【麦/除草剤】
リベレーターフロアブル
ジフルフェニカン・フルフェナセット水和剤
SDS(安全データシート)
公益財団法人日本中毒情報センターへの問い合わせ方法は「一般市民向け受信相談について」をご参照ください。
登録番号 | 第23584号 [バイエルクロップサイエンス㈱ 登録] |
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成分 | ジフルフェニカン 8.4% フルフェナセット 33.6% |
性状 | 類白色水和性粘稠懸濁液体 |
毒性 | 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称) |
危険物 | 非該当 |
販売地域 | 全国(北海道を除く) |
有効年限 | 4年 |
包装 | 500ml×20本、2L×6本、2.5L×6本 |
作用機構分類番号 (RACコード) |
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- チラシ・技術資料関連
- その他関連情報
「チラシ・技術資料関連」はありません。
「その他関連情報」はありません。
特長
- 主に一年生イネ科雑草に効果の高いフルフェナセットと、主に一年生広葉雑草に効果の高いジフルフェニカンの2成分の麦用除草剤です。
- 幅広い範囲の麦畑雑草に殺草効果を発揮します。特に、既存のジニトロアニリン系除草剤またはスルホニルウレア系除草剤に抵抗性を示す、あるいは両系統に複合抵抗性を示すスズメノテッポウに対し優れた除草効果を示します。カズノコグサに対しても有効です。
- 広い処理適期幅を有し、麦は種後雑草発生前から生育始期まで使用できます。麦3葉期、イネ科雑草1葉期まで使用できます。
- 長い持続効果が期待できます。
- 小麦、大麦に対して、ジフルフェニカンによる白斑症状を引き起こす場合がありますが、その後の生育にはほとんど影響を与えません。
適用雑草と使用方法
作物名 | 適用雑草名 | 適用土壌 | 使用薬量 | 使用時期 | 希釈水量 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | ジフルフェニカンを含む農薬の総使用回数 | フルフェナセットを含む農薬の総使用回数 | 適用地帯 |
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小麦 大麦(秋播栽培) | 一年生雑草 | 全土壌(但し、砂土を除く) | 60~80ml/10a | は種後~麦3葉期(雑草発生前~イネ科雑草1葉期まで) | 100L/10a | 1回 | 雑草茎葉散布又は全面土壌散布 | 1回 | 1回 | 全域(北海道を除く) |
上手な使い方

殺草スペクトラム
作物安全性
注意事項
注意事項
- 雑草の発生前からイネ科雑草1葉期まで有効なので、時期を失しないように散布してください。
- 砕土、整地は丁寧におこない、覆土深が2~3cmとなるように細かく砕いた土を用いて丁寧に覆土をおこなってください。
- 砂質土壌での使用は、薬害を生じるおそれがあるのでさけてください。
- 火山性土(黒ボク土等)での使用は、薬害を生じるおそれがありますので、事前に薬害の有無を確認し、薬害を生じた場合には使用をさけて下さい。
- 大麦の出芽揃期の使用において、高薬量では薬害を生じる場合があるので注意してください。
- 水田裏作の麦類に使用する場合、排水不良田等土壌がしめりすぎていると砕土や覆土が不十分となり効果むらや薬害の原因となることがあるので、過湿状態での使用はさけてください。
- 処理後に大量の降雨が予想される場合は使用をさけてください。
- 使用により麦の葉身に白化や黄化等が見られる場合があるが、その後出てくる葉には認められず回復します。
- 散布薬液の飛散あるいは流出によって有用植物に薬害を生じるおそれがあるので、散布の際には隣接作物にかからないように注意してください。特に風の強い時の使用はさけてください。
- 散布した圃場で後作物を栽培する場合には、耕起を十分におこなってください。
- 散布に用いた器具類は、タンクやホース内に薬液が残らないよう使用後できるだけ早く水でよく洗浄し、他の用途に使用する場合、薬害の原因にならないように注意してください。
- 使用にあたっては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。
安全使用上の注意
- 誤飲などのないよう注意してください。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせてください。使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けてください。
- 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをしてください。
- かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
- 魚毒性等
- 水産動植物(藻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。
- 使用残りの薬液が生じないように調製をおこない、使いきってください。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さなでください。また、空容器等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
- 水産動植物(藻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。
- 保管…密栓し、直射日光が当らない冷涼な場所に保管してください。