こうごうせい多くの植物は、「光合成」により酸素を大気中 たんじょうに放出します。地球が誕生した約46億年前には酸素がなかったのですが、35億年ほど前に生まれた植物が酸素をもたらしました。アマ ばっさい かんきょうゾンの熱帯林の伐採や火災が環境問題になっ はい よているのも、「地球の肺」と呼ばれる巨大な酸 おそ素製造地帯が減少する恐れがあるからです。ようりょくたい葉緑体という物質を持つ植物は、太陽の光エネルギーを利用して水や二酸化炭素からデン たんすいかぶつプンなどの炭水化物をつくり、酸素を放出し こうごうせいます。この働きを「光合成」といいます。そう!くさタイプのポケモンが体力回復のために使う技も、「こうごうせい」という名前ですね。植物が自分で作れないカリウムやリンなどの栄 おぎな養は、肥料で補ってあげます。じゅもく じょうりょくじゅ樹木は、1年中葉をつける常緑樹と、秋に葉を らくようじゅ こうごうせい落とす落葉樹があります。ミカンは、「光合成」 ちいき さいばい じょうに適した季節が長い地域で栽培されるので常りょくじゅ ひかくてき ちいき さいばい緑樹です。一方、比較的寒い地域で栽培される らくようじゅ こうごうせい たくわリンゴは、落葉樹。「光合成」で蓄えた栄養が、 しょうひりょう したまわ秋から冬の消費量を下回らないように葉を落としてしまうのです。31こきゅう枝葉・根の成長二酸化炭素酸素デンプンなどの炭水化物さまざまな物質に変化呼吸によるエネルギー発生果実の成長ちょぞう貯蔵養分水 こうごうせい こうごうせいはじめに、「光合成」について らくようじゅ じょうりょくじゅ太陽地球の酸素は、「光合成」という植物の営みから。ミカンは常緑樹って知ってる?知っておこう。リンゴは落葉樹、
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