【水稲/初・中期一発処理除草剤】
ヤイバ豆つぶ250
ピリミスルファン・フェントラザミド剤
この製品は登録を失効しています。
SDS(安全データシート)
公益財団法人日本中毒情報センターへの問い合わせ方法は「一般市民向け受信相談について」をご参照ください。
登録番号 | 第22812号 [クミアイ化学工業㈱ 登録] |
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成分 | ピリミスルファン 2.0% フェントラザミド 12.0% |
性状 | 淡褐色粒状 粒径2~5mm |
毒性 | 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称) |
危険物 | 非該当 |
販売地域 | メーカーの販売は終了しました(全国) |
有効年限 | 登録失効(2024年3月28日)、4年(製品の最終有効年月は2025年10月) |
包装 | 250g×20袋 |
作用機構分類番号 (RACコード) |
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- チラシ・技術資料関連
- その他関連情報
「その他関連情報」はありません。
特長
- 有効成分ピリミスルファンと定評のあるフェントラザミドを有効成分とする初・中期一発処理除草剤です。
- 特別栽培にも使用しやすい2成分の一発剤です。
- 難防除雑草を含む広範囲の雑草に高い効果を示します。
- カヤツリグサ科雑草に卓効を示し、散布適期幅が広い水稲除草剤です。
- 抑草期間が長く、安定した効果を示します。
- 10アール当り250gと軽量で拡散性にも優れた豆つぶ製剤です。
- フロアブル剤のように、袋のまま散布もできます。
適用雑草と使用方法
作物名 | 適用雑草名 | 使用時期 | 使用量 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | ピリミスルファンを含む農薬の総使用回数 | フェントラザミドを含む農薬の総使用回数 |
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移植水稲 | 水田一年生雑草 ウリカワ オモダカ シズイ セリ ヒルムシロ ヘラオモダカ ホタルイ マツバイ ミズガヤツリ アオミドロ・藻類による表層はく離 | 移植後3日~ノビエ2.5葉期(但し、移植後30日まで) | 250g/10a | 1回 | 湛水散布、湛水周縁散布又は無人ヘリコプターによる散布 | 2回以内 | 1回 |
上手な使い方


注意事項
注意事項
- 使用量に合わせ秤量し、使いきってください。
- 雑草の発生前から生育初期に有効なので、ノビエの2.5葉期までに、時期を失しないように散布してください。なお、多年生雑草は生育段階によって効果にふれが出るので、必ず適期に散布してください。ホタルイ、ミズガヤツリ、ヘラオモダカ、ウリカワは2葉期まで、オモダカは発生始期まで、シズイは草丈3cmまで、ヒルムシロは発生期まで、セリは再生始期まで、アオミドロ・藻類による表層はく離は発生前が本剤の散布適期です。
- オモダカ、シズイは発生期間が長く、遅い発生のものまでは十分な効果を示さないので、必要に応じて有効な後処理剤との組み合わせで使用してください。
- 苗の植付が均一となるように、代かき及び植付作業はていねいにおこなってください。未熟有機物を施用した場合は、特にていねいにおこなってください。
- 散布の際は、やや深めの湛水状態(水深5~6㎝)にして水の出入りを止めてください。
- 湛水散布の場合は田面に散布し、また、湛水周縁散布の場合は、水田周縁部に沿って帯状に散布し、散布後3~4日間は通常の湛水状態(水深3~5㎝)を保ち、散布後7日間は落水、かけ流しはしないでください。また、入水は静かにおこなってください。
- 藻類・表層はく離などの水面浮遊物が多い場合は、拡散が不十分になるおそれがあるため、周縁散布をさけ、本田内で、水田全面に散布してください。
- 以下のような条件下では薬害が発生するおそれがあるので使用をさけてください。
- 砂質土壌の水田および漏水田(減水深が2㎝/日以上)
- 軟弱苗を移植した水田
- 極端な浅植えの水田および浮き苗の多い水田
- 砂質土壌の水田および漏水田(減水深が2㎝/日以上)
- 梅雨時期など、散布後に多量の降雨が予想される場合は、除草効果が低下するおそれがあるので使用をさけてください。
- 散布後の数日間に著しい高温が続く場合、初期生育が抑制されることがありますが、一過性のもので次第に回復し、その後の生育に対する影響は認められていません。
- 吸湿性があるので、散布時に降雨の場合には濡れないように注意して散布してください。濡れた手で扱わないでください。また、開封後は早めに使用してください。
- 無人ヘリコプターで散布する際の注意事項
- 散布は使用機種の使用基準に従って実施してください。
- 専用の粒剤散布装置によって湛水散布してください。
- 事前に薬剤の物理性に合せて粒剤散布装置のメタリング開度を調整してください。
- 散布薬剤の飛散によって他の植物に影響を与えないよう散布区域の選定に注意し、当該水田周辺部への飛散防止のため散布装置のインペラの回転数を調整し、圃場の端から5m以上離して圃場内に散布してください。
- 水源池、飲料水などに流入しないように十分注意してください。
- 散布は使用機種の使用基準に従って実施してください。
- 散布した水田の田面水を他の作物の灌水に使用しないでください。
- いぐさ、れんこん、せり、くわい等の生育を阻害するおそれがあるので、これらの作物の生育期に隣接田で使用する場合は十分に注意してください。
- 使用にあたっては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意するほか、別途提供されている技術情報も参考にして使用してください。特に初めて使用する場合や異常気象の場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。
安全使用上の注意
- 誤食などのないよう注意してください。
- 眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けてください。
- 魚毒性等
- 水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池などに飛散、流入しないよう注意して使用してください。無人ヘリコプターによる散布で使用する場合は、飛散しないよう特に注意してください。
- 散布後は水管理に注意してください。
- 散布器具および容器の洗浄水は、河川などに流さないでください。また空容器、空袋などは水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
- 水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池などに飛散、流入しないよう注意して使用してください。無人ヘリコプターによる散布で使用する場合は、飛散しないよう特に注意してください。
- 保管…密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した場所に保管してください。