クミアイ化学工業株式会社

製品情報

【水稲・園芸/殺虫剤】
クミアイ トレボン乳剤(エトフェンプロックス乳剤)

登録番号 第17168号 [クミアイ化学工業㈱ 登録]
成分 エトフェンプロックス 20.0%
性状 淡黄色澄明可乳化油状液体
毒性 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称)
危険物 第2石油類
販売地域 全国
有効年限 5年
包装 100ml×10本×6箱、500ml×20本
作用機構分類番号(RACコード) 殺虫剤分類 3A

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特長

  • 稲のツマグロヨコバイ、ウンカ類、イネミズゾウムシ、イナゴ類、カメムシ類、イネドロオイムシに効果が高く、野菜、果樹のコナガ、シンクイムシ等のチョウ目害虫、アブラムシ類、オンシツコナジラミやコウチュウ目、アザミウマ類の防除にも有効です。
  • 速効的で、また効果の持続性に優れるため、長期間害虫の発生を抑えます。
  • 人畜に低毒性で皮膚、粘膜の刺激性が比較的少なく、鳥類に対し毒性が低い薬剤です。また、各種作物に対して薬害がほとんどなく使用できます。

適用害虫と使用方法

2024年4月24日現在
作物名適用場所適用害虫名希釈倍数使用液量使用時期本剤の使用回数使用方法エトフェンプロックスを含む農薬の総使用回数 
-イナゴ類
ウンカ類
イネドロオイムシ
ツマグロヨコバイ
1000~2000倍60~150L/10a収穫14日前まで3回以内散布3回以内 
ウンカ類300~600倍25L/10a 
カメムシ類
イネミズゾウムシ
2000倍60~150L/10a 
カメムシ類600倍25L/10a 
イネミズゾウムシ
イネドロオイムシ
ツマグロヨコバイ
300倍 
コブノメイガ1000倍60~150L/10a 
麦類アブラムシ類
ヒメトビウンカ
2000倍2回以内2回以内 
あわアワノメイガ
アワヨトウ
1000倍100~300L/10a3回以内3回以内 
きびアカスジカスミカメ 
とうもろこしアワノメイガ
アワヨトウ
ツマジロクサヨトウ
収穫7日前まで4回以内4回以内 
水田作物、畑作物(休耕田)ヨシ、オギ、ススキ、セイタカアワダチソウ等の多年生雑草が優占している休耕田カメムシ類2000倍60~150L/10a-3回以内3回以内 
かんしょ-アブラムシ類
ナカジロシタバ
ハスモンヨトウ
1000倍100~300L/10a収穫7日前まで 
さといもハスモンヨトウ収穫14日前まで 
ばれいしょアブラムシ類収穫7日前まで 
やまのいもアブラムシ類
ヤマノイモコガ
ハスモンヨトウ
収穫14日前まで 
みずいも水田オキナワイナゴモドキ100~150L/10a 
しょうが
葉しょうが
-ハスモンヨトウ100~300L/10a収穫7日前まで 
だいこんアブラムシ類
コナガ
ヨトウムシ
アオムシ
1000~2000倍収穫21日前まで 
てんさいヨトウムシ収穫14日前まで 
ねぎシロイチモジヨトウ1000倍収穫21日前まで2回以内2回以内 
豆類(種実、ただし、だいず、あずきを除く)アブラムシ類
カメムシ類
フタスジヒメハムシ
シロイチモジマダラメイガ
アズキノメイガ
マメシンクイガ
ウラナミシジミ
ハスモンヨトウ
ダイズサヤタマバエ
収穫14日前まで 
あずきアブラムシ類
カメムシ類
フタスジヒメハムシ
ノメイガ類
シロイチモジマダラメイガ
マメシンクイガ
ウラナミシジミ
ハスモンヨトウ
ダイズサヤタマバエ
 
だいずアブラムシ類
ツメクサガ
カメムシ類
フタスジヒメハムシ
シロイチモジマダラメイガ
ウコンノメイガ
アズキノメイガ
マメシンクイガ
ウラナミシジミ
ハスモンヨトウ
ダイズサヤタマバエ
 
えだまめツメクサガ
カメムシ類
フタスジヒメハムシ
シロイチモジマダラメイガ
ウコンノメイガ
マメシンクイガ
ダイズサヤタマバエ
 
ハスモンヨトウ1000~2000倍 
さやいんげんワタアブラムシ
マメノメイガ
ウラナミシジミ
1000倍収穫前日まで 
さやえんどう
実えんどう
ウラナミシジミ
ヨトウムシ
シロイチモジヨトウ
 
未成熟ささげアブラムシ類 
きゅうりアブラムシ類
コナジラミ類
3回以内3回以内 
にがうりアブラムシ類
カメムシ類
コナジラミ類
ウリノメイガ
ヨトウムシ類
 
かぼちゃコナジラミ類
ウリハムシ
 
すいかアブラムシ類
コナジラミ類
ヨトウムシ
ハスモンヨトウ
収穫3日前まで 
メロンアブラムシ類
コナジラミ類
4回以内4回以内 
トマトコナジラミ類収穫前日まで2回以内2回以内 
なすアブラムシ類1000~2000倍3回以内3回以内 
コナジラミ類1000倍 
ピーマンアブラムシ類 
ブロッコリーアオムシ1000~2000倍 
モロヘイヤアザミウマ類1000倍収穫14日前まで1回1回 
キャベツアブラムシ類
コナガ
ヨトウムシ
アオムシ
1000~2000倍収穫3日前まで3回以内3回以内 
はくさい収穫7日前まで 
あしたばアブラムシ類2000倍収穫14日前まで 
せり水田1000倍100~150L/10a収穫30日前まで2回以内2回以内 
せり(水耕栽培)ガラス室等の施設 
みつば-100~300L/10a収穫21日前まで(但し、伏せ込み栽培は伏せ込み前まで) 
レタス収穫14日前まで3回以内3回以内 
うど根株養成期(但し、収穫45日前まで)2回以内2回以内 
さといも(葉柄)ハスモンヨトウ収穫7日前まで3回以内3回以内 
ふきコナジラミ類
フキノメイガ
ヨトウムシ
収穫14日前まで 
食用ぎくアブラムシ類2000倍収穫3日前まで2回以内2回以内 
オクラアブラムシ類
カメムシ類
1000倍収穫前日まで3回以内3回以内 
じゅんさいじゅんさい田ジュンサイハムシ
マダラミズメイガ
100~150L/10a2回以内2回以内 
ほうきぎ-ホウキギツツミノガ100~300L/10a収穫30日前まで 
やまのいも(むかご)アブラムシ類
ヤマノイモコガ
ハスモンヨトウ
収穫14日前まで3回以内3回以内 
おうぎウリハムシモドキ収穫45日前まで4回以内(但し、1年間に2回以内)4回以内(但し、1年間に2回以内) 
せんきゅう収穫14日前まで3回以内3回以内 
とうきキアゲハ幼虫発生期6回以内6回以内 
採種用とうき12回以内(但し、1年間に6回以内)12回以内(但し、1年間に6回以内) 
かんきつケシキスイ類
コアオハナムグリ
200~700L/10a収穫前日まで3回以内3回以内 
チャノキイロアザミウマ2000倍 
ミカンハモグリガ1000~2000倍 
マンゴーチャノキイロアザミウマ1000倍収穫7日前まで 
カーネーション
きく
アブラムシ類2000倍100~300L/10a発生初期6回以内6回以内 
宿根かすみそうヨトウムシ- 
シロイチモジヨトウ1000倍 
トルコギキョウハスモンヨトウ 
ゆりアブラムシ類2000倍 
りんどうヒラズハナアザミウマ 
樹木類(つつじ類、ポインセチア、ソテツを除く)オビカレハ100~700L/10a幼虫発生期 
シャクトリムシ類
ケムシ類
4000倍 
ポインセチアオビカレハ2000倍 
コナジラミ類1000倍- 
シャクトリムシ類
ケムシ類
4000倍幼虫発生期 
ソテツオビカレハ2000倍 
シャクトリムシ類
ケムシ類
4000倍 
クロマダラソテツシジミ2000~4000倍 
つつじ類オビカレハ2000倍 
シャクトリムシ類
ケムシ類
4000倍 
ツツジグンバイ2000倍- 
飼料用とうもろこし(子実)アワノメイガ
アワヨトウ
ツマジロクサヨトウ
1000倍100~300L/10a収穫7日前まで4回以内4回以内 
チャノキイロアザミウマ
チャノミドリヒメヨコバイ
チャノホソガ
2000倍200~400L/10a摘採21日前まで2回以内2回以内 
たばこアブラムシ類
タバコノミハムシ
1000~2000倍25~180L/10a収穫10日前まで 
タバコガ
ヨトウムシ
2000倍 

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PDF版適用表
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注意事項

  • 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
  • 蚕に対して長期間毒性があるので、近くに桑園がある場合には絶対に桑葉にかからないようにしてください。
  • 散布器具、作業衣などは桑用と必ず区別してください。
  • ミツバチに対して影響があるので、以下のことに注意してください。
    • ミツバチ等の巣箱及びその周辺に飛散するおそれがある場合には使用しないでください。
    • 関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めてください。
  • かんきつ、茶での散布は、場合によりハダニ類が増えることがあるので注意してください。
  • ねぎのシロイチモジヨトウの防除に使用する場合は、食入前の若令幼虫期に散布してください。
  • きくのアブラムシ類への使用に当っては、一部地域のワタアブラムシでは効果が劣ることがあるので使用をさけてください。
  • 採種用とうきに使用する場合は、根部及び葉を収穫せず、種子の収穫に限ってください。
  • 水耕栽培に使用する場合、使用した施設からの廃液をかんがい水路、排水路、河川などには絶対に流さず、適切に処理してください。
  • 本田の水稲に対して希釈倍数300~600倍で散布する場合は、所定量を均一に散布できる乗用型の速度連動式地上液剤少量散布装置を使用してください。
  • 自動車などの塗装面に散布液がかかると変色するおそれがあるので、散布液がかからないように注意してください。
  • 使用に当っては使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意してください。特に適用作物群に属する作物またはその新品種に初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。

安全使用上の注意

  • 誤飲などのないよう注意してください。誤って飲み込んだ場合には吐かせないで、直ちに医師の手当を受けさせてください。使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けてください。
  • 眼に対して強い刺激性があるので、散布液調製時には保護メガネを着用して眼に入らないように注意してください。眼に入った場合には直ちに十分に水洗し、眼科医の手当てを受けてください。
  • 原液は皮ふに対して刺激性があるので皮ふに付着しないよう注意してください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
  • 使用の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。
  • 作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼・うがいをしてください。
  • 街路、公園などで使用する場合は、散布中および散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てる等配慮し、人畜などに被害を及ぼさないように注意を払ってください。
  • 魚毒性等…水産動植物(甲殻類、冷水魚)に影響を及ぼすので、河川、養殖池などに飛散、流入しないよう注意して使用してください。養殖池など周辺での使用はさけてください。なお、比較的低濃度でも魚が平衡失調を起こすおそれがあるので、十分注意してください。散布後は水管理に注意してください。使用残りの薬液が生じないように調製をおこない、使いきってください。散布器具および容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空容器、空袋などは水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
  • 保管…密栓し、火気や直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼な場所に保管してください。

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製品画像

トレボン乳剤製品写真_100ml
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トレボン乳剤製品写真_500ml
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チラシ・技術資料関連(最新の登録内容を反映していない場合がございます。)

トレボン乳剤チラシ 2443(24-10)
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その他

2024-116登録速報(240424)
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2023-152登録速報(230524)
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