【水稲/殺虫・殺菌剤】
ブーンアレス箱粒剤
オキサゾスルフィル・ジクロベンチアゾクス粒剤
SDS(安全データシート)
公益財団法人日本中毒情報センターへの問い合わせ方法は「一般市民向け受信相談について」をご参照ください。
登録番号 | 第24517号 [クミアイ化学工業㈱ 登録] |
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成分 | オキサゾスルフィル 2.0% ジクロベンチアゾクス 2.0% |
性状 | 類白色~淡褐色細粒 |
毒性 | 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称) |
危険物 | 非該当 |
販売地域 | 全国 |
有効年限 | 5年 |
包装 | 1㎏×12袋、10㎏×1袋、40㎏(20㎏×2箱)×1(40㎏規格は受注生産) |
作用機構分類番号 (RACコード) |
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- チラシ・技術資料関連
- その他関連情報
特長
- 新規の抵抗性誘導剤ブーンⓇ(一般名:ジクロベンチアゾクス)を配合
ブーンⓇは植物の病害応答反応を増強して病気にかかりにくくする病害抵抗性誘導剤として作用し、いもち病に高い効果を示します。
- 新規殺虫剤アレスⓇ(一般名:オキサゾスルフィル)を配合
アレスⓇは新規の骨格を持つ殺虫剤成分です。1成分でウンカ類、初期害虫、チョウ目害虫と幅広く効果を発揮し、既存薬剤に抵抗性を発達させたウンカ類へも高い効果を示します。
- 播種時覆土前~移植当日まで幅広い処理時期
水稲に対する安全性が高く、効果の持続性も長いため1製剤で播種時(覆土前)~移植当日まで幅広い処理時期に対応できます。
適用病害虫と使用方法
作物名 | 適用病害虫 | 使用量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | オキサゾスルフィルを含む農薬の総使用回数 | ジクロベンチアゾクスを含む農薬の総使用回数 |
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稲 | いもち病 ウンカ類 イネミズゾウムシ イネドロオイムシ コブノメイガ | 1kg/10a | 移植時 | 1回 | 側条施用 | 1回 | 3回以内(但し、移植時までの処理は1回以内、本田での散布は2回以内) |
稲(箱育苗) | いもち病 白葉枯病 内穎褐変病 穂枯れ(ごま葉枯病菌) もみ枯細菌病 イナゴ類 ウンカ類 イネミズゾウムシ イネドロオイムシ コブノメイガ ニカメイチュウ フタオビコヤガ ツマグロヨコバイ イネツトムシ | 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り50g | は種時(覆土前)~移植当日 | 育苗箱の上から均一に散布する。 | |||
高密度には種する場合は1kg/10a(育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り50~100g) | |||||||
いもち病 白葉枯病 内穎褐変病 苗立枯細菌病 苗腐敗症(もみ枯細菌病菌) 穂枯れ(ごま葉枯病菌) もみ枯細菌病 イナゴ類 ウンカ類 イネミズゾウムシ イネドロオイムシ コブノメイガ ニカメイチュウ フタオビコヤガ ツマグロヨコバイ イネツトムシ | 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り50g | は種前 | 育苗箱の床土又は覆土に均一に混和する | ||||
苗立枯細菌病 苗腐敗症(もみ枯細菌病菌) | 高密度には種する場合は1kg/10a(育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り50~100g) | は種時(覆土前) | 育苗箱の上から均一に散布する。 | ||||
育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り50g | |||||||
イネカラバエ イネヒメハモグリバエ | 高密度には種する場合は1kg/10a(育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り50~100g) | 移植当日 | |||||
育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り50g |
注意事項
注意事項
- 所定量を育苗箱中の苗の上から均一に散布してください。なお、葉に付着した薬剤は軽く払い落としてください。
- 苗を田植え機にのせる際、育苗箱の土壌表面が乾燥している場合は薬剤が落下するおそれがあるため、散布後に葉に付着した薬剤を払い落とした後軽く灌水してください。
- 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当りに乾籾として200から300g程度を高密度には種する場合は、10a当りの育苗箱数に応じて、使用量が1kg/10aまでとなるよう、育苗箱1箱当りの薬量を50から100gまでの範囲で調整してください。
- 軟弱徒長苗、むれ苗または苗の生育が不良な場合には、薬害を生じるおそれがあるので注意してください。
- 本田の整地が不均整な場合は、薬害を生じやすいので代かきはていねいにおこない、移植後田面が露出したりしないように注意してください。
- いぐさ栽培予定水田では使用しないでください。また、処理した稲苗を移植した水田及び隣接した水田ではいぐさを栽培しないでください。
- きく等の他作物に影響を及ぼす場合があるので、薬剤が育苗箱からこぼれ落ちないように散布してください。また、土壌全面に不透水性無孔シートを敷くなど薬剤処理後の灌水による土壌への浸透をさけてください。
- 使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。
安全使用上の注意
- 眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
- 使用の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに衣服を交換してください。
- 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
- かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
- 魚毒性等…水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に流入しないよう水管理に注意してください。
- 保管…密封し、直射日光をさけ、冷涼・乾燥した場所に保管してください。