安定した除草剤処理層を作るための重要なポイント
除草剤を使ったのに効果が出ない場合
水田内の凹凸や水管理がしっかりできていないと、除草剤の効果が出にくくなります。適切な圃場管理ができているか確認しましょう。
処理安定化のためには、散布後少なくとも3〜4日間は湛水状態を保つようにしましょう。
また、河川などへの流出を防ぐため、散布後7日間は落水・かけ流しはしないでください。
こんな圃場は要注意!
代かきの必要性
除草剤処理層を均一に作るために、田面を平らにする必要があります。
代かきが不十分だと田面が露出し除草剤の処理層が作れない部分が出てきます。田面を均一にすることで、除草剤の処理層も均一にできるのです。 また、代かきが丁寧だと水持ちがよくなるので、除草剤の残効も期待できます。
あぜ管理の重要性
有効成分を均一に溶出・拡散させていくために、水深を維持する必要があります。
田んぼの水が田んぼの外に流れると、除草剤の効果も低下します。
あぜはモグラやザリガニ等の穴や崩れがないようにしっかり整備し、あぜ波板や畦畔シートなどを使って漏水を防ぎましょう。
まとめ
- 除草剤処理層を均一にするために代かきで田面を平らに。
- 有効成分を均一に溶出、拡散させるために水深を正しく維持。
- 処理層安定化のために、散布後3〜4日間は湛水状態を保つ。
※河川などへの流出を防ぐため、散布後7日間は落水・かけ流しはしない