クミアイ化学工業株式会社

製品情報

2004年度農林水産大臣賞受賞

【水稲・園芸/殺虫剤】
クミアイ アドマイヤー水和剤(イミダクロプリド水和剤)

登録番号 第18212号 [クミアイ化学工業㈱ 登録]
成分 イミダクロプリド 10.0%
性状 類白色水和性粉末 45µm以下
毒性 劇物
危険物 非該当
販売地域 全国
有効年限 5年
包装 100g×25袋×4箱、500g×20袋
作用機構分類番号(RACコード) 殺虫剤分類 4A

安全データシート(SDS)

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特長

  • ネオニコチノイド系の殺虫剤で、従来の殺虫剤と異なった作用を示すため有機リン系、カーバメート系、合成ピレスロイド系殺虫剤に抵抗性のアブラムシ類、アザミウマ類に対して高い防除効果を示します。
  • りんごではアブラムシ類のほか、キンモンホソガ、ギンモンハモグリガにも有効です。
  • チャノキイロアザミウマ、ミナミキイロアザミウマ、タバココナジラミ、オンシツコナジラミにも高い防除効果を示します。
  • かき、なしのカメムシ類に対し、殺虫効果の持続性は短いですが、果実に対する被害防止効果は長期間期待できます。

適用害虫と使用方法

2021年9月28日現在
作物名適用害虫名希釈倍数使用液量使用時期本剤の使用回数使用方法イミダクロプリドを含む農薬の総使用回数 
稲(箱育苗)ウンカ類
イネミズゾウムシ
イネドロオイムシ
ツマグロヨコバイ
100倍育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り0.5L移植2日前~移植当日1回灌注3回以内(但し、移植時までの処理は1回以内、本田での散布は2回以内) 
ばれいしょアブラムシ類1000~3000倍100~300L/10a収穫14日前まで2回以内散布3回以内(但し、植付時の土壌混和は1回以内、植付後の処理は2回以内) 
16倍3.2L/10a無人航空機による散布 
てんさいアブラムシ類
テンサイトビハムシ
60倍ペーパーポット1冊当り1L(3L/㎡)定植時1回灌注3回以内(但し、種子への処理又は灌注は1回以内、散布は2回以内) 
きゅうり(施設栽培)アブラムシ類
コナジラミ類
アザミウマ類
2000倍100~300L/10a収穫前日まで3回以内散布4回以内(但し、育苗期の株元散布及び定植時の土壌混和は合計1回以内、散布及び常温煙霧は合計3回以内) 
にがうり(施設栽培)アザミウマ類2回以内2回以内(但し、定植時の土壌混和は1回以内) 
すいかアブラムシ類
アザミウマ類
収穫3日前まで(但し、露地栽培については着果後)3回以内4回以内(但し、定植時の土壌混和は1回以内、散布は3回以内) 
メロンアブラムシ類
コナジラミ類
アザミウマ類
4回以内(但し、育苗期の株元散布及び定植時の土壌混和は合計1回以内、散布は3回以内) 
トマトアブラムシ類
コナジラミ類
収穫前日まで2回以内3回以内(但し、育苗期の株元散布及び定植時の土壌混和は合計1回以内、散布は2回以内) 
なすアブラムシ類
コナジラミ類
アザミウマ類
3回以内(但し、育苗期の株元散布及び定植時の土壌混和は合計1回以内、散布及び常温煙霧は合計2回以内) 
ピーマン(施設栽培)アブラムシ類
アザミウマ類
3回以内(但し、育苗期の株元散布及び定植時の土壌混和は合計1回以内、散布は2回以内) 
なしアブラムシ類1000~2000倍200~700L/10a収穫3日前まで(但し、露地栽培については発芽期から開花期を除く)2回以内 
カメムシ類
チュウゴクナシキジラミ
1000倍 
りんごアブラムシ類
ギンモンハモグリガ
キンモンホソガ
1000~2000倍 
ももアブラムシ類
モモハモグリガ
 
カメムシ類1000倍 
ネクタリンアブラムシ類
モモハモグリガ
1000~2000倍収穫14日前まで(但し、露地栽培については発芽期から開花期を除く) 
カメムシ類1000倍 
うめ
すもも
アブラムシ類2000倍収穫21日前まで(但し、露地栽培については発芽期から開花期を除く) 
ぶどうアザミウマ類1000~2000倍 
フタテンヒメヨコバイ1000倍 
マンゴーアザミウマ類2000倍収穫14日前まで 
かきカメムシ類1000倍収穫7日前まで(但し、露地栽培については発芽期から開花期を除く)3回以内3回以内 
アザミウマ類1000~2000倍 
くりアブラムシ類1000倍 
チャノキイロアザミウマ1000~2000倍200~400L/10a摘採7日前まで1回1回 
チャノミドリヒメヨコバイ1000倍 
チャノホソガ2000倍 
たばこアブラムシ類100~180L/10a収穫10日前まで2回以内(但し、植付時の土壌混和は1回以内、散布は1回以内) 

2021年9月28日現在
作物名適用害虫名使用量使用時期本剤の使用回数使用方法イミダクロプリドを含む農薬の総使用回数 
湛水直播水稲ウンカ類
ツマグロヨコバイ
種もみ3kg当り150~200g(200g/10aまで)は種前1回過酸化カルシウム剤との同時湿粉衣3回以内(但し、は種時までの処理は1回以内、本田での散布は2回以内) 
イネミズゾウムシ種もみ3kg当り200g(200g/10aまで) 
小麦ヤギシロトビムシ種子重量の0.15%種子粉衣3回以内(但し、種子粉衣は1回以内、散布は2回以内) 

2021年9月28日現在
作物名適用場所適用害虫名使用量使用液量使用時期本剤の使用回数使用方法イミダクロプリドを含む農薬の総使用回数 
きゅうり温室、ガラス室、ビニールハウス等の密閉できる場所アブラムシ類100g/10a5L/10a収穫前日まで3回以内常温煙霧4回以内(但し、育苗期の株元散布及び定植時の土壌混和は合計1回以内、散布及び常温煙霧は合計3回以内) 
なす2回以内3回以内(但し、育苗期の株元散布及び定植時の土壌混和は合計1回以内、散布及び常温煙霧は合計2回以内) 
ぶどうアザミウマ類200g/10a9L/10a収穫21日前まで2回以内 

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PDF版適用表
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稲、育苗箱灌注処理の上手な使い方

1:移植2日前~当日
  • 希釈液の調整は丁寧におこない調整後はすみやかに処理してください。
  • 液肥および他の薬剤との混用はさけてください。
2
  • 所定量を育苗箱の苗の上から均一に散布してください。
3
  • 移植まで通常の管理をしてください。

注意事項

  • 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
  • ハウス等の常温煙霧に使用する場合は、次のことに注意してください。
    • 専用の常温煙霧機により所定の方法で煙霧してください。特に常温煙霧装置の選定および使用に当っては病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。
    • できるだけ日中の煙霧はさけ、夕刻から煙霧し、6時間以上密閉状態としてください。
  • 稲(育苗箱)に使用する場合の注意
    • 軟弱徒長苗、むれ苗、移植適期を過ぎた苗などには薬害を生じるおそれがあるので注意してください。
    • 誤って過剰に使用したり、使用後3日以上移植せずに育苗箱中におくと葉枯れなどの薬害を生じることもあるので、所定の使用量、使用時期、使用方法を厳守してください。
    • 本田の整地が不均整な場合は、薬害を生じやすいので、代かきは丁寧におこない、移植後田面が露出しないように注意してください。
  • 無人航空機による散布に使用する場合は次の注意事項を守ってください。
    • ミツバチに対して影響があるので、関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めてください。
    • 散布は散布機種の散布基準に従って実施してください。
    • 散布に当っては散布機種に適合した散布装置を使用してください。
    • 散布中、薬液の漏れのないように機体の散布配管その他散布装置の十分な点検をおこなってください。
    • 散布薬液の飛散によって動植物の被害や自動車の塗装などに被害を与えるおそれがあるなど、各分野に影響があるので、散布区域内の諸物件に十分留意してください。
    • 水源池、飲料用水などに流入、飛散しないように十分注意してください。
    • 散布終了後は次の項目を守ってください。 ・使用後の空の容器は放置せず、安全な場所に廃棄してください。 ・機体の散布装置は十分洗浄し、薬液タンクの洗浄廃液は安全な場所に処理してください。
  • 湛水直播水稲に使用する際の注意事項
    • 直接もみに処理すると薬害を生じるおそれがあるので注意してください。
    • 処理する薬量は種もみの量に合わせて調製してください。
    • 過酸化カルシウム剤の3分の1程度をもみに粉衣した後に過酸化カルシウム剤と混合して種子に湿粉衣してください。また、過酸化カルシウム剤の使用上の注意事項を守ってください。
  • ネクタリン及びすももでは品種により、葉に薬害を生じる場合があるので注意してください。
  • かきのカキクダアザミウマについて使用する場合は、巻葉後の散布では効果が劣る場合があるので注意してください。
  • 蚕に対して長時間毒性があるので、絶対に桑葉にかからないようにしてください。
  • ミツバチ及び野生ハナバチ類に対して影響があるので、次のことに注意してください。
    • ミツバチの巣箱及びその周辺に飛散するおそれがある場合には使用しないでください。
    • 受粉促進を目的としてミツバチ等を放飼中の施設や果樹園などでは使用をさけてください。
    • 関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めてください。
    • 開花期終了後に使用する場合、適用作物の花弁の大部分が落下又は乾燥するか、花が閉じてから使用してください。
    • 施設栽培と記載のある作物に使用する場合、外部からミツバチ及び野生ハナバチ類が入らない形態の施設等で使用してください。
    • メロン、すいかの露地栽培の場合、着果後は可能な限り摘花に努めてください。
  • マルハナバチに影響があるので、使用後は他の方法(人工授粉、植物ホルモン等)で授粉作業をしてください。
  • 散布量は、対象作物の生育段階、栽培形態及び散布方法に合わせ調節してください。
  • 使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。

安全使用上の注意

  • 医薬用外劇物です。取扱いには十分注意してください。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当てを受けさせてください。使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当てを受けてください。
  • 眼に対して刺激性があるので、散布液調製時および散布の際は保護メガネを着用して薬剤が眼に入らないように注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けてください。
  • 皮ふに対して弱い刺激性があるので皮ふに付着しないよう注意してください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
  • 使用の際は防護マスク、不浸透性手袋、不浸透性防除衣などを着用してください。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに洗眼してください。
  • 常温煙霧中はハウス内へ入らないでください。また、常温煙霧終了後はハウスを開放し、十分換気した後に入室してください。
  • 保管…密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した場所にカギをかけて保管してください。盗難・紛失の際は警察に届け出てください。
  • 魚毒性等
    • 水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。
    • 散布後は水管理に注意してください。
    • 無人航空機による散布で使用する場合は、飛散しないよう特に注意してください。
    • 使用残りの薬液が生じないように調製をおこない、使いきってください。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。

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製品画像

アドマイヤー水和剤 100g
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アドマイヤー水和剤 500g
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チラシ・技術資料関連(最新の登録内容を反映していない場合がございます。)

アドマイヤー水和剤チラシ 2020(21-10)
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その他

2020-059登録速報(200115)
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2020-028登録速報(191120)
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2021-202負の登録速報(210929)
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