【水稲・園芸/殺虫剤】
クミアイ トレボン粒剤
エトフェンプロックス粒剤
SDS(安全データシート)
公益財団法人日本中毒情報センターへの問い合わせ方法は「一般市民向け受信相談について」をご参照ください。
登録番号 | 第16984号 [クミアイ化学工業㈱ 登録] |
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成分 | エトフェンプロックス 1.50% |
性状 | 褐色細粒 |
毒性 | 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称) |
危険物 | 非該当 |
販売地域 | 全国 |
有効年限 | 5年 |
包装 | 2kg×10袋 |
作用機構分類番号 (RACコード) |
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- チラシ・技術資料関連
- その他関連情報
特長
適用害虫と使用方法
作物名 | 適用害虫名 | 使用量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | エトフェンプロックスを含む農薬の総使用回数 |
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稲 | イナゴ類 ウンカ類 イネゾウムシ イネミズゾウムシ イネドロオイムシ イネヒメハモグリバエ ツマグロヨコバイ | 2~3kg/10a | 収穫21日前まで | 3回以内 | 散布 | 3回以内 |
ニカメイチュウ第1世代 | 3kg/10a | |||||
畑わさび | ワサビルリイロサルゾウムシ ナトビハムシ | 収穫14日前まで | 1回 | 2回以内(但し、植付時の土壌混和は1回以内、散布は1回以内) | ||
ナトビハムシ | 植付時 | 植溝土壌混和 | ||||
わさび | 畑育苗期 | 散布 | ||||
畑育苗期(但し、植付時) | 植溝土壌混和 | |||||
れんこん | イネネクイハムシ | 収穫14日前まで | 3回以内 | 散布 | 3回以内 | |
さとうきび | ハリガネムシ類 | 9kg/10a | 植付時 | 1回 | 植溝土壌混和 | 1回 |
いぐさ | イグサシンムシガ | 2kg/10a | - | 3回以内 | 散布 | 3回以内 |
上手な使い方
- イネミズゾウムシ、イネゾウムシに対する散布適期:越冬成虫の水田侵入期から、飛来最盛期までが適期ですが早めに散布してください。
- イネドロオイムシに対する散布適期:成虫侵入最盛期~ふ化最盛期が適期です。
- ウンカ類に対する散布適期:ヒメトビウンカおよびセジロウンカ、トビイロウンカでは防除時期が異なるが、いずれのウンカでも若齢幼虫期~幼虫発生盛期が適期です。
- イネミズゾウムシ成虫とイネドロオイムシ成虫が混在する時には両害虫を同時防除することができます。
- 降雨によりオーバーフローが予想される場合は散布を控え、散布直後にオーバーフローした時は念のため再度散布してください。
注意事項
注意事項
- 使用量に合わせ秤量し、使いきってください。
- 本田で使用する場合、湛水状態(湛水深3~5cm)でまきむらのないように均一に散布し、散布後少なくとも3~4日間はそのまま湛水状態を保ち、田面を露出させたり水を切らしたりしないように注意し、また、散布後7日間は落水、かけ流しはしないでください。
- 使用したわさびの苗を畑地からわさび田に移植する場合には、使用した農薬がわさび田の水系に持ち込まれないよう、わさびの苗に付着した土を十分に洗い落としてください。
- 蚕に対して長期間毒性があるので、近くに桑園がある場合には絶対に桑葉にかからないようにしてください。
- 散布器具、作業衣などは桑用と必ず区別してください。
- ミツバチに対して影響があるので、以下のことに注意してください。
- ミツバチ等の巣箱及びその周辺に飛散するおそれがある場合には使用しないでください。
- 関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めてください。
- ミツバチ等の巣箱及びその周辺に飛散するおそれがある場合には使用しないでください。
- 使用にあたっては使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。
安全使用上の注意
- 誤食などのないよう注意してください。
- 眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合は直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けてください。
- 散布の際は手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼・うがいをしてください。
- 魚毒性等
- 水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので養魚田では使用しないでください。
- 水産動植物(甲殻類、冷水魚)に影響を及ぼすので、河川、養殖池などに飛散、流入しないよう注意して使用してください。
- 養殖池等周辺での使用はさけてください。
- 散布後は水管理に注意してください。散布器具および容器の洗浄水は、河川などに流さないでください。また、空容器、空袋などは水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
- 水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので養魚田では使用しないでください。
- 保管…密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した場所に保管してください。