リンゴとミカンをまもるはなし
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                  せっしゅ        あくえいきょう およ※必要以上に栄養素を摂取すると体に悪影響を及ぼすことがあります。「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」というイギリスのことわざがあるように、リンゴはビタミンCのほか、有害な物質を無害な物質に                     せいちょう変えるポリフェノールや整腸効果のある食物 せんい                         うんしゅう繊維が多くふくまれています。また、温州ミカン                            ふくろ    べんぴはビタミンCがたっぷり。果肉の袋には便秘かいぜん                      ふくろ     すじ改善の作用があるペクチンが、袋や白い筋には高血圧などの予防効果があるといわれるへスペリジンという物質がふくまれています。           ししつ  たんすいかぶつタンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルを5大栄養素といいます。タンパク質は身                 ししつ   たんすいかぶつ体をつくる栄養素、脂質や炭水化物は力や熱になる栄養素、そしてビタミンとミネラルは                                  たんすい体の調子を整える栄養素です。このうち炭水かぶつ化物、多くのビタミン、ミネラルは体内でつくることができません。それだけに色々な食物              とをバランスよく摂る必要があるのです。食べ  ぎらず嫌いはいけないよ。29ビタミンミネラルタンパク質ヨーグルトにも入っているアロエは、古代のギ          ばんのうやく                   ふろうリシャでは「万能薬」として、エジプトでは「不老 ふし不死の植物」とされていました。また、ネバネバ野菜のモロヘイヤは古代エジプトの王様が病気になった時に、このスープを飲んで回復したことから“野菜の王様”といわれています。脂質炭水化物         ちょうほう5大栄養素3大栄養素ヘルシーさで重宝されていた。リンゴやミカンにふくまれる栄養素は?古代から植物は、自分でつくれるわけじゃない。人は、すべての栄養素を

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