【園芸/殺虫剤】
ベリマークSC
シアントラニリプロール水和剤
SDS(安全データシート)
公益財団法人日本中毒情報センターへの問い合わせ方法は「一般市民向け受信相談について」をご参照ください。
登録番号 | 第24090号 [エフエムシー・ケミカルズ㈱ 登録] |
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成分 | シアントラニリプロール 18.7% |
性状 | 類白色水和性粘稠懸濁液体 |
毒性 | 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称) |
危険物 | 非該当 |
販売地域 | 全国 |
有効年限 | 4年 |
包装 | 100ml×10本×6箱 |
関連動画 | 定植後 株元灌注処理の動画です。 |
作用機構分類番号 (RACコード) |
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- チラシ・技術資料関連
- その他関連情報
特長
- そしゃく性害虫(チョウ目、ハエ目、コウチュウ目)と吸汁性害虫(カメムシ目、アザミウマ目)等の広範囲な害虫に卓効を示します。
- 主に害虫の摂食により薬剤が取り込まれ、速やかに摂食活動を停止させます。
- チョウ目害虫の令期が進んだ幼虫に高い効果を示します。
- 灌注処理すると薬剤は作物の根から吸収され、導管を通して地上部に移行し、処理後約3~4週間の残効を示します。
- 灌注処理により天敵、訪花昆虫への安全性がより高くなり、IPMプログラムに取り込むことが可能です。
適用害虫と使用方法
作物名 | 適用害虫名 | 希釈倍数 | 使用液量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | シアントラニリプロールを含む農薬の総使用回数 |
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ねぎ | アザミウマ類 ハモグリバエ類 ネキリムシ類 ネギコガ シロイチモジヨトウ タマネギバエ タネバエ | 400倍 | セル成型育苗トレイ1箱又はペーパーポット1冊(約30×60cm、使用土壌約1.5~4L)当り0.5L | 育苗期後半~定植当日 | 1回 | 灌注 | 4回以内(但し、定植時までの処理は1回以内、定植後の処理は3回以内(但し、株元灌注は1回以内)) |
アザミウマ類 ハモグリバエ類 ネキリムシ類 ネギコガ シロイチモジヨトウ | 2000倍 | 0.5L/平方メートル | 収穫7日前まで | 1 回 | 株元灌注 | ||
トマト | コナジラミ類 | 200倍 | セル成型育苗トレイ1箱又はペーパーポット1冊(約30×60cm、使用土壌約1.5~4L)当り0.5L | 育苗期後半~定植当日 | 1回 | 灌注 | 5回以内(但し、定植時までの処理及び定植直後の株元灌注は合計1回以内、定植後の株元灌注は1回以内、定植後の散布は3回以内) |
10000倍 | 1~3L/平方メートル | 定植14日後まで | 1 回 | 株元灌注 | |||
ミニトマト | 200倍 | セル成型育苗トレイ1箱又はペーパーポット1冊(約30×60cm、使用土壌約1.5~4L)当り0.5L | 育苗期後半~定植当日 | 1回 | 灌注 | ||
10000倍 | 1~3L/平方メートル | 定植14日後まで | 1 回 | 株元灌注 | |||
カリフラワー | コナガ ハスモンヨトウ アオムシ | 400倍 | セル成型育苗トレイ1箱又はペーパーポット1冊(約30×60cm、使用土壌約1.5~4L)当り0.5L | 育苗期後半~定植当日 | 1回 | 灌注 | 1回 |
ブロッコリー | アブラムシ類 コナガ アザミウマ類 ハスモンヨトウ シロイチモジヨトウ アオムシ | 4回以内(但し、定植時までの処理は1回以内、定植後の処理は3回以内) | |||||
ハイマダラノメイガ | は種覆土後~定植当日 | ||||||
非結球あぶらな科葉菜類(ケールを除く) | アブラムシ類 コナガ アオムシ | 4000倍 | 0.2L/平方メートル | 収穫7日前まで | 1回 | ||
ケール | 2回以内(但し、定植時までの処理は1回以内、定植後の処理は1回以内) | ||||||
ネキリムシ類 | 400倍 | セル成型育苗トレイ1箱又はペーパーポット1冊(約30×60cm、使用土壌約1.5~4L)当り0.5L | 定植当日 | ||||
キャベツ | アブラムシ類 ウワバ類 コナガ アザミウマ類 キスジノミハムシ ハイマダラノメイガ ネキリムシ類 ヨトウムシ ハスモンヨトウ シロイチモジヨトウ アオムシ | 育苗期後半~定植当日 | 4回以内(但し、定植時までの処理は1回以内、定植後の処理は3回以内) | ||||
はくさい | アブラムシ類 コナガ カブラハバチ類 キスジノミハムシ ハスモンヨトウ シロイチモジヨトウ アオムシ | ||||||
ハイマダラノメイガ | は種覆土後~定植当日 | ||||||
レタス | アブラムシ類 ウワバ類 ハモグリバエ類 オオタバコガ ヒメフタテンヨコバイ ハスモンヨトウ シロイチモジヨトウ | 育苗期後半~定植当日 | |||||
コオロギ類 | 定植当日 | ||||||
非結球レタス | アブラムシ類 ウワバ類 ハモグリバエ類 オオタバコガ ヒメフタテンヨコバイ ハスモンヨトウ シロイチモジヨトウ | 育苗期後半~定植当日 | |||||
コオロギ類 | 定植当日 | ||||||
しそ | アブラムシ類 | 育苗期後半~定植当日 | 1回 | ||||
ほうれんそう | アブラムシ類 シロオビノメイガ ハスモンヨトウ | 4000倍 | 0.2L/平方メートル | 収穫7日前まで | |||
ハスモンヨトウ | 2000倍 | 0.1L/平方メートル | |||||
いちご | アブラムシ類 | 1000倍 | 25~50mL/株 | 育苗期後半~定植当日 | 4回以内(但し、定植時までの処理及び定植直後の株元灌注は合計1回以内、定植後の散布は3回以内) | ||
コガネムシ類 コナジラミ類 アザミウマ類 ハスモンヨトウ チバクロバネキノコバエ | 50mL/株 | ||||||
ハスモンヨトウ | 25~50mL/株 | 育苗期後半 | |||||
10000倍 | 500mL/株 | 定植直後 | 株元灌注 |
適用表
作物名 | 適用病害虫名 | 使用量 希釈水量 | 使用量 薬量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | シアントラニリプロールを含む農薬の総使用回数 |
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きゅうり | アブラムシ類 | 400株当り2~20L(1株当り5~50mL) | 400株当り25mL | 育苗期後半~定植当日 | 1回 | 灌注 | 4回以内(但し、定植時までの処理及び定植直後の株元灌注は合計1回以内、定植後の散布は3回以内) |
400株当り20~200L(1株当り50~500mL) | 定植直後 | 株元灌注 | |||||
コナジラミ類 アザミウマ類 ハモグリバエ類 | 400株当り10~20L(1株当り25~50mL) | 育苗期後半~定植当日 | 灌注 | ||||
アザミウマ類 | 400株当り20L(1株当り50mL) | 定植直後 | 株元灌注 | ||||
すいか | アブラムシ類 コナジラミ類 アザミウマ類 | 400株当り10~20L(1株当り25~50mL) | 育苗期後半~定植当日 | 灌注 | 1回 | ||
アブラムシ類 | 400株当り20~200L(1株当り50~500mL) | 定植直後 | 株元灌注 | ||||
メロン | アブラムシ類 コナジラミ類 アザミウマ類 | 400株当り10~20L(1株当り25~50mL) | 育苗期後半~定植当日 | 灌注 | |||
アブラムシ類 | 400株当り20~200L(1株当り50~500mL) | 定植直後 | 株元灌注 | ||||
トマト | アブラムシ類 コナジラミ類 アザミウマ類 ハモグリバエ類 トマトキバガ | 400株当り10~20L(1株当り25~50mL) | 育苗期後半~定植当日 | 灌注 | 5回以内(但し、定植時までの処理及び定植直後の株元灌注は合計1回以内、定植後の株元灌注は1回以内、定植後の散布は3回以内) | ||
コナジラミ類 | 400株当り20~200L(1株当り50~500mL) | 定植直後 | 1 回 | 株元灌注 | |||
ミニトマト | アブラムシ類 コナジラミ類 アザミウマ類 ハモグリバエ類 トマトキバガ | 400株当り10~20L(1株当り25~50mL) | 育苗期後半~定植当日 | 1回 | 灌注 | ||
コナジラミ類 | 400株当り20~200L(1株当り50~500mL) | 定植直後 | 1 回 | 株元灌注 | |||
なす | アブラムシ類 コナジラミ類 アザミウマ類 ハモグリバエ類 ネキリムシ類 | 400株当り10~20L(1株当り25~50mL) | 育苗期後半~定植当日 | 1回 | 灌注 | 1回 | |
アブラムシ類 | 400株当り20~200L(1株当り50~500mL) | 定植直後 | 株元灌注 | ||||
ピーマン | アブラムシ類 コナジラミ類 アザミウマ類 | 400株当り10~20L(1株当り25~50mL) | 育苗期後半~定植当日 | 灌注 | 4回以内(但し、定植時までの処理及び定植直後の株元灌注は合計1回以内、定植後の散布は3回以内) | ||
アブラムシ類 | 400株当り20~200L(1株当り50~500mL) | 定植直後 | 株元灌注 | ||||
コガネムシ類 | 400株当り10L(1株当り25mL) | 育苗期後半~定植当日 | 灌注 | ||||
ししとう | アブラムシ類 コナジラミ類 アザミウマ類 | 4回以内(但し、灌注は1回以内、散布は3回以内) |
上手な使い方

注意事項
注意事項
- 使用前によく振ってから使用してください。
- 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
- 薬液調製後はできるだけ速やかに使用してください。
- アルカリ性の農薬や肥料との混用はさけてください。
- 本剤は土壌表面に処理することで効果を発揮することから、株元灌注を行う場合には、作物の株元に処理出来る時期に処理してください。
- 過度の連用をさけ、可能な限り作用性の異なる薬剤やその他の防除手段を組み合わせて使用してください。
- みずかけな(水掛菜)に使用する場合は、ほ場内に水がない状態で使用してください。また、使用後14 日間は入水しないでください。
- 空容器はほ場などに放置せず、3回以上水洗し、適切に処理してください。洗浄水は散布液調製に用いるなど、ほ場等で使用してください。
- 適用作物群に属する作物又はその新品種に初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、病害虫防除 所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。
- 使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、とくに初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。
安全使用上の注意
- 誤飲などのないよう注意してください。
- 使用の際は手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用して薬剤が皮膚に付着しないよう注意してください。
- 魚毒性等…水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。使用残りの薬液が生じないように調製をおこない、使いきってください。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空容器等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
- 保管…密栓し、直射日光をさけ、冷涼な場所に保管してください。