【水稲/初・中期一発処理除草剤】
プライオリティ1キロ粒剤
トリアファモン・フェンキノトリオン粒剤
SDS(安全データシート)
公益財団法人日本中毒情報センターへの問い合わせ方法は「一般市民向け受信相談について」をご参照ください。
登録番号 | 第24171号 [クミアイ化学工業㈱ 登録] |
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成分 | トリアファモン 0.50% フェンキノトリオン 3.0% |
性状 | 類白色細粒 |
毒性 | 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称) |
危険物 | 非該当 |
販売地域 | 全国 |
有効年限 | 5年 |
包装 | 1㎏×12袋、10㎏×1袋、40㎏(20㎏×2箱)×1(40㎏規格は受注生産) |
関連動画 | 水稲用除草剤プライオリティ技術資料動画 |
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作用機構分類番号 (RACコード) |
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- チラシ・技術資料関連
- その他関連情報
特長
- 有効成分エフィーダⓇ(一般名フェンキノトリオン)を配合した2成分の混合剤です。
- 雑草発生前~ノビエ3.5葉期まで卓効を示します。
- コナギやミズアオイ、オモダカ、ホタルイ、コウキヤガラなどの雑草に対して高い効果を示します。
- 水稲安全性が高く、移植当日から使用できます。また、表面播種を含む直播栽培には種時から使用できます。
- 既存の4-HPPD阻害剤に感受性の高い飼料稲栽培時にも使用することが可能です*。
*既存の4-HPPD阻害剤に感受性が高いとされる、やまだわら、とよめき、タカナリ、モミロマン、ミズホチカラ、ハバタキ、おどろきもち、ふくおこし、えみだわら、もみゆたかに対し、エフィーダは高い安全性を示すことを確認しています。
WCSに関しては別途、稲発酵粗飼料生産・給与技術マニュアルを確認の上、ご使用願います。
適用雑草と使用方法
作物名 | 適用雑草名 | 使用量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | トリアファモンを含む農薬の総使用回数 | フェンキノトリオンを含む農薬の総使用回数 |
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移植水稲 | ウリカワ オモダカ クログワイ コウキヤガラ セリ ヒルムシロ ヘラオモダカ ホタルイ マツバイ ミズガヤツリ 一年生雑草 多年生イネ科雑草 | 1kg/10a | 移植直後~ノビエ3.5葉期(但し、移植後30日まで) | 1回 | 湛水散布 | 2回以内 | 2回以内 |
移植時 | 田植同時散布機で施用 | ||||||
直播水稲 | ウリカワ セリ ヒルムシロ ヘラオモダカ ホタルイ マツバイ ミズガヤツリ 一年生雑草 | は種直後~ノビエ3.5葉期(但し、収穫90日前まで) | 湛水散布 | ||||
は種時 | は種同時散布機で施用 |
上手な使い方

注意事項
注意事項
- 雑草の発生前から生育初期に有効なので、ノビエの3.5葉期までに、時期を失しないように散布してください。
- 多年生雑草は生育段階によって効果にふれが出るので、必ず適期に散布してください。
- エゾノサヤヌカグサは2葉期まで、ホタルイ、ヘラオモダカ、ミズガヤツリ、ウリカワは4葉期まで、オモダカ、クログワイ、コウキヤガラは発生始期まで、ヒルムシロは発生盛期まで、セリは増殖期まで、キシュウスズメノヒエは再生葉3葉期までが散布適期です。
- エゾノサヤヌカグサは2葉期まで、ホタルイ、ヘラオモダカ、ミズガヤツリ、ウリカワは4葉期まで、オモダカ、クログワイ、コウキヤガラは発生始期まで、ヒルムシロは発生盛期まで、セリは増殖期まで、キシュウスズメノヒエは再生葉3葉期までが散布適期です。
- オモダカ、クログワイ、コウキヤガラは発生期間が長く、遅い発生のものまでは十分な効果を示さないので、必要に応じて有効な後処理剤との組み合わせで使用してください。
- 苗の植付けが均一となるように、代かきおよび植付作業はていねいにおこなってください。未熟有機物を施用した場合は、特にていねいにおこなってください。
- 散布の際は、水の出入りを止めて湛水状態のまま田面に均一に散布し、散布後3~4日間は通常の湛水状態(水深3~5cm)を保ち、散布後7日間は落水、かけ流しはしないでください。また、入水は静かにおこなってください。
- 以下のような条件下では薬害が発生するおそれがあるので使用をさけてください。
- 砂質土壌の水田および漏水田(減水深が2cm/日以上)
- 軟弱苗を移植した水田
- 極端な浅植えの水田および浮き苗の多い水田
- 植穴の戻りの悪い水田
- 砂質土壌の水田および漏水田(減水深が2cm/日以上)
- 直播水稲に使用する場合、以下の点に注意してください。
- は種時に通常の湛水状態より水を落として散布する場合は、散布後速やかに通常の湛水状態(水深3~5cm)にしてください。
- 稲の根が露出した条件では薬害を生じるおそれがあるので使用をさけてください。
- 除草効果の低下と生育抑制の薬害が発生するおそれがあるので、入水後水持ちの安定した後に散布してください。
- は種時に通常の湛水状態より水を落として散布する場合は、散布後速やかに通常の湛水状態(水深3~5cm)にしてください。
- 梅雨時期等、散布後に多量の降雨が予想される場合は、除草効果が低下するおそれがあるので使用をさけてください。
- 散布した水田の田面水を他の作物の灌水に使用しないでください。
- 薬害のおそれがあるので、後作物としてなす、たまねぎ及びさやえんどうを栽培しないでください。
- その殺草特性から、いぐさ、れんこん、せり、くわいなどの生育を阻害するおそれがあるので、これらの作物の生育期に隣接田で使用する場合は十分に注意してください。
- 使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意するほか、別途提供されている技術情報も参考にして使用してください。特に初めて使用する場合や異常気象の場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。
安全使用上の注意
- 眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
- かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
- 保管…密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した場所に保管してください。