【水稲/殺虫・殺菌剤】
ツインターボ箱粒剤08
クロチアニジン・イソチアニル粒剤
SDS(安全データシート)
公益財団法人日本中毒情報センターへの問い合わせ方法は「一般市民向け受信相談について」をご参照ください。
登録番号 | 第22700号 [クミアイ化学工業㈱ 登録] |
---|---|
成分 | クロチアニジン 0.80% イソチアニル 2.0% |
性状 | 類白色細粒 |
毒性 | 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称) |
危険物 | 非該当 |
販売地域 | 全国(40㎏規格は関東・甲信越を除く) |
有効年限 | 5年(40㎏規格は4年) |
包装 | 1kg×12袋、3kg×6袋、10kg×1袋、40㎏(20㎏×2箱)×1(40㎏規格は受注生産) |
作用機構分類番号 (RACコード) |
|
- チラシ・技術資料関連
- その他関連情報
特長
- いもち病防除に、新しい有効成分「イソチアニル」含有
イソチアニルは耐性菌発達リスクが低い病害抵抗性誘導剤です。既存の薬剤に耐性を持ったいもち病菌に対しても効果が高く、長い残効性を持っているので、安心して使用できます。
- 高活性・長期持続性の「クロチアニジン」で効率的な害虫防除
イネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、ウンカ類に効果を示すクロチアニジンを配合。長期間にわたって害虫を防除します。
- は種から移植まで、幅広い使用適期
稲に対する安全性が高く、効果の持続期間も長いので、育苗期間中のいつでも使うことができます。
適用病害虫と使用方法
作物名 | 適用病害虫名 | 使用量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | クロチアニジンを含む農薬の総使用回数 | イソチアニルを含む農薬の総使用回数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
稲 | いもち病 イネミズゾウムシ イネドロオイムシ | 1kg/10a | 移植時 | 1回 | 側条施用 | 4回以内(但し、直播でのは種時又は移植時までの処理は1回以内、本田での散布、空中散布、無人航空機散布は合計3回以内) | 3回以内(但し、直播でのは種時又は移植時までの処理は1回以内、本田では2回以内) |
稲(箱育苗) | いもち病 白葉枯病 内穎褐変病 穂枯れ(ごま葉枯病菌) もみ枯細菌病 ウンカ類 イネミズゾウムシ イネドロオイムシ イネヒメハモグリバエ ツマグロヨコバイ | 高密度には種する場合は1kg/10a(育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り50~100g) | は種時(覆土前)~移植当日 | 育苗箱の上から均一に散布する | 4回以内(但し、移植時までの処理は1回以内、本田での散布、空中散布、無人航空機散布は合計3回以内) | 3回以内(但し、移植時までの処理は1回以内、本田では2回以内) | |
育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り50g | |||||||
いもち病 白葉枯病 内穎褐変病 苗立枯細菌病 苗腐敗症(もみ枯細菌病菌) 穂枯れ(ごま葉枯病菌) もみ枯細菌病 ウンカ類 イネミズゾウムシ イネドロオイムシ イネヒメハモグリバエ ツマグロヨコバイ | 高密度には種する場合は1kg/10a(育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り50~100g) | は種前 | 育苗箱の床土又は覆土に均一に混和する | ||||
育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り50g | |||||||
苗立枯細菌病 苗腐敗症(もみ枯細菌病菌) | は種時(覆土前) | 育苗箱の上から均一に散布する | |||||
高密度には種する場合は1kg/10a(育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り50~100g) | |||||||
イネクロカメムシ | 移植当日 | ||||||
育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り50g | |||||||
湛水直播水稲 | いもち病 イネミズゾウムシ イネドロオイムシ | 1kg/10a | は種時 | は種同時施薬機を用いて土中施用する。 | 4回以内(但し、は種時までの処理は1回以内、本田での散布、空中散布、無人航空機散布は合計3回以内) | 3回以内(但し、は種時までの処理は1回以内、本田では2回以内) |
有効成分の特長
【イソチアニルの特長】
【クロチアニジンの特長】
ツインターボ箱粒剤08の使い方
注意事項
注意事項
- 使用量に合わせ秤量し、使いきってください。
- 床土または覆土に混和する場合、処理後速やかに使用してください。また、処理した床土または覆土を放置しないでください。
- 育苗箱の上から均一に散布し、葉に付着した薬剤を払い落とし、軽く散水して田植機にかけて移植してください。
- 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当りに乾籾として200から300g程度を高密度には種する場合は、10a当りの育苗箱数に応じて、使用量が1kg/10aまでとなるよう、育苗箱1箱当りの薬量を50から100gまでの範囲で調整してください。
- 側条施用する場合は、粒剤が均一に散布できる施用装置を装着した田植機を使用してください。
- 軟弱徒長苗、むれ苗、移植適期を過ぎた苗などには薬害を生じるおそれがあるので注意してください。
- 本田の整地が不均整な場合は薬害を生じやすいので、代かきは丁寧におこない、移植後田面が露出しないように注意してください。
- いぐさ栽培予定水田では使用しないでください。また、処理した稲苗を移植した水田ではいぐさを栽培しないでください。
- きく等の他作物に影響を及ぼす場合があるので、薬剤が育苗箱からこぼれ落ちないように散布してください。また、土壌全面に不透水性無孔シートを敷くなど、薬剤処理後の灌水による土壌への浸透をさけてください。
- 使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。
安全使用上の注意
- 眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けてください。
- かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
- 保管…密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した場所に保管してください。