【水稲/殺菌剤】
ブーン粒剤
ジクロベンチアゾクス粒剤
SDS(安全データシート)
公益財団法人日本中毒情報センターへの問い合わせ方法は「一般市民向け受信相談について」をご参照ください。
登録番号 | 第24926号 [クミアイ化学工業株式会社 登録] |
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成分 | ジクロベンチアゾクス 2.0% |
性状 | 類白色~淡褐色細粒 |
毒性 | 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称) |
危険物 | 非該当 |
販売地域 | 全国 |
有効年限 | 5年 |
包装 | 1kg×12袋、10kg×1袋 |
作用機構分類番号 (RACコード) |
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- チラシ・技術資料関連
- その他関連情報
「その他関連情報」はありません。
特長
- 新規の抵抗性誘導剤ブーン®(一般名:ジクロベンチアゾクス)を配合し、いもち病に高い防除効果を示します。
- 育苗箱処理だけでなく、本田への湛水散布も可能です。
- は種前から葉いもちの初発前まで幅広い時期に使用できます。
- 優れた浸透移行性と長い残効性を有しています。
適用病害と使用方法
作物名 | 適用病害虫 | 使用量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | ジクロベンチアゾクスを含む農薬の総使用回数 |
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稲 | いもち病 | 1kg/10a | 収穫30日前まで | 2回以内 | 散布 | 3回以内(但し、移植時までの処理は1回以内、本田での散布は2回以内) |
稲(箱育苗) | いもち病 白葉枯病 内穎褐変病 穂枯れ(ごま葉枯病菌) もみ枯細菌病 | 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り50g | 移植当日 | 1回 | 育苗箱の上から均一に散布する。 | |
いもち病 苗立枯細菌病 苗腐敗症(もみ枯細菌病菌) | は種時(覆土前) | |||||
いもち病 | は種前 | 育苗箱の床土又は覆土に均一に混和する | ||||
苗立枯細菌病 苗腐敗症(もみ枯細菌病菌) | 育苗箱の覆土に均一に混和する |
注意事項
注意事項
- 使用量に合わせ秤量し、使いきってください。
- 育苗箱施用の際は以下に注意してください。
- 床土または覆土に混和処理する場合、処理後速やかに使用してください。また、処理した床土または覆土を放置しないでください。
- 所定量を育苗箱中の苗の上から均一に散布してください。なお、葉に付着した薬剤は軽く払い落としてください。
- 苗を田植機にのせる際、育苗箱の土壌表面が乾燥している場合は薬剤が落下するおそれがあるため、散布後に葉に付着した薬剤を払い落とした後軽く灌水してください。
- 軟弱徒長苗、むれ苗または苗の生育が不良な場合には、薬害を生じるおそれがあるので注意してください。
- 本田の整地が不均整な場合は薬害を生じやすいので、代かきはていねいに行い、移植後に田面が露出しないように注意してください。
- きく等の他作物に影響を及ぼす場合があるので、薬剤が育苗箱からこぼれ落ちないように処理を行ってください。また、土壌全面に不透水性無孔シートを敷くなど、薬剤処理後の灌水による土壌への浸透をさけてください。
- 床土または覆土に混和処理する場合、処理後速やかに使用してください。また、処理した床土または覆土を放置しないでください。
- 本田施用の際は以下に注意してください。
- いもち病の発病前に予防的に散布してください。
- 散布に当っては、湛水状態(水深3~5cm)で均一に散布し、特に、藻類、表層剥離などの水面浮遊物が多い場合は、拡散が不十分になるおそれがあるため、ていねいに散布してください。また、散布後少なくとも4~5日間は湛水状態を保ち、田面を露出させず、散布後7日間は落水及びかけ流しをしないでください。
- いもち病の発病前に予防的に散布してください。
- 無人航空機で散布する際は以下に注意してください。
- 散布は使用機種の使用基準に従って実施してください。
- 専用の粒剤散布装置によって湛水散布してください。
- 事前に薬剤の物理性に合わせて粒剤散布装置の開度を調整してください。
- 散布薬剤の飛散によって他の植物に影響を与えないよう散布区域の選定に注意し、当該水田周辺部への飛散防止のため散布装置のインペラの回転数を調整し、ほ場の端から5m以上離してほ場内に散布してください。
- 水源池、飲料用水などに飛散、流入しないように十分注意してください。
- 散布は使用機種の使用基準に従って実施してください。
- いぐさ栽培予定水田では使用しないでください。また、処理した水田、処理した稲苗を移植した水田及び隣接した水田ではいぐさを栽培しないでください。
- 使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。
安全使用上の注意
- 眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください
- 使用の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。
作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに衣服を交換してください。
- 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
- かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
- 保管…直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管してください。