トウガラシとジャガイモをまもるはなし
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ジャガイモの成長ステージ栄養いっぱいにふくらんだ子イモが、地中にコロコロと。                  さ             くきかわいらしい花を咲かせ、大地にしっかりと根付いたジャガイモは、やがて地中の茎が発達しながら子イモをふくらませて大きく実っていくんだ。よくこういくがステージ         かくへん種イモを、各片に芽が付いた状態にして手作業で切り分けます。これが「イモ切り」で           かげぼす。その後に陰干しをすることで切り口が           ふはい                  せひコルク化し、腐敗を防止。この時期は施肥も欠かせません。     はんしょく                 はんしょく作物の繁殖は、種を植える「種子繁殖」と実                     はんしょくの栄養分で生育する「栄養繁殖」に大別され     くきます。茎が発達した作物であるジャガイモ                              かくさんは、種イモを消毒することで病気の拡散をぼうし防止します。16イモ切り植え付け1種イモ消毒浴光育芽芽が上になるように種イモを25〜30センチかんかく間隔で植えてから、土をかぶせていきます。              いっぱんてき           とうらい植え付けは春が一般的ですが、冬の到来がおそ  あたた    ちいき遅く暖かい地域では秋に植えることができます。畑に植える20日ほど前に、種イモを太陽の光に当てます。芽の長さが0.5〜1センチく                      うながらいになるように発芽を促すこの作業を よくこういくが         じょうぶ「浴光育芽」といい、丈夫な芽に育つために欠かせません。

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