【水稲/初期除草剤】
パデホープ1キロ粒剤
ダイムロン・プレチラクロール粒剤
SDS(安全データシート)
公益財団法人日本中毒情報センターへの問い合わせ方法は「一般市民向け受信相談について」をご参照ください。
登録番号 | 第18913号 [クミアイ化学工業㈱ 登録] |
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成分 | ダイムロン 15.0% プレチラクロール 3.0% |
性状 | 類白色細粒 |
毒性 | 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称) |
危険物 | 非該当 |
販売地域 | 全国 |
有効年限 | 5年 |
包装 | 1kg×12袋 |
作用機構分類番号 (RACコード) |
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- チラシ・技術資料関連
- その他関連情報
「チラシ・技術資料関連」はありません。
特長
- ダイムロンとプレチラクロールを混合した初期除草剤で、ノビエをはじめ水田一年生雑草からマツバイ、ホタルイ、ミズガヤツリ、ヘラオモダカなど多年生雑草まで広範囲な雑草に優れた効果を発揮します。
- 土壌の種類、栽培法、気象条件、湛水深などによる影響が比較的少なく、安定した除草効果を示します。また、中期除草剤との体系や一発処理剤の前処理剤として使用することにより安定した除草効果を示します。
適用雑草と使用方法
作物名 | 適用雑草名 | 使用時期 | 適用土壌 | 使用量 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | 適用地帯 | ダイムロンを含む農薬の総使用回数 | プレチラクロールを含む農薬の総使用回数 |
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移植水稲 | 水田一年生雑草 ヘラオモダカ(北海道、東北、北陸) ホタルイ マツバイ ミズガヤツリ | 植代後~移植前7日又は移植直後~ノビエ1葉期(但し、移植後30日まで) | 砂壌土~埴土 | 1kg/10a | 1回 | 湛水散布 | 全域の普通期及び早期栽培地帯 | 3回以内(但し、育苗箱散布は1回以内、本田では2回以内) | 2回以内 |
上手な使い方

注意事項
注意事項
- 使用量に合わせ秤量し、使いきってください。
- 雑草の発生前から発生始期に有効なので、時期を失しないように散布してください。なお、多年生雑草は生育段階によって効果にふれが出るので、必ず適期に散布してください。ホタルイ、ミズガヤツリ、ヘラオモダカに対しては発生前から発生始期までが散布適期です。
- コナギ多発田での使用は効果が劣ることがあるのでさけてください。
- 苗の植付が均一となるように代かきを丁寧におこなってください。未熟有機物を施用した場合は、特に丁寧におこなってください。
- 散布に当っては水の出入りを止めて、湛水のまま均一に散布し、少なくとも3~4日間は通常の湛水状態(水深3~5cm程度)を保ち、散布後7日間は落水、かけ流しはしないでください。
- 下記のような条件下では、初期生育の抑制が生じるおそれがあるので、使用をさけてください。特に下記の条件と散布時または散布後数日以内の梅雨明け等による異常高温が重なると初期生育の抑制が顕著になるので注意してください。
- 砂質土壌の水田および漏水の大きな水田(減水深2cm/日以上)
- 軟弱苗を移植した水田
- 極端な浅植えの水田
- 砂質土壌の水田および漏水の大きな水田(減水深2cm/日以上)
- 活着遅延を生じるような異常低温が予測される時は、初期生育の抑制等が生じるおそれがあるので、このような条件下での使用に際しては、県の防除指針に基づき関係機関の指導を受けることをお勧めします。
- 無人航空機による湛水散布に使用する場合は次の注意事項を守ってください。
- 湛水散布は使用機種の使用基準に従って実施してください。
- 専用の粒剤散布装置によって湛水散布してください。
- 事前に薬剤の物理性に合わせて粒剤散布装置の開度を調整してください。
- 散布薬剤の飛散によって他の植物に影響を与えないよう散布区域の選定に注意し、当該水田周辺部への飛散防止のため散布装置のインペラの回転数を調整し、圃場の端から適切な距離を離して圃場内に散布してください。
- 水源池、飲料用水等に本剤が飛散、流入しないように十分注意してください。
- 散布終了後は次の事項を守ってください。
◆使用後の空の容器は放置せず、安全な場所に廃棄してください。
◆使用残りの薬剤は必ず安全な場所に責任者を決めて保管してください。
◆機体の散布装置は十分洗浄し、薬剤タンクの洗浄廃液は安全な場所に処理してください。
- 湛水散布は使用機種の使用基準に従って実施してください。
- 使用に当っては使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。
安全使用上の注意
- 眼に対して刺激性があるので眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けてください。
- 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。作業後直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに衣服を交換してください。
- 作業時に着用していた衣服などは他と分けて洗濯してください。
- かぶれやすい体質の人は取り扱いに十分注意してください。
- 魚毒性等…水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、養魚田での使用はしないでください。 水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池などに飛散、流入しないよう注意して使用してください。散布後は水管理に注意してください。散布器具および容器の洗浄水は、河川などに流さないでください。また空容器、空袋などは水産動植物に影響を与えないように適切に処理してください。
- 保管…密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した場所に保管してください。