【園芸/殺虫剤】
ランネート45DF
メソミル水和剤
SDS(安全データシート)
公益財団法人日本中毒情報センターへの問い合わせ方法は「一般市民向け受信相談について」をご参照ください。
登録番号 | 第20863号 [宇都宮化成工業㈱ 登録] |
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成分 | メソミル 45.0% |
性状 | 青色水和性微粒及び細粒 |
毒性 | 劇物 |
危険物 | 非該当 |
販売地域 | 全国(メーカーの販売は終了しました) |
有効年限 | 4年(製品の最終有効年月は2026年10月) |
包装 | 100g×30袋×4箱、500g×24本 |
作用機構分類番号 (RACコード) |
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- チラシ・技術資料関連
- その他関連情報
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特長
- カーバメート殺虫剤で、速効性に優れオオタバコガ、ハスモンヨトウ等のチョウ目害虫、アブラムシ類、アザミウマ類に対し高い効果を示します。
- 新しいDF製剤により、一段と粉立ちが抑えられ、薬液調製時の安全性が高まりました。
適用害虫と使用方法
作物名 | 適用害虫名 | 希釈倍数 | 使用液量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | メソミルを含む農薬の総使用回数 |
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かぶ | アブラムシ類 アオムシ | 1000倍 | 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2回以内 | 散布 | 2回以内 |
キャベツ | アブラムシ類 タマナギンウワバ コナガ ヨトウムシ ハスモンヨトウ アオムシ | 1000~2000倍 | 収穫14日前まで | 3回以内 | 3回以内 | ||
だいこん | アブラムシ類 コナガ ハイマダラノメイガ アオムシ | 収穫21日前まで | 2回以内 | 2回以内(但し、は種時の土壌混和は1回以内) | |||
はくさい | アブラムシ類 コナガ ヨトウムシ アオムシ | 収穫14日前まで | |||||
カリフラワー | アブラムシ類 ヨトウムシ | 1000倍 | 収穫7日前まで | 2回以内 | |||
ブロッコリー | アブラムシ類 | 1000~2000倍 | |||||
ヨトウムシ | 1000倍 | ||||||
こまつな | アブラムシ類 | 収穫14日前まで | 3回以内 | 3回以内 | |||
チンゲンサイ | 2回以内 | 2回以内 | |||||
かぼちゃ | ワタアブラムシ | 収穫前日まで | 3回以内 | 3回以内 | |||
ピーマン(露地栽培) | タバコガ ハスモンヨトウ | 1000~2000倍 | 収穫開始14日前まで | 4回以内 | 4回以内 | ||
えだまめ | ツメクサガ カメムシ類 シロイチモジマダラメイガ マメシンクイガ ハスモンヨトウ | 収穫7日前まで | 3回以内 | 3回以内 | |||
アスパラガス | ネギアザミウマ | 1000倍 | 収穫前日まで | 1回 | 2回以内(但し、散布は1回以内、灌注は1回以内) | ||
ネギアザミウマ ナメクジ類 | 1~3L/㎡ | 収穫3日前まで | 灌注 | ||||
いちご | コガネムシ類幼虫 | 1000~2000倍 | 2~3L/㎡ | 移植活着後(育苗期) | 4回以内 | 4回以内 | |
イチゴメセンチュウ イチゴセンチュウ | 1000倍 | 100~300L/10a | 定植後生育初期 | 散布 | |||
育苗期 | |||||||
イチゴネグサレセンチュウ | 1000~2000倍 | 1~2L/㎡ | 移植活着後(育苗期) | 灌注 | |||
ごぼう | アブラムシ類 | 1000倍 | 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2回以内 | 散布 | 2回以内 |
しょうが | ハスモンヨトウ | 1000~2000倍 | 4回以内 | 4回以内 | |||
食用ゆり | クロバネキノコバエ類 | 500倍 | - | 植付前 | 1回 | 30分間種球浸漬 | 1回 |
たまねぎ | ネギアザミウマ | 1000~2000倍 | 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 4回以内 | 散布 | 4回以内 |
にら | ネギアザミウマ ネダニ類 クロバネキノコバエ類 | 1000倍 | 1L/㎡ | 収穫21日前まで | 2回以内 | 灌注 | 2回以内 |
にんじん | アブラムシ類 ヨトウムシ ハスモンヨトウ クロバネキノコバエ類 | 100~300L/10a | 収穫前日まで | 散布 | 2回以内(但し、は種前の土壌混和は1回以内) | ||
ほうれんそう | アブラムシ類 | 収穫14日前まで | 4回以内 | 4回以内 | |||
ミナミキイロアザミウマ ヨトウムシ | 1000~2000倍 | ||||||
らっきょう | ネダニ類 | 1000倍 | 1L/㎡ | 収穫21日前まで | 2回以内 | 灌注 | 2回以内 |
ねぎ | ネギアザミウマ クロバネキノコバエ類 | 1000~2000倍 | 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 4回以内 | 散布 | 4回以内 |
シロイチモジヨトウ | 1000倍 | ||||||
レタス | アブラムシ類 ヨトウムシ | 1000~2000倍 | 収穫21日前まで | 2回以内 | 2回以内(但し、植付時の土壌混和は1回以内) | ||
ナメクジ類 オオタバコガ | 1000倍 | ||||||
セルリー | アブラムシ類 ヨトウムシ ハスモンヨトウ | 収穫30日前まで | 2回以内 | ||||
パセリ | アブラムシ類 | 2000倍 | 1回 | 1回 | |||
サラダ菜 | アブラムシ類 ヨトウムシ | 1000~2000倍 | 収穫21日前まで | 2回以内 | 2回以内 | ||
オオタバコガ | 1000倍 | ||||||
だいず | ツメクサガ カメムシ類 シロイチモジマダラメイガ マメシンクイガ ハスモンヨトウ | 1000~2000倍 | 収穫14日前まで | 4回以内 | 4回以内 | ||
かんしょ | ナカジロシタバ ハスモンヨトウ | 収穫7日前まで | 5回以内 | 5回以内 | |||
ばれいしょ | アブラムシ類 | ||||||
ニジュウヤホシテントウ ナストビハムシ ジャガイモガ | 1000倍 | ||||||
茶 | チャトゲコナジラミ ハスモンヨトウ | 200~400L/10a | 摘採21日前まで | 2回以内 | 2回以内 | ||
チャノキイロアザミウマ ツマグロアオカスミカメ | 1000~2000倍 | ||||||
コカクモンハマキ チャハマキ ミドリヒメヨコバイ チャノホソガ | 1000~1500倍 | ||||||
てんさい | トビハムシ ヨトウムシ | 1000~2000倍 | 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 5回以内 | 5回以内 | |
たばこ | タバコガ ヨトウムシ ハスモンヨトウ | 25~180L/10a | 収穫10日前まで | 2回以内 | 2回以内 |
注意事項
注意事項
- 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
- 石灰硫黄合剤、ボルドー液などアルカリ性薬剤との混用はさけてください。
- はくさいに使用する場合は、定植後20日以内では薬害のおそれがあるので使用しないでください。また、定植後20日頃に使用する場合は、低濃度(2,000倍)で使用してください。
- ジャガイモガに対しては、潜葉幼虫を対象に使用してください。
- イチゴネグサレセンチュウ防除の場合、仮植床において苗の移植活着後に7~10日間隔で2~3回ジョロ等で灌注してください。
- ミナミキイロアザミウマの防除に使用する場合、生息密度が高まると効果が劣るので、初発生を見たら直ちに散布してください。なお、ミナミキイロアザミウマは繁殖が早いので、散布はかけ残しのないよう丁寧におこなってください。
- ねぎのシロイチモジヨトウの防除に使用する場合は、食入前の若齢幼虫期に散布してください。
- 散布液の漂流飛散による危害を防止するため、特に水田転換作の大豆などに散布する場合は、フォームスプレー(泡散布)することをお勧めします。
- 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
- ミツバチに対して影響があるので、以下のことに注意してください。
- ミツバチの巣箱及びその周辺にかからないようにしてください。
- 関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めましょう。
- ミツバチの巣箱及びその周辺にかからないようにしてください。
- 使用にあたっては、危害防止のため使用条件などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。
安全使用上の注意
- 医薬用外劇物です。取扱いには十分注意してください。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当てを受けさせてください。
- 作業中に、粉末や噴霧を吸い込んだ場合は、薬剤にさらされない場所に移し、安静にしてください。薬液を多量に浴びたときには、衣服を脱ぎ、皮ふ・眼をよく洗ってください。また、身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当てを受けてください。
- 中毒に対しては、硫酸アトロピン製剤の投与が有効であると報告されています。呼吸が困難な場合は気道を確保してください。口移し人工呼吸はおこなわないでください。
- 眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合は直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けてください。
- 散布液調製時および散布の際は、防護マスク、保護メガネ、不浸透性手袋、不浸透性防除衣などを着用してください。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼するとともにうがいをしてください。
- 散布にあたっては危害防止のため、胸の高さ以下の作物に対して下に向けて散布することとし、作物が胸の高さを超える場合は絶対に散布しないでください。特にたばこでは、草丈が腰の高さの時までに散布してください。
- 施設内において灌注処理をおこなう場合は、出入り口、天窓、側窓などを開け、適宜、通気を確保して作業をおこなってください。
- 灌注処理にあたってはハス口状ノズルを使用してください。また、危害防止のためハス口状ノズルを腰より下にして地面に向けて灌注してください。
- 被覆中の茶園や施設内など、噴霧のこもりやすい場所での散布はおこなわないでください。
- 高温多湿時の長時間作業および疲労時の使用はさけてください。
- 魚毒性等…水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池などに飛散、流入しないよう注意して使用してください。使用残りの薬液が生じないように調製をおこない、使いきってください。散布器具および容器の洗浄水は、河川などに流さないでください。また、空容器、空袋などは水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
- 保管…密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した所にカギをかけて保管してください。盗難・紛失の際は、警察に届け出てください。