【園芸／殺菌剤】
クミアイペンコゼブ水和剤（マンゼブ水和剤）

登録番号	第22346号 [クミアイ化学工業㈱登録]
成分	マンゼブ　80.0％
性状	淡黄色水和性粉末　45µm以下
毒性	普通物（毒劇物に該当しないものを指していう通称）
危険物	非該当
販売地域	全国
有効年限	5年（10kg規格・20kg規格：3年）、（20kg（5kg×4水溶性内袋）規格：2年）
包装	500g×20袋、1kg×20袋、1.67kgＸ10袋、10kg×1袋、20kg×1袋、20kg（5kg×4水溶性内袋）×1袋
作用機構分類番号(RACコード)	殺虫剤分類 UN 殺菌剤分類 M3

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特長

みかん、かんきつ、ばれいしょをはじめ、各種果樹、野菜類に幅広く使用できます。また、病原菌の胞子発芽や菌糸生育を強く阻害することにより、広範囲の病害に優れた防除効果が期待できます。
みかん、かんきつでは、ミカンサビダニ、チャノキイロアザミウマに効果があり、主要病害との同時防除も可能です。
付着性、耐雨性に優れ、散布された有効成分が植物の表面を長く保護するので安定した防除効果を示します。
薬害の心配は少なく、使いやすい薬剤です。

適用病害虫と使用方法

2024年10月30日現在
作物名	適用病害虫名	希釈倍数	使用液量	使用時期	本剤の使用回数	使用方法	マンゼブを含む農薬の総使用回数
さといも	疫病	500倍	100～300L/10a	収穫7日前まで	2回以内	散布	2回以内
ばれいしょ	疫病夏疫病	400～600倍	100～300L/10a		10回以内		10回以内(但し､無人航空機散布は3回以内)
ばれいしょ	疫病	100倍	25L/10a		10回以内		10回以内(但し､無人航空機散布は3回以内)
やまのいも	炭疽病葉渋病	400～600倍	100～300L/10a	収穫21日前まで	4回以内		4回以内
てんさい	褐斑病	400～600倍	100～300L/10a		5回以内		5回以内
てんさい	褐斑病	125倍	25L/10a		5回以内		5回以内
にんじん	黒葉枯病	400～600倍	100～300L/10a	収穫7日前まで	3回以内		3回以内
たまねぎ	黒斑病灰色かび病べと病	400～600倍		収穫3日前まで	5回以内		5回以内
たまねぎ	軟腐病	400倍		収穫3日前まで
にんにく	葉枯病	400～600倍		収穫7日前まで
ねぎ	黒斑病さび病べと病	600倍		収穫14日前まで	3回以内		3回以内
だいず	紫斑病	400～600倍		収穫45日前まで
だいず	べと病	400倍		収穫45日前まで
きゅうり	褐斑病黒星病炭疽病	600倍		収穫前日まで
きゅうり	べと病	600～800倍		収穫前日まで
かぼちゃ	疫病べと病	600倍		収穫21日前まで	2回以内		2回以内
すいか	褐色腐敗病	600倍		収穫7日前まで	7回以内		7回以内
すいか	炭疽病つる枯病	400～600倍			7回以内		7回以内
ﾒﾛﾝ	つる枯病べと病	400～600倍			5回以内		5回以内
ﾄﾏﾄ	疫病葉かび病	800倍		収穫前日まで	2回以内		2回以内
ｷｬﾍﾞﾂ	べと病	400～600倍		収穫30日前まで	3回以内		3回以内
はくさい	黒斑病白斑病べと病	600倍		収穫30日前まで	1回		1回
ｱｽﾊﾟﾗｶﾞｽ(露地栽培)	褐斑病	600倍		収穫終了後(但し､秋期まで)	6回以内		6回以内
ｱｽﾊﾟﾗｶﾞｽ(露地栽培)	茎枯病斑点病	500倍		収穫終了後(但し､秋期まで)
いちご	炭疽病	600倍		仮植栽培期(但し､収穫76日前まで)
かんきつ(みかんを除く)	汚れ果症褐色腐敗病そばかす病炭疽病ﾁｬﾉｷｲﾛｱｻﾞﾐｳﾏ	600倍	200～700L/10a	収穫90日前まで	4回以内		4回以内
	黒点病小黒点病	600～800倍
	ﾐｶﾝｻﾋﾞﾀﾞﾆ	1000倍
みかん	褐色腐敗病そばかす病ﾁｬﾉｷｲﾛｱｻﾞﾐｳﾏ	400～600倍		収穫30日前まで
	黒点病	400～800倍
	小黒点病	600～800倍
	そうか病	400倍
	炭疽病	600倍
	ﾐｶﾝｻﾋﾞﾀﾞﾆ	1000倍
なし	赤星病黒星病	400～600倍			5回以内		5回以内
なし	黒斑病輪紋病	600倍			5回以内		5回以内
りんご	赤星病褐斑病黒星病黒点病すす点病すす斑病炭疽病斑点落葉病	500～600倍			3回以内		3回以内
りんご	輪紋病	500倍			3回以内		3回以内
びわ	たてぼや病	600倍		落弁期まで	2回以内		2回以内
おうとう	灰星病			収穫21日前まで	2回以内		2回以内
もも	黒星病せん孔細菌病果実赤点病			収穫21日前まで	3回以内		3回以内
ぶどう	晩腐病褐斑病黒とう病さび病べと病	1000倍		収穫45日前まで	2回以内		2回以内
ﾏﾝｺﾞｰ	炭疽病	800倍		収穫45日前まで
ｵﾘｰﾌﾞ	炭疽病	600倍		収穫90日前まで
さんしょう(果実)	さび病	600倍		最終収穫後～落葉期まで	3回以内		3回以内
かき	うどんこ病	400倍		収穫45日前まで	2回以内		2回以内
かき	炭疽病落葉病	400～800倍		収穫45日前まで	2回以内		2回以内
樹木類	炭疽病斑点症(ｼｭｰﾄﾞｻｰｺｽﾎﾟﾗ菌)	600倍		発病初期	4回以内		4回以内
樹木類	枝枯細菌病	600倍		新梢伸長期～発病初期	4回以内		4回以内

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PDF版適用表

注意事項

使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
てんさいに対して希釈倍数125倍、ばれいしょに対して希釈倍数100倍で散布する場合は、少量散布に適合したノズルを装着した乗用型の速度連動式地上液剤散布装置を使用してください。
水溶性内袋入りの製剤を使用する場合には、次の事項に注意してください。
- 内袋は濡れた手で触れないでください。
- 外装の開封後は、一度に使いきってください。やむを得ず保管する場合でも、できるだけ速やかに使いきってください。
- 薬液の調製は容器内に所定量の水の3分の1入れた後、必要量の内袋を開封せずにそのまま容器内に投入してください。その後、よく攪拌しながら容器内に水を定量まで加えてください。
石灰硫黄合剤、ボルドー液との混用はさけてください。
マンゴーに使用する場合、果実に汚れを生じるおそれがあるので着色期以降の散布はさけてください。
おうとうに使用する場合、果実肥大期以降の散布は果実に汚れを生じるおそれがあるので注意してください。
ボルドー液との7日以内の近接散布は薬害を生じるおそれがあるのでさけてください。
蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
極端な高温多湿条件下では、軟弱幼苗に薬害のでるおそれがあるので注意してください。
散布量は、対象作物の生育段階、栽培形態及び散布方法に合わせ調節してください。
適用作物群に属する作物またはその新品種に初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。

安全使用上の注意

眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けてください。
皮ふに対して弱い刺激性があるので皮ふに付着しないよう注意してください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
散布の際は農薬用マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用するとともに保護クリームを使用してください。作業後は直ちに身体を洗い流し、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換してください。
作業時に着用していた衣服などは他のものとは分けて洗濯してください。
かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにし、施用した作物との接触はさけてください。
夏期高温時の使用はさけてください。
街路、公園などで使用する場合は、散布中および散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜などに被害を及ぼさないよう注意してください。
魚毒性等…水産動植物(藻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池などに飛散、流入しないよう注意して使用してください。使用残りの薬液が生じないように調製をおこない、使いきってください。散布器具および容器の洗浄水は、河川などに流さないでください。また空容器、空袋などは水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。　
保管…密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した場所に保管してください(高温下および湿気を吸うと分解して効力が低下します)。水溶性フィルムで包装した製剤は、吸湿性があるので湿気には十分注意し、使い残りは開封口を密封して保管してください。