【水稲/中・後期除草剤】
ツイゲキ1キロ粒剤
シメトリン・ピリミスルファン・フェンキノトリオン粒剤
SDS(安全データシート)
公益財団法人日本中毒情報センターへの問い合わせ方法は「一般市民向け受信相談について」をご参照ください。
登録番号 | 第24169号 [クミアイ化学工業㈱ 登録] |
---|---|
成分 | シメトリン 3.0% ピリミスルファン 0.75% フェンキノトリオン 2.5% |
性状 | 類白色細粒 |
毒性 | 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称) |
危険物 | 非該当 |
販売地域 | 全国 |
有効年限 | 5年 |
包装 | 1㎏×12袋、10㎏×1袋 |
関連動画 | 水稲用除草剤ツイゲキ技術資料動画(登録内容2020年4月) |
作用機構分類番号 (RACコード) |
|
- チラシ・技術資料関連
- その他関連情報
特長
- 湛水状態で散布する中・後期処理除草剤です。
- 初期除草剤や一発除草剤で取りこぼしたり、後発生した雑草に対して高い効果が得られます。
- ノビエ、一年生広葉雑草、多年生雑草など、幅広い雑草に効果があります。
- 花茎が抽出したホタルイ※や生育ステージの進んだクログワイやオモダカにも有効です。
※ホタルイは草丈20㎝までの登録を有していますが、効果安定のため草丈15㎝までにご使用下さい。
適用雑草と使用方法
作物名 | 適用雑草名 | 使用量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | シメトリンを含む農薬の総使用回数 | ピリミスルファンを含む農薬の総使用回数 | フェンキノトリオンを含む農薬の総使用回数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
移植水稲 | エゾノサヤヌカグサ 一年生雑草 多年生広葉雑草 アオミドロ・藻類による表層はく離 | 1kg/10a | 移植後14日(稲5葉期以降)~ノビエ4葉期(但し、収穫60日前まで) | 1回 | 湛水散布又は無人航空機による散布 | 2回以内 | 2回以内 | 2回以内 |
直播水稲 | ウリカワ オモダカ クログワイ セリ ヒルムシロ ホタルイ マツバイ ミズガヤツリ 一年生雑草 | 稲5葉期~ノビエ4葉期(但し、収穫60日前まで) |
上手な使い方

注意事項
注意事項
- 使用量に合わせ秤量し、使いきってください。
- 雑草の発生前から生育初期に有効なので、ノビエの4葉期までに、時期を失しないように散布してください。
多年生雑草は生育段階によって効果にふれが出るので、必ず適期に散布してください。
ヘラオモダカはヘラ葉1葉期まで、ホタルイは草丈20cmまで、ミズガヤツリ、ウリカワは5葉期まで、クログワイ、シズイ、コウキヤガラは草丈30cmまで、オモダカは矢尻葉4葉期まで、エゾノサヤヌカグサは4葉期まで、アオミドロ・藻類による表層はく離は発生初期まで、ヒルムシロは発生盛期まで、セリは増殖期までが散布適期です。
- オモダカ、クログワイ、コウキヤガラ、シズイに有効な前処理剤との組み合わせで使用することで、より高い効果が得られます。
- 5葉期未満の稲に対しては薬害を生じるおそれがあるため、使用をさけてください。
- 苗の植付けが均一となるように、代かきおよび植付作業はていねいにおこなってください。未熟有機物を施用した場合は、特にていねいにおこなってください。
- 散布の際は、水の出入りを止めて湛水状態のまま田面に均一に散布し、散布後3~4日間は通常の湛水状態(水深3~5cm)を保ち、散布後7日間は落水、かけ流しはしないでください。また、入水は静かにおこなってください。
- 以下のような条件下では薬害が発生するおそれがあるので使用をさけてください。
- 砂質土壌の水田および漏水田(減水深が2cm/日以上)
- 極端な浅植えの水田および浮き苗の多い水田
- 砂質土壌の水田および漏水田(減水深が2cm/日以上)
- 直播水稲に使用する場合は以下に注意してください。
- 発芽直後の稲に対して薬害を生じるおそれがあるので、適切な覆土をおこない、稲の5葉期以降に散布してください。
- 稲の根が露出した条件では薬害を生じるおそれがあるので使用をさけてください。
- 除草効果の低下と生育抑制の薬害が発生するおそれがあるので、入水後水持ちの安定した後に散布してください。
- 発芽直後の稲に対して薬害を生じるおそれがあるので、適切な覆土をおこない、稲の5葉期以降に散布してください。
- 梅雨時期等、散布後に多量の降雨が予想される場合は、除草効果が低下するおそれがあるので使用をさけてください。
- 無人航空機で散布する際は以下に注意してください。
- 散布は使用機種の使用基準に従って実施してください。
- 専用の粒剤散布装置によって湛水散布してください。
- 事前に薬剤の物理性に合せて粒剤散布装置の開度を調整してください。
- 散布薬剤の飛散によって他の植物に影響を与えないよう散布区域の選定に注意し、当該水田周辺部への飛散防止のため散布装置のインペラの回転数を調整し、ほ場の端から5m以上離してほ場内に散布してください。
- 水源池、飲料用水などに飛散、流入しないように十分注意してください。
- 散布は使用機種の使用基準に従って実施してください。
- 散布した水田の田面水を他の作物の灌水に使用しないでください。
- その殺草特性から、いぐさ、れんこん、せり、くわいなどの生育を阻害するおそれがあるので、これらの作物の生育期に隣接田で使用する場合は十分に注意してください。
- 使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意するほか、別途提供されている技術情報も参考にして使用してください。特に初めて使用する場合や異常気象の場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。
安全使用上の注意
- 眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
- 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに衣服を交換してください。
- 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
- かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
- 魚毒性等
- 水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。
- 無人航空機による散布で使用する場合は、飛散しないよう特に注意してください。
- 散布後は水管理に注意してください。
- 散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
- 水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。
- 保管…密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した場所に保管してください。