【水稲/殺虫・殺菌剤】
ブイゲットアドマイヤー粒剤
イミダクロプリド・チアジニル粒剤
SDS(安全データシート)
公益財団法人日本中毒情報センターへの問い合わせ方法は「一般市民向け受信相談について」をご参照ください。
登録番号 | 第21053号 [日本農薬㈱ 登録] |
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成分 | イミダクロプリド 2.0% チアジニル 12.0% |
性状 | 類白色細粒 |
毒性 | 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称) |
危険物 | 非該当 |
販売地域 | 全国(一部地域で取扱っていない場合があります) |
有効年限 | 4年 |
包装 | 1kg×12袋 |
作用機構分類番号 (RACコード) |
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- チラシ・技術資料関連
- その他関連情報
特長
- 稲をいもち病にかかりにくくする新しい作用性(病害防除機能の増強)を有します。
- 病害防除機能増強とは?
ブイゲットの有効成分チアジニルは、いもち病菌に対して直接抗菌力はありませんが、本剤を吸収した稲は、抵抗性が増加し、侵入したいもち病菌を細胞内に封じ込め、菌糸の進展を阻止します。これにより、いもち病菌の病斑の形成、蔓延を防ぎます。
- 葉いもち病防除効果が高く、効果持続性にも優れています。
- 新しいタイプの薬剤で、作用機構も異なるので、抵抗性を持った害虫に対しても優れた効果を示し、ツマグロヨコバイ、ウンカ類に長期間有効で、省力的に防除できます。
適用病害虫と使用方法
作物名 | 適用病害虫名 | 使用量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | イミダクロプリドを含む農薬の総使用回数 | チアジニルを含む農薬の総使用回数 |
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稲(箱育苗) | いもち病 白葉枯病 もみ枯細菌病 ウンカ類 イネアザミウマ イネミズゾウムシ イネドロオイムシ イネヒメハモグリバエ ツマグロヨコバイ | 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り50g | 移植2日前~移植当日 | 1回 | 育苗箱中の苗の上から均一に散布する | 3回以内(但し、移植時までの処理は1回以内、本田での散布は2回以内) | 3回以内(但し、移植時までの処理は1回以内、本田での散布は2回以内) |
高密度には種する場合は1kg/10a(育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り50~100g) | |||||||
内穎褐変病 | 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り50g | 移植当日 | |||||
高密度には種する場合は1kg/10a(育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り50~100g) |
注意事項
注意事項
- 育苗箱の上から均一に散布し、葉に付着した薬剤を払い落とし、軽く散水して田植機で移植してください。
- イネ葉が濡れている場合には、散布前に葉に付いている露を払い落としてから薬剤を散布してください。
- 軟弱徒長苗、むれ苗または苗の生育が不良な場合には、薬害を生じるおそれがあるので注意してください。
- 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当りに乾籾として200から300g程度を高密度には種する場合は、10a当りの育苗箱数に応じて、使用量が1kg/10aまでとなるよう、育苗箱1箱当りの薬量を50から100gまでの範囲で調整してください。
- 誤って過剰に使用したり、使用後3日以上移植せずに育苗箱中におくと、葉枯れなどの薬害を生じることもあるので、所定の使用量、使用時期、使用方法を厳守してください。
- 本田の整地が不均整な場合は、薬害を生じるおそれがあるので、代かきは丁寧におこない、移植後に田面が露出しないように注意してください。
- きく等の他作物に影響を及ぼす場合があるので、薬剤が育苗箱からこぼれ落ちないように散布してください。
- 使用にあたっては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。
安全使用上の注意
- 取扱いには十分注意してください。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当てを受けさせてください。使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当てを受けてください。
- 眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けてください。
- 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。また粉末を吸い込んだりしないよう注意し、作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをしてください。
- かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
- 魚毒性等
- 水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に流入しないよう水管理に注意してください。
- 散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
- 水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に流入しないよう水管理に注意してください。
- 保管…密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した場所に保管してください。