クミアイ化学工業株式会社

製品情報

【園芸/殺菌剤】
クミアイ ベフラン液剤25(イミノクタジン酢酸塩液剤)

登録番号 第15649号 [クミアイ化学工業㈱ 登録]
成分 イミノクタジン酢酸塩 25.0%
性状 淡黄色澄明水溶性液体
毒性 劇物
危険物 非該当
販売地域 全国
有効年限 5年
包装 500ml×20本
作用機構分類番号(RACコード) 殺菌剤分類 M7

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特長

  • グアニジン系の殺菌剤で広い抗菌スペクトラムと優れた予防・保護効果を有しています。
  • 特異な殺菌力を有しているため、各種耐性菌にも有効で他剤と異なり休眠期の散布で高い防除効果を発揮します。

適用病害と使用方法

2020年6月18日現在
作物名適用病害名希釈倍数使用液量使用時期本剤の使用回数使用方法イミノクタジンを含む農薬の総使用回数 
麦類(小麦を除く)網斑病
条斑病
なまぐさ黒穂病
斑葉病
紅色雪腐病
ふ枯病
原液乾燥種子1kg当り3~5mlは種前1回種子吹き付け処理又は塗沫処理3回以内(但し、種子への処理は1回以内、散布は2回以内、出穂期以降は1回以内)  
なまぐさ黒穂病1000~2000倍-10~30分間種子浸漬 
斑葉病250~500倍 
雪腐大粒菌核病
紅色雪腐病
1000倍60~150L/10a根雪前2回以内散布 
紅色雪腐病5倍 乾燥種子1kg当り15~25ml は種前1回塗沫処理 
10倍 乾燥種子1kg当り30~50ml  
小麦赤かび病1000~2000倍60~150L/10a収穫14日前まで3回以内(但し、出穂期以降は1回以内)散布4回以内(但し、種子への処理は1回以内、散布及び無人航空機散布は合計3回以内、出穂期以降は1回以内) 
うどんこ病
葉枯症
1000倍 
条斑病
なまぐさ黒穂病
紅色雪腐病
ふ枯病
原液乾燥種子1kg当り3~5mlは種前1回種子吹き付け処理又は塗沫処理 
なまぐさ黒穂病1000~2000倍-10~30分間種子浸漬 
雪腐大粒菌核病
紅色雪腐病
1000倍60~150L/10a根雪前3回以内(但し、出穂期以降は1回以内)散布 
紅色雪腐病250倍25L/10a 
5倍乾燥種子1kg当り15~25mlは種前1回塗沫処理 
10倍乾燥種子1kg当り30~50ml 
アスパラガス茎枯病1000倍100~300L/10a収穫終了後(冬期まで)5回以内散布5回以内 
かんきつ(みかん、ゆずを除く)貯蔵病害(青かび病)
貯蔵病害(緑かび病)
2000~3000倍200~700L/10a収穫前日まで2回以内2回以内 
貯蔵病害(白かび病)
貯蔵病害(黒腐病)
貯蔵病害(すす斑病)
2000倍 
みかん貯蔵病害(青かび病)
貯蔵病害(緑かび病)
2000~3000倍3回以内3回以内 
貯蔵病害(白かび病)
貯蔵病害(黒腐病)
貯蔵病害(すす斑病)
2000倍 
ゆず貯蔵病害(青かび病)
貯蔵病害(緑かび病)
2000~3000倍2回以内2回以内 
貯蔵病害(白かび病)
貯蔵病害(黒腐病)
幹腐病
貯蔵病害(すす斑病)
2000倍 
なし黒星病1000倍収穫後~休眠期1回5回以内(但し、塗布剤は2回以内、液剤は1回以内) 
黒斑病250倍休眠期 
りんごうどんこ病
黒星病
腐らん病
モニリア病
1000倍展葉期6回以内(但し、開花期以降散布は3回以内)8回以内(但し、液剤及び水和剤は合計6回以内(開花期以降は3回以内)、塗布剤は2回以内) 
褐斑病
すす点病
すす斑病
斑点落葉病
輪紋病
1500~2000倍収穫前日まで 
黒星病1500倍 
腐らん病500~1000倍休眠期 
紫紋羽病250倍-苗木植付前-根部浸漬 
マルメロ
かりん
腐らん病1500倍200~700L/10a展葉期4回以内(但し、開花期以降散布は3回以内)散布4回以内(但し、開花期以降は3回以内) 
もも縮葉病250~500倍休眠期1回3回以内(但し、休眠期は1回以内) 
ぶどう晩腐病3回以内(但し、休眠期は1回以内、生育期は2回以内) 
褐斑病
つる割病
250倍 
黒とう病250倍 休眠期 1回  
1000倍 収穫60日前まで 2回以内  
枝膨病1000倍収穫60日前まで2回以内 
りんどう黒斑病
葉枯病
花腐菌核病
1500倍100~700L/10a-8回以内8回以内 
 
 

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PDF版適用表
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使用上のポイント

りんご、腐らん病
発病は胴腐らん、枝腐らん、ともに3~5月に集中するが、病原菌は前年の剪定痕、先枯れ、果台等より侵入しています。
初冬の降雪前、早春の萌芽前に散布することにより病原菌の侵入、病気の進展を阻止します。
ぶどう、晩腐病
病原菌は枝や穂梗、巻きひげなどで越冬するので春先の萌芽前に散布することにより病原菌の密度を下げるとともに生育期の発病を阻止します。

注意事項

  • 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
  • 他のイミノクタジンを含む農薬の使用回数と合わせ、総使用回数の範囲内で使用してください。
  • ボルドー液とは沈殿を生じるので混用はしないでください。
  • 麦類の種子消毒の場合、吹付け処理は、専用の種子消毒機を使用し、薬液が種子に均一に付着するようにしてください。また、塗沫処理の場合は適当な容器内で種子をかき混ぜながら薬液を滴下するなどして、種子に均一に薬液を付着させてください。
  • 小麦に対して希釈倍数250倍で使用する場合は、少量散布に適合したノズルを装着した乗用型の速度連動式地上液剤散布装置を用いて均一に散布してください。
  • りんごに使用する際の注意事項
    • 芽出し2週間過ぎから落花後40日頃までは、さび果、花そうでの軽微な不整葉を生じることがあるので、この時期の散布はさけてください。
    • 展葉期に使用する場合、この時期の西洋なしには薬害を生じるおそれがあるので、近接している場合にはかからないように注意してください。
    • 紫紋羽病に使用する場合、苗木発芽後の処理では展葉を阻害する傾向があるので発芽後の使用はさけてください。また、苗木根部に付着した土壌をできるだけ除去したのちに処理してください。
  • アスパラに使用する際の注意事項
    • 若茎に薬液が付着すると茎が曲がることがあるので留意してください。なお、このことによる株養成への影響は見られていません。
    • 夏期高温時の散布では針葉(擬葉)が白化することがあるので使用濃度を守り、朝夕に散布してください。
  • 日本なし、もも、うめ等の果樹、いね、きゅうり、あぶらな科作物、豆類には、葉に薬害を生じることがあるのでかからないように注意して散布してください。
  • かんきつの施設栽培で果実の着色終了前に使用する場合、果実に着色むらを生じるおそれがあるので、降雨時などの極端な多湿条件下での散布はさけてください。
  • ぶどう晩腐病(休眠期散布)の防除の際、500倍では効果が劣ることがあるので、多発が予想される場合には250倍で使用してください。また、ハウス栽培(特に加温ハウス栽培)では、果実に薬斑を生じるおそれがあるので散布はさけてください。
  • 蚕に対して毒性があるので 桑にはかからないように注意して散布してください。
  • 適用作物群に属する作物またはその新品種にはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。
  • 使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。

安全使用上の注意

  • 医薬用外劇物です。取扱いには十分注意してください。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当てを受けさせてください。
  • 使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当てを受けてください。
  • 眼に対して強い刺激性があるので、散布液調製時および種子消毒の際には保護メガネを着用して薬剤が眼に入らないように注意してください。眼に入った場合には直ちに十分に水洗し、眼科医の手当てを受けてください。
  • 皮ふに対して刺激性があるので皮ふに付着しないよう注意してください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
  • 使用の際は保護メガネ、防護マスク、不浸透性手袋、不浸透性防除衣、ゴム長靴などを着用してください。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換してください。
  • 作業時に着用していた衣服などは他のものとは分けて洗濯してください。
  • かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
  • 魚毒性等
    • 水産動植物(藻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池などに飛散、流入しないよう注意して使用してください。
    • 浸漬後の薬液は、河川等に流さず、水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
    • 使用残りの薬液が生じないように調製をおこない、使いきってください。散布器具および容器の洗浄水は、河川などに流さないでください。また、空容器、空袋などは水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
  • 保管…密栓し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼な場所にカギをかけて保管してください。盗難・紛失の際は、警察に届け出てください。

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製品画像

ベフラン液剤25製品写真_500ml
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ベフラン液剤25総合版チラシ 1479(17-11)
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2023-140注意事項の変更(230501)
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