【水稲/初・中期一発処理除草剤】
プライオリティジャンボ
トリアファモン・フェンキノトリオン剤
SDS(安全データシート)
公益財団法人日本中毒情報センターへの問い合わせ方法は「一般市民向け受信相談について」をご参照ください。
登録番号 | 第24173号 [クミアイ化学工業㈱ 登録] |
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成分 | トリアファモン 2.0% フェンキノトリオン 12.0% |
性状 | 淡黄色粒状 水溶性パック入り 1パック25g |
毒性 | 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称) |
危険物 | 非該当 |
販売地域 | 全国 |
有効年限 | 4年 |
包装 | 250g(25g×10パック)×20袋、750g(25g×30パック)×10袋 |
関連動画 | 水稲用除草剤プライオリティ技術資料動画 |
作用機構分類番号 (RACコード) |
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- チラシ・技術資料関連
- その他関連情報
特長
- 有効成分エフィーダⓇ(一般名フェンキノトリオン)を配合した2成分の混合剤です。
- 雑草発生前~ノビエ3.5葉期まで卓効を示します。
- コナギやミズアオイ、オモダカ、ホタルイ、コウキヤガラなどの雑草に対して高い効果を示します。
- 水稲安全性が高く、移植当日から使用できます。また、表面播種を含む直播栽培に稲出芽揃期から使用できます。
- 既存の4-HPPD阻害剤に感受性の高い飼料稲栽培時にも使用することが可能です*。
*既存の4-HPPD阻害剤に感受性が高いとされる、やまだわら、とよめき、タカナリ、モミロマン、ミズホチカラ、ハバタキ、おどろきもち、ふくおこし、えみだわら、もみゆたかに対し、エフィーダは高い安全性を示すことを確認しています。
WCSに関しては別途、稲発酵粗飼料生産・給与技術マニュアルを確認の上、ご使用願います。
- 拡散性に優れた豆つぶ製剤を水溶性フィルムでパックしたジャンボ剤です。
適用雑草と使用方法
作物名 | 適用雑草名 | 使用量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | トリアファモンを含む農薬の総使用回数 | フェンキノトリオンを含む農薬の総使用回数 |
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移植水稲 | 一年生及び多年生雑草 | 小包装(パック)10個(250g)/10a | 移植直後~ノビエ3.5葉期(但し、移植後30日まで) | 1回 | 水田に小包装(パック)のまま投げ入れる | 2回以内 | 2回以内 |
直播水稲 | ウリカワ セリ ヒルムシロ ホタルイ マツバイ ミズガヤツリ 一年生雑草 | 稲出芽揃期~ノビエ3.5葉期(但し、収穫90日前まで) |
上手な使い方

注意事項
注意事項
- 雑草の発生前から生育初期に有効なので、ノビエの3.5葉期までに、時期を失しないように散布してください。
- 多年生雑草は生育段階によって効果にふれが出るので、必ず適期に散布してください。
- エゾノサヤヌカグサは2葉期まで、ウリカワ、キシュウスズメノヒエは3葉期まで、ホタルイ、ヘラオモダカ、ミズガヤツリは4葉期まで、オモダカ、クログワイ、コウキヤガラは発生始期まで、ヒルムシロは発生盛期まで、セリは増殖期まで、シズイは草丈3cmまでが散布適期です。
- エゾノサヤヌカグサは2葉期まで、ウリカワ、キシュウスズメノヒエは3葉期まで、ホタルイ、ヘラオモダカ、ミズガヤツリは4葉期まで、オモダカ、クログワイ、コウキヤガラは発生始期まで、ヒルムシロは発生盛期まで、セリは増殖期まで、シズイは草丈3cmまでが散布適期です。
- オモダカ、クログワイ、コウキヤガラ、シズイは発生期間が長く、遅い発生のものまでは十分な効果を示さないので、必要に応じて有効な後処理剤との組み合わせで使用してください。
- 苗の植付けが均一となるように、代かきおよび植付作業はていねいにおこなってください。未熟有機物を施用した場合は、特にていねいにおこなってください。
- 散布の際は、やや深めの湛水状態(水深5~6cm)にして水の出入りを止めてください。
- 小包装(パック)のまま10アールあたり10個の割合で水田に均一に投げ入れてください。
- 散布後少なくとも3~4日間は通常の湛水状態(水深3~5cm)を保ち、散布後7日間は落水、かけ流しはしないでください。また、入水は静かにおこなってください。
- 藻類・表層はく離、浮き草などの水面浮遊物が多い場合は、拡散が不十分になるおそれがあるため、使用はさけてください。
- 以下のような条件下では薬害が発生するおそれがあるので使用をさけてください。
- 砂質土壌の水田および漏水田(減水深が2cm/日以上)
- 軟弱苗を移植した水田
- 極端な浅植えの水田および浮き苗の多い水田
- 植穴の戻りの悪い水田
- 砂質土壌の水田および漏水田(減水深が2cm/日以上)
- 直播水稲に使用する場合、以下の点に注意してください。
- 発芽直後の稲に対して薬害を生じるおそれがあるので、適切な覆土をおこない、稲の出芽揃期以降に散布してください。
- 稲の根が露出した条件では薬害を生じるおそれがあるので使用をさけてください。
- 除草効果の低下と生育抑制の薬害が発生するおそれがあるので、入水後水持ちの安定した後に散布してください。
- 発芽直後の稲に対して薬害を生じるおそれがあるので、適切な覆土をおこない、稲の出芽揃期以降に散布してください。
- 梅雨時期等、散布後に多量の降雨が予想される場合は、除草効果が低下するおそれがあるので使用をさけてください。
- パックに使用しているフィルムは水溶性なので、濡れた手で作業したり、降雨で破袋することがないように注意してください。
- 散布した水田の田面水を他の作物の灌水に使用しないでください。
- 薬害のおそれがあるので、後作物としてなす、たまねぎ及びさやえんどうを栽培しないでください。
- その殺草特性から、いぐさ、れんこん、せり、くわいなどの生育を阻害するおそれがあるので、これらの作物の生育期に隣接田で使用する場合は十分に注意してください。
- 使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意するほか、別途提供されている技術情報も参考にして使用してください。特に初めて使用する場合や異常気象の場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。
安全使用上の注意
- 水溶性フィルムで小包装化されているため、濡れた手で触らないでください。
- 水溶性フィルム包装が破袋した場合は以下の点に注意してください。
- 眼に対して強い刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに十分に水洗し、眼科医の手当を受けてください。
- 眼に対して強い刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに十分に水洗し、眼科医の手当を受けてください。
- かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
保管…密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、小児の手の届かない、冷涼・乾燥した場所に保管してください。製剤は吸湿性があるので湿気には十分注意し、使い残りは外袋の口を固く閉じて保管してください。