リンゴとミカンをまもるはなし
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[花の縦断面][花の縦断面]じゅうだんめんはいしゅ胚珠かしんはいしゅかへいかへいへんがく片果心種子果肉果柄子房胚珠花床花柄[果実の縦断面]じょうのう(内果皮)[果実の縦断面]※図は、温州ミカンの場合がいかひかしんせんちゅうかひないかひか ひ果皮ないかひおうだんめん外果皮(果心線)中果皮内果皮砂じょう[果実の横断面]                                 しぼう多くの植物は、受粉によってふくらんだ子房が                             かしょう食用になります。ところがリンゴは花床という             しん    よ     す器官が食用で、「芯」と呼んで捨てている部分が果実なのです。またミカン類は、「じょうのう」      ふくろ           つぶつぶという袋に入っている粒々を食べています。  さ「砂じょう」というこの器官は、果皮に生えた毛が発達したものです。 しぼう                 しんか子房がふくらんだ実を「真果」、その他の器官が             ぎか発達した実を「偽果」といいます。たとえばイチ      かしょう              ぎかゴは、花床がふくらんだ「偽果」。表面についているブツブツが果実です。また、同じイモでも                                    くき食べる器官はサツマイモが根、ジャガイモは茎なんですよ。33              くき同じイモでも、サツマイモは根を、ジャガイモは茎を。リンゴやミカンは、こんな器官を食べています。

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