【水稲/殺虫・殺菌剤】
ビームエイトスタークルゾル
ジノテフラン・トリシクラゾール水和剤
SDS(安全データシート)
公益財団法人日本中毒情報センターへの問い合わせ方法は「一般市民向け受信相談について」をご参照ください。
登録番号 | 第22036号 [クミアイ化学工業㈱ 登録] |
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成分 | ジノテフラン 10.0% トリシクラゾール 8.0% |
性状 | 黄赤色水和性粘稠懸濁液体 |
毒性 | ●2020年までの製品:劇物 ●2021年からの製品:普通物 |
危険物 | 非該当 |
販売地域 | 全国 |
有効年限 | 3年(10L規格:1年) |
包装 | 500ml×20本、1L×10本、10L×2缶 |
作用機構分類番号 (RACコード) |
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- チラシ・技術資料関連
- その他関連情報
特長
- いもち病に防除効果の高いビームと、カメムシ類、ウンカ類・ツマグロヨコバイに高い防除効果を有するスタークルの混合剤です。
- ビームは、いもち病菌の侵入阻止効果と二次感染阻止効果(胞子形成阻害、胞子飛散阻害及び病原力低下作用)により発病前から発病後の散布でいもち病のまん延を防止します。
- スタークルは、カメムシ類、ウンカ類・ツマグロヨコバイに高い防除効果を有し、特にカメムシ類には殺虫効果と吸汁阻害効果で斑点米被害を効果的に防除します。
- 2つの有効成分とも速やかに稲体内へ浸透移行し、長い残効性と耐雨性を示します。収穫7日前まで使えます。
適用病害虫と使用方法
作物名 | 適用病害虫名 | 希釈倍数 | 使用液量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | ジノテフランを含む農薬の総使用回数 | トリシクラゾールを含む農薬の総使用回数 |
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稲 | いもち病 ウンカ類 カメムシ類 ツマグロヨコバイ | 1000倍 | 60~150L/10a | 収穫7日前まで | 3回以内 | 散布 | 4回以内(但し、育苗箱への処理及び側条施用は合計1回以内、本田での散布、空中散布、無人ヘリ散布は合計3回以内) | 4回以内(但し、育苗箱への処理は1回以内、本田では3回以内) |
250~300倍 | 25L/10a | |||||||
8倍 | 0.8L/10a | 無人ヘリコプターによる散布 |
注意事項
注意事項
- 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
- 長時間貯蔵しておくと分離するので、使用の際は容器をよく振って均一な状態に戻してから所定量を取り出してください。なお、希釈する場合は、所定量の水に加えてから十分攪拌してください。
- 水源池、飲料用水などに飛散、流入しないように十分注意してください。
- 散布薬液の飛散によって動植物特に野菜類の幼苗、なし(二十世紀、幸水、新水等)等の農作物の危被害や自動車の塗装などに被害を与えるおそれがあるなど、各分野に影響があるので、散布区域内の諸物件に十分注意してください。
- 本田の水稲に対して希釈倍数250~300倍で散布する場合は、所定量を均一に散布できる乗用型の速度連動式地上液剤少量散布装置を使用してください。
- 無人ヘリコプターによる散布に使用する際の注意事項
- 散布は散布機種の散布基準に従って実施してください。
- 微量散布装置以外の散布器具は使用しないでください。
- 散布中、薬液の漏れのないように機体の散布配管とその他散布装置の十分な点検を行ってください。
- 散布は散布機種の散布基準に従って実施してください。
- 蚕に付着するおそれがある地域では使用しないでください。また、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
- ミツバチに対して影響があるので、以下のことに注意してください。
- ミツバチの巣箱及びその周辺に飛散するおそれがある場合には使用しないでください。
- 関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めてください。
- ミツバチの巣箱及びその周辺に飛散するおそれがある場合には使用しないでください。
- 作業終了後は次の項目を守ってください。
- 空容器は圃場などに放置せず、3回以上水洗いし洗浄廃液は適切に処理してください。
- 散布装置は十分洗浄し、薬液タンクの洗浄廃液は安全な場所に処理してください。
- 空容器は圃場などに放置せず、3回以上水洗いし洗浄廃液は適切に処理してください。
- 使用にあたっては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。
安全使用上の注意
- 誤飲などのないよう注意してください。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当てを受けさせてください。使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当てを受けてください。
- 眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けてください。
- 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに洗眼してください。
- 魚毒性等…使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきってください。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
- 保管…密栓し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼な場所に保管してください。