【園芸/殺菌剤】
グリーンペンコゼブ水和剤
マンゼブ水和剤
SDS(安全データシート)
公益財団法人日本中毒情報センターへの問い合わせ方法は「一般市民向け受信相談について」をご参照ください。
登録番号 | 第22348号 [㈱理研グリーン 登録] |
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成分 | マンゼブ 80.0% |
性状 | 淡黄緑色水和性粉末 45µm以下 |
毒性 | 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称) |
危険物 | 非該当 |
販売地域 | 北海道限定 |
有効年限 | 4年(10kg規格:3年) |
包装 | 1kg×20袋、2kg×10袋、10kg×1袋 |
作用機構分類番号 (RACコード) |
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- チラシ・技術資料関連
- その他関連情報
「チラシ・技術資料関連」はありません。
特長
- 予防効果が高く、付着性・耐雨性に優れているので、各種病害に安定した防除効果を示します。
- 病原菌のエネルギー代謝系を幅広く阻害するので、耐性菌発達の可能性が少ない薬剤です。
- 製剤特性に優れ、多くの殺虫・殺菌剤と混用ができます。
適用害虫と使用方法
作物名 | 適用病害名 | 希釈倍数 | 使用液量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | マンゼブを含む農薬の総使用回数 |
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ばれいしょ | 疫病 夏疫病 | 400~600倍 | 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 10回以内 | 散布 | 10回以内(但し、無人航空機散布は3回以内) |
疫病 | 100倍 | 25L/10a | |||||
てんさい | 褐斑病 | 400~600倍 | 100~300L/10a | 収穫21日前まで | 5回以内 | 5回以内 | |
125倍 | 25L/10a | ||||||
にんじん | 黒葉枯病 | 400~600倍 | 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 3回以内 | 3回以内 | |
たまねぎ | 黒斑病 灰色かび病 べと病 | 収穫3日前まで | 5回以内 | 5回以内 | |||
軟腐病 | 400倍 | ||||||
ねぎ | 黒斑病 さび病 べと病 | 600倍 | 収穫14日前まで | 3回以内 | 3回以内 | ||
あずき | さび病 | 400倍 | 収穫30日前まで | ||||
だいず | 紫斑病 | 400~600倍 | 収穫45日前まで | ||||
べと病 | 400倍 | ||||||
きゅうり | 褐斑病 黒星病 炭疽病 | 600倍 | 収穫前日まで | ||||
べと病 | 600~800倍 | ||||||
かぼちゃ | 疫病 べと病 | 600倍 | 収穫21日前まで | 2回以内 | 2回以内 | ||
すいか | 褐色腐敗病 | 収穫7日前まで | 7回以内 | 7回以内 | |||
炭疽病 つる枯病 | 400~600倍 | ||||||
メロン | つる枯病 べと病 | 5回以内 | 5回以内 | ||||
キャベツ | べと病 | 収穫30日前まで | 3回以内 | 3回以内 | |||
はくさい | 黒斑病 白斑病 べと病 | 600倍 | 1回 | 1回 | |||
アスパラガス(露地栽培) | 茎枯病 斑点病 | 500倍 | 収穫終了後(但し、秋期まで) | 6回以内 | 6回以内 |
防除の作用特性
付着性に優れ散布された有効成分が浸透移行せず、植物の表面上に残存することにより病原菌の感染を強く阻害します。発病初期からの予防的な散布が特性を生かした使用方法です。
注意事項
注意事項
- 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
- てんさいに対して希釈倍数125倍、ばれいしょに対して希釈倍数100倍で散布する場合は、少量散布に適合したノズルを装着した乗用型の地上液剤散布装置を使用してください。
- 石灰硫黄合剤、ボルドー液との混用はさけてください。
- ボルドー液との7日以内の近接散布は、薬害を生じるおそれがあるのでさけてください。
- 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
- 極端な高温多湿条件下では、軟弱幼苗に薬害を生じるおそれがあるので注意してください。
- 散布量は対象作物の生育段階、栽培形態および散布方法に合わせて調節してください。
安全使用上の注意
- 眼に対して弱い刺激性があるので眼に入らないように注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗してください。
- 散布の際は農薬用マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用するとともに保護クリームを使用してください。作業後は直ちに身体を洗い流し、うがいをするとともに衣服を交換してください。
- 作業時に着用していた衣服などは他のものとは分けて洗濯してください。
- かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにし、施用した作物などとの接触をさけてください。
- 夏期高温時の使用はさけてください。
- 魚毒性等…水産動植物(藻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖地などに飛散、流入しないよう注意して使用してください。使用残りの薬液が生じないよう調製をおこない、使いきってください。散布器具及び容器の洗浄水は河川などに流さないでください。また、空容器、空袋などは水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
- 保管…密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した場所に保管してください(高温下および湿気を吸うと分解して効力が低下します)。