Vol. 2

「プロポーズはまだ1年目だけど…」プロポーズ顆粒水和剤体験レポート

2008年11月7日

丸子 正由さん

北海道

斜里郡斜里町 在住

ばれいしょ(澱粉原料用)12ha、ビート14ha、
小麦(秋播、春播)14ha、
野菜(にんじん、ながいもなど)2.5ha
ご本人、奥様、息子さん夫婦の4人で経営

ばれいしょの防除体系について教えて下さい。

丸子さん

ばれいしょの防除は疫病が中心。今年は6月25日に最初の防除を行った。それから1週間間隔で合計12~13回の防除を行う。使用する薬剤は安価な予防剤が半分くらいをしめる。その間に予防も治療もできる剤を散布する。

澱粉原料用のばれいしょは、まとめて収穫するのですか?

丸子さん

今年は9月5日から収穫を開始した。加工工場は11月中旬くらいまで稼動しているから、10月中旬までに収穫を終えて、11月中旬まで出荷の予定。遅くに収穫する分は防除が大変!プロポーズは予防も治療もできるし、遅く収穫する圃場で使用したよ。

プロポーズをどこで知りましたか?

丸子さん

メーカーが行う農薬の講習会で。JAへの農薬注文時期が毎年1月なんだけど、例年講習会は毎年1月下旬に行っていたため、すぐに注文できなかった。去年は講習会を11月末に開催してくれたから、情報をもらってすぐ注文できたよ。

散布してみた感想はいかがでしたか?

丸子さん

今年は栽培面積の半分の6haで2回使用した。何の作物を栽培しても、毎年同じ条件ってことはなかなかないから、農薬は3年使って効果を評価することにしている。プロポーズはまだ今年が1年目だけど、散布も効果も問題はなかったね。

今年は降雹の被害はどうでしたか?

丸子さん

少し標高が低いところでは降ったみたいだけど、ここは降らなかったねぇ。この地区は「春の突風」の被害が有名な場所なところで、風が吹くと砂漠のように砂がバンバン飛ぶんだ。植えたビートの種や苗を吹っ飛ばすんだよ。

現在、ばれいしょ栽培で問題に思っていることは何ですか?

丸子さん

疫病の防除は気が抜けないね。予防、予防と先々にやっていかないと。手を抜くと、あっという間に広がって、何倍ものコストがかかってしまうからね。後は品種の問題かな。今は澱粉の質がいいから「コナフブキ」を栽培してるんだけど、(病害虫)抵抗性の品種も検討してるんだ。加工用や食料用品種だけでなく澱粉原料用の品種開発にも力を入れて欲しいね。

話は変わりますが、今年6,000Lのタンクを購入されたとか?

丸子さん

息子が後を継ぐって決めてくれたから、思い切って購入したよ。せっかく継いでくれるって言ってくれたし、はずかしい思いはさせたくないからね!畑も全部がくっついているわけじゃないし、一度に6,000Lの散布液を作ることは少ないんだけどね。

最後に、農薬メーカーに求めることは何ですか?

丸子さん

農薬の価格について。販売数量が増えて原価が減った際には、是非価格に反映して欲しい。コストをできるだけ下げて、いい農産物を安定して作りたいからね。

編集後記

2005年に世界自然遺産に登録された知床半島の斜里町。
この雄大な斜里岳をバックに、40haもの面積でばれいしょ、ビート、小麦などを栽培されている丸子さん。農薬の評価を単年度の使用だけで結果を出さないという慎重さはさすがプロだなと感じました。
本剤の普及・拡販を進め、多くの方に使用いただき、良質の農産物を安定的に生産してもらうことが、弊社の使命であると強く感じた瞬間でした。

プロポーズ顆粒水和剤の特長

プロポーズ顆粒水和剤は疫病菌のライフサイクル(生活環)の多くのステージに作用し、感染から発病に至る全ての過程を阻害します。その結果、予防効果と治療効果を発揮します。