【水稲/初・中期一発処理除草剤】
ナギナタ豆つぶ250
オキサジクロメホン・ピリミスルファン・ベンゾビシクロン剤
SDS(安全データシート)
公益財団法人日本中毒情報センターへの問い合わせ方法は「一般市民向け受信相談について」をご参照ください。
登録番号 | 第23332号 [クミアイ化学工業㈱ 登録] |
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成分 | オキサジクロメホン 1.6% ピリミスルファン 2.2% ベンゾビシクロン 12.0% |
性状 | 淡褐色粒状 粒径3~8mm |
毒性 | 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称) |
危険物 | 非該当 |
販売地域 | 全国(メーカーの販売は終了しました) |
有効年限 | 4年(製品の最終有効年月は2026年10月) |
包装 | 250g×20袋、2.5kg×4袋 |
作用機構分類番号 (RACコード) |
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- チラシ・技術資料関連
- その他関連情報
特長
- 新規成分ピリミスルファン配合で、幅広い雑草に高い効果を示します。
- ノビエに対する効果が高く、長期間抑えます。
- 畦畔から侵入するイボクサに高い効果を発揮します。
- 10アール当り250グラムと軽量で、拡散性に優れた豆つぶ製剤です。
適用雑草と使用方法
作物名 | 適用雑草名 | 使用時期 | 使用量 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | オキサジクロメホンを含む農薬の総使用回数 | ピリミスルファンを含む農薬の総使用回数 | ベンゾビシクロンを含む農薬の総使用回数 |
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移植水稲 | ウリカワ オモダカ クログワイ コウキヤガラ セリ ヒルムシロ ヘラオモダカ ホタルイ マツバイ ミズガヤツリ 一年生雑草 アオミドロ・藻類による表層はく離 | 移植直後~ノビエ2.5葉期(但し、移植後30日まで) | 250g/10a | 1回 | 湛水散布、湛水周縁散布又は無人航空機による散布 | 2回以内 | 2回以内 | 3回以内 |
直播水稲 | ウリカワ セリ ヒルムシロ ホタルイ マツバイ ミズガヤツリ 一年生雑草 | 稲1葉期~ノビエ2.5葉期(但し、収穫90日前まで) | 湛水散布又は無人航空機による散布 |
上手な使い方
雑草生育初期での使用がより効果的です。

注意事項
注意事項
- 使用量に合わせ秤量し、使いきってください。
- 雑草の発生前から生育初期に有効なので、ノビエの2.5葉期までに、時期を失しないように散布してください。
- 多年生雑草は生育段階によって効果にふれが出るので、必ず適期に散布してください。
- ホタルイ、ミズガヤツリ、ヘラオモダカ、ウリカワは2葉期まで、オモダカ、クログワイ、コウキヤガラは発生始期まで、ヒルムシロは発生期まで、セリは再生始期まで、アオミドロ・藻類による表層はく離は発生前が散布適期です。
- ホタルイ、ミズガヤツリ、ヘラオモダカ、ウリカワは2葉期まで、オモダカ、クログワイ、コウキヤガラは発生始期まで、ヒルムシロは発生期まで、セリは再生始期まで、アオミドロ・藻類による表層はく離は発生前が散布適期です。
- オモダカ、クログワイ、コウキヤガラは発生期間が長く、遅い発生のものまでは十分な効果を示さないので、必要に応じて有効な後処理剤と組み合わせて使用してください。
- 苗の植付けが均一となるように、代かきおよび植付作業はていねいにおこなってください。未熟有機物を施用した場合は、特にていねいにおこなってください。
- 散布の際は、やや深めの湛水状態(水深5~6cm)にして水の出入りを止めてください。
- 湛水散布の場合は田面に散布し、また、湛水周縁散布の場合は、水田周縁部に沿って帯状に散布し、散布後3~4日間は通常の湛水状態(水深3~5cm)を保ち、散布後7日間は落水、かけ流しはしないでください。また、入水は静かにおこなってください。
- 藻類・表層はく離などの水面浮遊物が多い場合は、拡散が不十分になるおそれがあるため、周縁散布をさけ、本田内で、水田全面に散布してください。
- 以下のような条件下では薬害が発生するおそれがあるので使用をさけてください。
- 砂質土壌の水田および漏水田(減水深が2cm/日以上)
- 軟弱苗を移植した水田
- 極端な浅植えの水田および浮き苗の多い水田
- 砂質土壌の水田および漏水田(減水深が2cm/日以上)
- 直播水稲に使用する場合、以下の点に注意してください。
- 発芽直後の稲に対して薬害を生じるおそれがあるので、適切な覆土をおこない、稲の1葉期以降に散布してください。
- 稲の根が露出した条件では薬害を生じるおそれがあるので使用をさけてください。
- 除草効果の低下と生育抑制の薬害が発生するおそれがあるので、水持ちの安定した後に散布してください。
- 発芽直後の稲に対して薬害を生じるおそれがあるので、適切な覆土をおこない、稲の1葉期以降に散布してください。
- 梅雨時期等、散布後に多量の降雨が予想される場合は、除草効果が低下するおそれがあるので使用をさけてください。
- 散布後の数日間に著しい高温が続く場合、初期生育が抑制されることがありますが、一過性のもので次第に回復し、その後の生育に対する影響は認められていません。
- 吸湿性があるので、散布時に降雨の場合には濡れないように注意して散布してください。濡れた手で扱わないでください。また、開封後は早めに使用してください。
- 無人航空機で散布する際は以下に注意してください。
- 散布は使用機種の使用基準に従って実施してください。
- 専用の粒剤散布装置によって湛水散布してください。
- 事前に薬剤の物理性に合せて粒剤散布装置の開度を調整してください。
- 散布薬剤の飛散によって他の植物に影響を与えないよう散布区域の選定に注意し、当該水田周辺部への飛散防止のため散布装置のインペラの回転数を調整し、圃場の端から5m以上離して圃場内に散布してください。
- 散布は使用機種の使用基準に従って実施してください。
- 散布した水田の田面水を他の作物の灌水に使用しないでください。
- その殺草特性から、いぐさ、れんこん、せり、くわいなどの生育を阻害するおそれがあるので、これらの作物の生育期に隣接田で使用する場合は十分に注意してください。
- 使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意するほか、別途提供されている技術情報も参考にして使用してください。特に初めて使用する場合や異常気象の場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。
安全使用上の注意
- 誤食などのないよう注意してください。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせてください。
- 使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けてください。
- 眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
- 散布の際は、農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。
- 作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをしてください。
- かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
- 保管・・・密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した場所に保管してください。