27合体!片側の形成層だけは必ず合わせるたった1本から!穂木の切り方台木の切り方形成層 つ き かじゅ「接ぎ木」は、果樹以外でも行われます。たとえ えどば桜のソメイヨシノも、江戸時代から明治時代 つ きのはじめに生まれた品種を「接ぎ木」で増やしてきました。先祖をたどると、たった一本のソメイヨシノの木に行きつきます。あとはみんな、 いでんし同じ遺伝子を持つクローン(複製)なのです。 うんしゅう種もないのに、温州ミカンはどうやって増え つ きるのでしょう?その答が、「接ぎ木」という技 しゅうかく ほぎ術です。果実を収穫したい「穂木」の枝と成長 だいぎ けず けいせいの土台となる「台木」の枝を削り、その「形成そう層」という器官の断面を合わせてテープなど けずで固定。削られた部分を治そうとして、時間がたつとともに合体していくのです。 かじゅ果樹は種から育てると思いがちですが、その つ き多くはリンゴやミカンをはじめ「接ぎ木」で増やしていきます。理由の一つは、種から育てた果実は新しい品種として育つことがあるか つ き かじゅら。また「接ぎ木」なら、いろいろな品種の果樹 だいぎ さいばいを一つの「台木」で栽培できます。 つ き つ き つ き「接ぎ木」って、なんなの?「接ぎ木」で増えていった。 桜のソメイヨシノも「接ぎ木」は、すぐれた品種を つ代々まで受け継ぐために。
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