【水稲/殺虫・殺菌剤】
クミアイ ビームアドマイヤースピノ箱粒剤
イミダクロプリド・スピノサド・トリシクラゾール粒剤
SDS(安全データシート)
公益財団法人日本中毒情報センターへの問い合わせ方法は「一般市民向け受信相談について」をご参照ください。
登録番号 | 第20874号 [クミアイ化学工業㈱ 登録] |
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成分 | イミダクロプリド 2.0% スピノサド 0.75% トリシクラゾール 4.0% |
性状 | 類白色細粒 |
毒性 | 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称) |
危険物 | 非該当 |
販売地域 | 全国 |
有効年限 | 5年 |
包装 | 1kg×12袋 |
作用機構分類番号 (RACコード) |
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- チラシ・技術資料関連
- その他関連情報
特長
- 育苗箱施用剤の分野で定評のあるビームアドマイヤー粒剤に、コブノメイガ、ニカメイチュウに優れた残効を示すスピノサドを混合した殺虫・殺菌剤です。
- ビームはいもち病菌の侵入を強く阻止し、葉いもち病を長期間にわたり防除します。また、胞子飛散阻止作用等により、いもち病の蔓延を防止します。
- アドマイヤーは水稲初期害虫のイネミズゾウムシ、イネドロオイムシはもとより、後期のツマグロヨコバイ、ウンカ類にも有効な薬剤です。
- スピノサドは、バージン諸島で発見された土壌放線菌サッカロポリスポラ スピノサが産生する天然物由来の殺虫成分で、チョウ目害虫、アザミウマ類、ハモグリバエ類に高い効果を示す薬剤です。
- スピノサドは、化学合成農薬ではないので、特別栽培農産物に使用しても使用回数(使用成分数)にカウントされません。
※認証団体によっては見解が異なる場合があるので確認してから使用してください。
適用病害虫と使用方法
作物名 | 適用病害虫名 | 使用量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | イミダクロプリドを含む農薬の総使用回数 | スピノサドを含む農薬の総使用回数 | トリシクラゾールを含む農薬の総使用回数 |
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稲(箱育苗) | いもち病 ウンカ類 イネミズゾウムシ イネドロオイムシ コブノメイガ ニカメイチュウ フタオビコヤガ ツマグロヨコバイ イネツトムシ | 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り50g | 移植2日前~移植当日 | 1回 | 育苗箱の苗の上から均一に散布する | 3回以内(但し、移植時までの処理は1回以内、本田での散布は2回以内) | 1回 | 4回以内(但し、育苗箱への処理は1回以内、本田では3回以内) |
上手な使い方
- 所定量を育苗箱の上から箱全体に均一に散布してください。
- 苗に付着した薬剤を払い落としてください。
- 床土が乾いている場合は灌水してから田植機にかけ移植してください。
注意事項
注意事項
- 使用量に合わせ秤量し、使いきってください。
- 所定量をそのまま手、または散粒機で育苗箱中の苗の上から均一に散布してください。なお、葉に付着した薬剤は軽く払い落としてください。
- 育苗箱の土壌表面が乾燥していて苗を田植え機にのせる際、薬剤が落下するおそれがある場合は散布後葉に付着した薬剤を払い落とした後軽く灌水してください。
- 軟弱徒長苗、老化苗などでは薬害を生じるおそれがあるので使用をさけてください。
- 稲苗葉がぬれていると薬害を生じやすいので、散布直前の灌水はしないでください。
- 葉の黄化や葉先枯れなどの薬害を生じることもあるので、所定の使用量、使用時期、使用方法を厳守してください。
- 本田の整地が不均整な場合は、薬害を生じやすいので代かきは丁寧におこない、移植後田面が露出したりしないように注意してください。 移植後は直ちに入水し、水深2~3cm程度に保ち、極端な浅水や深水は薬害の原因となるのでさけてください。
- 深植では薬害を生じやすいので深植にならないように注意してください。
- 移植後、低温が続き苗の活着遅延が予測される場合、あるいは移植後極端な高温(30℃以上)が続くと予測される場合は、薬害を生じるおそれがあるので使用をさけてください。
- 本田が砂質土壌の水田や漏水田、未熟堆肥多用田の場合は使用をさけてください。
- 使用にあたっては使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。
安全使用上の注意
- 取扱いには十分注意してください。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当てを受けさせてください。 使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当てを受けてください。
- 眼に対して刺激性があるので、眼に入らないように注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けてください。
- 作業の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。また粉末を吸い込んだりしないよう注意し、作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをしてください。
- 魚毒性等
- 水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に流入しないよう水管理に注意してください。
- 散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
- 水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に流入しないよう水管理に注意してください。
- 保管…密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した場所に保管してください。