬原体(農薬の有効成分)の大量生産を行っています。安価・安心・高品質をキーワードに、多様な設備と独自のノウハウを駆使し、さまざまな分野でお客さまのニーズにあわせた有機合成化合物の受託合成も行っています。
廃棄物処理設備
環境保護に配慮した、大型でクリーンな廃棄物処理設備を所有しています。汚泥中に培養された好気性微生物によって、排水中の有機物を分解、除去処理する「活性汚泥処理設備」。灯油を助燃剤として有機物を含む廃水や廃油を瞬時に酸化し、H2O、CO2などの完全燃焼ガスに分解する「液体焼却処理設備」などがあります。
社会貢献
社会貢献
世界の9人に1人が慢性的な栄養不足
国連食料農業機関(FAO)が2018年に発表した「世界の食料安全保障と栄養の現状」によれば、世界では8億2100万人、世界人口の9人に1人が慢性的な栄養不足となっています。飢餓と栄養不足をなくすことは、私たちの時代に課せられた大きな社会課題の一つであり、これを解決するものとして農業の生産性向上は欠かすことができません。
クミアイ化学工業の取り組み
私たちは、「いのちと自然を守り育てる」のテーマのもと、地球規模の問題である「食料確保の安定化」および「環境の保全」に貢献できる企業を目指しています。国内はもちろん、世界の主要な農作物栽培地域の国々で使用できる農薬の研究開発・製造・販売事業を展開することで、人類共通の社会課題解決への挑戦を続けています。
グローバル展開
グローバル展開
私たちは、食料の安定確保と持続可能な農業の推進に貢献するために、積極的な海外展開に取り組んでいます。各国、地域にある当社グループの海外拠点と連携して、農薬を開発し、世界約50カ国に水稲用除草剤や畑作用除草剤を中心とした自社開発農薬を販売しています。私達がグローバルな活躍を実現できるフィールドが大きく広がっています。
拠点一覧
- 1K-I Chemical Europe SA/NV(ベルギー)
- 2PI Kumiai Private Ltd.(インド)
- 3T.J.C Chemical Co., Ltd.(タイ)
- 4Iharanikkei Chemical Co. ,Ltd.(タイ)
- 5Asiatic Agricultural Industries Pte. Ltd.
(シンガポール) - 6Shanghai Qunli Chemical Co., Ltd.(中国)
- 7Kumiai Chemical Shanghai Co., Ltd.(中国)
- 8Shanghai Liaison Office(中国)
- 9Kumika Korea Co., Ltd.(韓国)
- 10Mississippi Reseach Station(アメリカ)
- 11K-I Chemical U.S.A. Inc.(アメリカ)
- 12Iharabras S.A. Indústrias Químicas(ブラジル)
- 13K-I Chemical do Brasil Ltda.(ブラジル)
採用パンフレット
※2020年3月情報