使用上のポイント
1-1.【移植水稲の場合】ノビエの2.5葉期、ホタルイの2葉期までに散布してください。
ノビエの3葉期までの適用がありますが、気象条件や圃場条件により、雑草の発生時期や生育スピードが異なる場合がありますので、目安として移植時~ノビエ2.5葉期頃までの最適期に散布してください。
また、スルホニルウレア剤に感受性の低下したホタルイ類、アゼナ類、コナギ、ミゾハコベに対しては早めに、ホタルイ2.0葉期頃までに使用してください。
【標準的な使用時期】
1-2.【直播水稲の場合】稲1葉期以降、ノビエの2.5葉期、ホタルイの2葉期までに散布してください。
ただし、砂壌土条件では稲1.5葉期以降に散布してください。
直播水稲に使用する場合は、発芽直後の稲に対して薬害のおそれがあるので、適正な覆土を行い稲の1葉期以降(砂壌土では1.5葉期以降)に散布してください。また、根が露出した条件では薬害を生じるおそれがあるので使用を避けてください。
また、ノビエの3葉期までの適用がありますが、スルホニルウレア系除草剤(SU剤)抵抗性のホタルイおよびアゼナ類、ミゾハコベ等に対しては早目の処理が有効なので、ノビエ2.5葉期、ホタルイ2葉期までに散布してください。特に前年、SU抵抗性雑草が多かった圃場では、イネ1葉期以降のなるべく早い時期の散布がより効果的です。
【標準的な使用時期】
2.使用方法
- 散布前
- キャップを閉めたまま、よくボトルを振ってください。
- 散布時(手振り散布)
- キャップを開け、ボトルを振って原液を直接散布してください。ボトル1本(500ml)を25~30回振ることにより、ほぼ全量が散布できるようになっています。幅30m以下の水田では、畦畔を歩きながら約3~4m毎に1振りずつ散布してください。幅30mを超える水田では、畦畔からの散布に加え、圃場内の散布を組み合わせてください。散布時に薬剤が体にかからないように、ボトルは腰の高さより下で振り、また、風の強い時は風上から注意して散布してください。
3.水管理
- 散布前
- 水の出入りを止めて湛水状態(3~5cm)で散布してください。浅水や田面の露出した状態での散布は除草効果が劣ることがあります。
- 散布時(手振り散布)
- 湛水状態が保てるように畦畔管理をしっかり行い、田面を露出させないようにしてください。自然減水により田面が露出するようになったら、通常の水深になるまで水を入れてから水口を閉じるようにしてください。かけ流しは絶対にしないでください。また散布後に多量の降雨が予想される場合は、使用をひかえてください。降雨により田面水が流れ出し、除草効果が低下することがあります。