【園芸/殺虫剤】
クミアイ アドマイヤーフロアブル
イミダクロプリド水和剤
SDS(安全データシート)
公益財団法人日本中毒情報センターへの問い合わせ方法は「一般市民向け受信相談について」をご参照ください。
登録番号 | 第18563号 [クミアイ化学工業㈱ 登録] |
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成分 | イミダクロプリド 20.0% |
性状 | 白色水和性粘稠懸濁液体 |
毒性 | 劇物 |
危険物 | 非該当 |
販売地域 | 全国 |
有効年限 | 5年 |
包装 | 100ml×10本×6箱、250ml×20本×2箱 |
作用機構分類番号 (RACコード) |
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- チラシ・技術資料関連
- その他関連情報
特長
- ネオニコチノイド系の殺虫剤で、従来の殺虫剤と異なった作用を示すため有機リン系、カーバメート系、合成ピレスロイド系殺虫剤に抵抗性のアブラムシ類、アザミウマ類に対して高い防除効果を示します。
- 速効性、浸達性に優れ、葉裏や巻葉内のアブラムシに対しても高い殺虫効果を発揮します。
- かんきつのアブラムシ類、ミカンハモグリガ、チャノキイロアザミウマ、ゴマダラカミキリ(成虫)に高い殺虫効果、食害防止効果があります。また、かんきつのカメムシ類に対し、殺虫効果の持続性は短いが果実に対する被害防止効果は長期間期待できます。
- 各地で問題になっている薬剤抵抗性アブラムシ類に対しても優れた防除効果があります。難防除害虫タバココナジラミ、ミナミキイロアザミウマに高い殺虫効果があり、ミカンハモグリガの食害防止効果もあります。
- 加害期間の長いチャノキイロアザミウマ、ミカンハモグリガや、発生回数の多いアブラムシ類に対し長期間にわたって効果を発揮し、防除回数の低減に役立ちます。
適用害虫と使用方法
作物名 | 適用害虫名 | 希釈倍数 | 使用液量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | イミダクロプリドを含む農薬の総使用回数 |
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キノア | カメノコハムシ | 4000倍 | 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2回以内 | 散布 | 2回以内 |
ごぼう | アブラムシ類 | 3回以内(但し、は種時の土壌混和は1回以内、散布は2回以内) | |||||
だいこん | 収穫14日前まで | 3回以内(但し、は種時の土壌混和は1回以内、は種後の処理は2回以内) | |||||
たまねぎ | アザミウマ類 | 200倍 | セル成型育苗トレイ1箱又はペーパーポット1冊(30×60cm、使用土壌約1.5~4L)当り0.5L | 定植前日~定植時 | 1回 | 灌注 | 2回以内(但し、定植時までの処理は1回以内) |
あさつき | 2000~4000倍 | 100~300L/10a | 収穫3日前まで | 2回以内 | 散布 | 3回以内(但し、定植時の土壌混和は1回以内、散布は2回以内) | |
ねぎ | 収穫14日前まで | 3回以内(但し、定植時までの処理は1回以内、散布は2回以内) | |||||
アザミウマ類 ネギハモグリバエ クロバネキノコバエ類 | 200倍 | セル成型育苗トレイ1箱又はペーパーポット1冊(30×60cm、使用土壌約1.5~4L)当り0.5L | 定植前日~定植時 | 1回 | 灌注 | ||
わけぎ | アザミウマ類 | 2000~4000倍 | 100~300L/10a | 収穫3日前まで | 2回以内 | 散布 | 3回以内(但し、定植時の土壌混和は1回以内、散布は2回以内) |
未成熟ささげ(施設栽培) | アブラムシ類 | 4000倍 | 収穫前日まで | 3回以内(但し、定植時及びは種時の土壌混和は合計1回以内、散布は2回以内) | |||
未成熟そらまめ | 収穫7日前まで(但し、露地栽培については開花期終了後) | 3回以内 | 3回以内(但し、定植時及びは種時の土壌混和は合計1回以内) | ||||
きゅうり(施設栽培) | アブラムシ類 アザミウマ類 | 収穫前日まで | 4回以内(但し、育苗期の株元散布及び定植時の土壌混和は合計1回以内、散布及び常温煙霧は合計3回以内) | ||||
かぼちゃ | アブラムシ類 | 収穫前日まで(但し、露地栽培については着果後) | 2回以内 | 3回以内(但し、定植時の土壌混和は1回以内、散布は2回以内) | |||
すいか | 収穫3日前まで(但し、露地栽培については着果後) | 3回以内 | 4回以内(但し、定植時の土壌混和は1回以内、散布は3回以内) | ||||
メロン | アブラムシ類 アザミウマ類 | 4回以内(但し、育苗期の株元散布及び定植時の土壌混和は合計1回以内、散布は3回以内) | |||||
トマト ミニトマト | アブラムシ類 コナジラミ類 | 収穫前日まで | 2回以内 | 3回以内(但し、育苗期の株元散布及び定植時の土壌混和は合計1回以内、散布は2回以内) | |||
なす | アブラムシ類 アザミウマ類 | 3回以内(但し、育苗期の株元散布及び定植時の土壌混和は合計1回以内、散布及び常温煙霧は合計2回以内) | |||||
ピーマン(施設栽培) | アブラムシ類 | 3回以内(但し、育苗期の株元散布及び定植時の土壌混和は合計1回以内、散布は2回以内) | |||||
ブロッコリー | 2000倍 | 収穫3日前まで | 4回以内(但し、育苗期の灌注は1回以内、定植時の土壌混和は1回以内、定植後の処理は2回以内) | ||||
24倍 | 1.6~2L/10a | 無人航空機による散布 | |||||
80倍 | 4~5L/10a | ||||||
モロヘイヤ | アザミウマ類 | 2000倍 | 100~300L/10a | 収穫14日前まで | 1回 | 散布 | 1回 |
やなぎたで | アブラムシ類 | 4000倍 | 収穫3日前まで | 3回以内 | 3回以内 | ||
畑わさび | 収穫7日前まで | ||||||
非結球メキャベツ | 2回以内 | 2回以内 | |||||
みずな | 収穫3日前まで | ||||||
キャベツ | 収穫7日前まで | 3回以内(但し、定植時までの処理は1回以内、定植後の処理は2回以内) | |||||
150倍 | 4~5L/10a | 無人航空機による散布 | |||||
32倍 | 1.6~2L/10a | ||||||
はくさい | 4000倍 | 100~300L/10a | 散布 | ||||
32倍 | 1.6~2L/10a | 無人航空機による散布 | |||||
150倍 | 4~5L/10a | ||||||
メキャベツ | 4000倍 | 100~300L/10a | 散布 | 2回以内 | |||
せり科葉菜類(コリアンダー(葉)、セルリー、パセリ、みつば、せりを除く) | 収穫14日前まで | 1回 | 1回 | ||||
コリアンダー(葉) | 収穫3日前まで | 2回以内 | 2回以内 | ||||
セルリー | 収穫7日前まで | 3回以内 | 3回以内 | ||||
パセリ | 収穫14日前まで | 1回 | 2回以内(但し、定植時までの処理は1回以内、散布は1回以内) | ||||
はまぼうふう(葉) エンダイブ | 収穫7日前まで | 2回以内 | 2回以内 | ||||
レタス | 収穫3日前まで | 3回以内(但し、定植時までの処理は1回以内、定植後の処理は2回以内) | |||||
150倍 | 4~5L/10a | 無人航空機による散布 | |||||
40倍 | 1.6~2L/10a | ||||||
非結球レタス | 4000倍 | 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 散布 | 2回以内 | ||
32倍 | 1.6~2L/10a | 無人航空機による散布 | |||||
150倍 | 4~5L/10a | ||||||
きく(葉)(施設栽培) | 4000倍 | 100~300L/10a | 収穫14日前まで | 3回以内 | 散布 | 3回以内 | |
葉ごぼう | 2回以内 | 2回以内 | |||||
しそ科葉菜類(しそを除く) | 収穫7日前まで | 3回以内 | 3回以内 | ||||
しそ | 収穫3日前まで | ||||||
アマランサス(茎葉) | 5000倍 | 収穫7日前まで | 2回以内 | 2回以内 | |||
ふだんそう | 4000倍 | ||||||
ほうれんそう | アブラムシ類 アザミウマ類 ウリハムシモドキ | 収穫前日まで | 3回以内(但し、は種時の土壌混和は1回以内、散布は2回以内) | ||||
アスパラガス | アザミウマ類 | 2000倍 | 2回以内 | ||||
うど | アブラムシ類 | 根株養成期(但し、収穫60日前まで) | 3回以内 | 3回以内 | |||
ふき | アブラムシ類 コナジラミ類 | 4000倍 | 収穫7日前まで | 2回以内 | 2回以内 | ||
食用ぎく(施設栽培) | アブラムシ類 アザミウマ類 | ||||||
食用プリムラ | アブラムシ類 | 収穫14日前まで | |||||
オクラ(施設栽培) | アブラムシ類 アザミウマ類 | 収穫前日まで | 3回以内 | 3回以内 | |||
くわい | アブラムシ類 | 収穫21日前まで | |||||
さんしょう(葉) | 収穫14日前まで | ||||||
しそ(花穂) | 収穫7日前まで | 2回以内 | 2回以内 | ||||
食用かえで(葉) | 収穫14日前まで | ||||||
食用さくら(葉) | アザミウマ類 | 収穫3日前まで | 1回 | 1回 | |||
ふき(ふきのとう) | アブラムシ類 コナジラミ類 | 収穫45日前まで | 2回以内 | 2回以内 | |||
わさび | アブラムシ類 | 畑育苗期 | 3回以内 | 3回以内 | |||
れんこん | 収穫14日前まで(但し、露地栽培については開花期終了後) | 2回以内 | 3回以内(但し、植付時の土壌混和は1回以内、植付後の処理は2回以内) | ||||
かんきつ | アブラムシ類 カイガラムシ類 ゴマダラカミキリ成虫 カメムシ類 アザミウマ類 ミカンハモグリガ | 2000~5000倍 | 200~700L/10a | 収穫14日前まで(但し、露地栽培については発芽期から開花期を除く) | 3回以内 | 3回以内 | |
アブラムシ類 ゴマダラカミキリ成虫 カメムシ類 ミカンキジラミ アザミウマ類 ミカンハモグリガ ミカンバエ | 20倍 | 4~5L/10a | 無人航空機による散布 | ||||
80倍 | 8~20L/10a | ||||||
40倍 | 4~10L/10a | ||||||
ミカンキジラミ | 2000倍 | 200~700L/10a | 散布 | ||||
ミカンバエ | 2000~4000倍 | ||||||
なし | アブラムシ類 | 5000倍 | 収穫3日前まで(但し、露地栽培については発芽期から開花期を除く) | 2回以内 | 2回以内 | ||
びわ | アブラムシ類 カメムシ類 | 2000倍 | 収穫7日前まで(但し、露地栽培については発芽期から開花期を除く) | ||||
もも | アブラムシ類 カメムシ類 モモハモグリガ | 5000倍 | 収穫3日前まで(但し、露地栽培については発芽期から開花期を除く) | ||||
あんず | アブラムシ類 | 収穫7日前まで(但し、露地栽培については発芽期から開花期を除く) | |||||
ぶどう | アザミウマ類 | 収穫21日前まで(但し、露地栽培については発芽期から開花期を除く) | |||||
いちょう(種子) | イチョウヒゲビロウドカミキリ成虫 | 2000倍 | 収穫前日まで | ||||
アセロラ | アブラムシ類 | 4000倍 | 100~300L/10a | 収穫7日前まで | |||
ピタヤ | 2000倍 | ||||||
キウイフルーツ | カメムシ類 | 200~700L/10a | 収穫前日まで(但し、露地栽培については発芽期から開花期を除く) | ||||
花き類・観葉植物(きくを除く) | アブラムシ類 | 100~200L/10a | 発生初期 | 5回以内 | 5回以内 | ||
きく(施設栽培) | アブラムシ類 アザミウマ類 | ||||||
かえで | モミジニタイケアブラムシ | 5000倍 | 1L/㎡ | 発生前 | 2回以内 | 株元灌注 | 2回以内 |
ポインセチア(施設栽培) | アブラムシ類 コナジラミ類 | 2000倍 | 100~200L/10a | 発生初期 | 5回以内 | 散布 | 5回以内 |
デイゴ | デイゴヒメコバチ | 200~700L/10a | 発生初期(但し、露地栽培については発芽期から開花期を除く) | 2回以内 | 2回以内 | ||
つつじ類 | ツツジグンバイ | 100~200L/10a | 5回以内 | 5回以内(但し、株元灌注は2回以内、土壌混和は2回以内) | |||
5000倍 | 1L/㎡ | 発生前 | 2回以内 | 株元灌注 |
作物名 | 適用病害虫 | 希釈倍数 | 使用液量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | イミダクロプリドを含む農薬の総使用回数 | 使用目的 |
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にんじん(葉)※ | アブラムシ類 | 4000倍 | 100~300L/10a | 収穫14日前まで | 1回 | 散布 | 1回 | ※平成31年4月1日の作物群改訂前に作物名「せり科葉菜類」に登録のある農薬は作物名「にんじん(葉)」(専用栽培)に使用可能です |
注意事項
注意事項
- 振ってから使用してください。
- 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
- 蚕に対して長期間毒性があるので、絶対に桑葉にかからないようにしてください。
- ミツバチ及び野生ハナバチ類に対して影響があるので、以下のことに注意してください。
- ミツバチの巣箱およびその周辺に飛散するおそれがある場合には使用しないでください。
- 受粉促進を目的としてミツバチなどを放飼中の施設や果樹園などでは使用をさけてください。
- 関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めてください。
- 開花期終了後に使用する場合、適用作物の花弁の大部分が落下又は乾燥するか、花が閉じてから使用してください。
- 施設栽培と記載のある作物に使用する場合、外部からミツバチ及び野生ハナバチ類が入らない形態の施設等で使用してください。
- メロン、すいか、かぼちゃの露地栽培の場合、着果後は可能な限り摘花に努めてください。
- しそ、しそ科葉菜類(しそを除く)に露地栽培で使用する場合、収穫後は開花期前に植物体を撤去してください。
- 花き類・観葉植物のうち、開花する植物に露地栽培で使用する場合は、開花期終了後に使用してください。
- ミツバチの巣箱およびその周辺に飛散するおそれがある場合には使用しないでください。
- 散布量は対象作物の生育段階、栽培形態および散布方法に合わせ調節してください。
- 街路、公園などで使用する場合には、河川および湖沼などに散布液が飛散しないよう注意してください。
- 無人航空機による散布に使用する場合は次の注意事項を守ってください。
- ミツバチに対して影響があるので、関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めてください。
- 散布は散布機種の散布基準に従って実施してください。
- 散布に当っては散布機種に適合した散布装置を使用してください。
- 散布中、薬液の漏れのないように機体の散布配管その他散布装置の十分な点検をおこなってください。
- 散布薬液の飛散によって動植物の被害や自動車の塗装などに被害を与えるおそれがあるなど、各分野に影響があるので、散布区域内の諸物件に十分留意してください。
- 水源池、飲料用水などに流入、飛散しないように十分注意してください。
- 散布終了後は次の項目を守ってください。
・使用後の空の容器は放置せず、安全な場所に廃棄してください。
・機体の散布装置は十分洗浄し、薬液タンクの洗浄廃液は安全な場所に処理してください。
- ミツバチに対して影響があるので、関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めてください。
- 使用したわさびの苗を畑地からわさび田に移植する場合には、使用した農薬がわさび田の水系に持ちこまれないよう、わさびの苗に付着した土を十分に洗い落としてください。
- 使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。
- 適用作物群に属する作物またはその新品種に初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。
安全使用上の注意
- 医薬用外劇物です。取扱いには十分注意してください。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当てを受けさせてください。使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当てを受けてください。
- 眼に対して弱い刺激性があるので、眼に入らないように注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗してください。
- 散布の際は防護マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用してください。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをしてください。
- 街路、公園などで使用する場合は、散布中および散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てる等配慮し、人畜などに被害を及ぼさないよう注意してください。
- 保管…密栓し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼な場所にカギをかけて保管してください。盗難・紛失の際は警察に届け出てください。
- 魚毒性等
- 水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。
- 散布後は水管理に注意してください。
- 無人航空機による散布で使用する場合は、飛散しないよう特に注意してください。
- 使用残りの薬液が生じないように調製をおこない、使いきってください。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
- 水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。