【水稲/殺虫・殺菌剤】
フルターボ箱粒剤
クロチアニジン・クロラントラニリプロール・イソチアニル・フラメトピル粒剤
SDS(安全データシート)
公益財団法人日本中毒情報センターへの問い合わせ方法は「一般市民向け受信相談について」をご参照ください。
登録番号 | 第23205号 [クミアイ化学工業㈱ 登録] |
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成分 | クロチアニジン 1.5% クロラントラニリプロール 0.75% イソチアニル 2.0% フラメトピル 4.0% |
性状 | 類白色及び淡褐色細粒 |
毒性 | 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称) |
危険物 | 非該当 |
販売地域 | 全国(メーカーの販売は終了しました) |
有効年限 | 5年(製品の最終有効年月は2024年10月) |
包装 | 1kg×12袋、10kg×1袋 |
作用機構分類番号 (RACコード) |
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- チラシ・技術資料関連
- その他関連情報
「チラシ・技術資料関連」はありません。
特長
- 4つの有効成分で、病害も害虫もまとめて防除できます。
既存の薬剤に耐性を持ったいもち病菌に対しても効果が高く、長い残効性を持った「イソチアニル」。紋枯病に優れた即効性と、予防・治療効果を兼ね備え、さらに擬似紋枯病に対しても有効な「フラメトピル」。さらに害虫防除には、有効成分「リナキシピルⓇ」(一般名:クロラントラニリプロール)と、高活性で定評のある「クロチアニジン」の配合により、水稲病害虫をまとめて防除します。
- 紋枯病に対して育苗箱施用で防除できます。
稲に対する安全性が高く、各種病害虫に対しても、移植3日前から使うことができます。
適用表
作物名 | 適用病害虫名 | 使用量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | クロチアニジンを含む農薬の総使用回数 | クロラントラニリプロールを含む農薬の総使用回数 | イソチアニルを含む農薬の総使用回数 | フラメトピルを含む農薬の総使用回数 |
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稲(箱育苗) | いもち病 白葉枯病 内穎褐変病 穂枯れ(ごま葉枯病菌) もみ枯細菌病 紋枯病 ウンカ類 イネミズゾウムシ イネドロオイムシ イネヒメハモグリバエ コブノメイガ ニカメイチュウ フタオビコヤガ ツマグロヨコバイ イネツトムシ | 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り50g | 移植3日前~移植当日 | 1回 | 育苗箱の上から均一に散布する | 4回以内(但し、移植時までの処理は1回以内、本田での散布、空中散布、無人航空機散布は合計3回以内) | 1回 | 3回以内(但し、移植時までの処理は1回以内、本田では2回以内) | 2回以内(但し、移植時までの処理は1回以内) |
高密度には種する場合は1kg/10a(育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り50~100g) |
注意事項
注意事項
- 使用量に合わせ秤量し、使いきってください。
- 育苗箱の上から均一に散布し、葉に付着した薬剤を払い落とし、軽く散水して田植機にかけて移植してください。
- 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当りに乾籾として200から300g程度を高密度には種する場合は、10a当りの育苗箱数に応じて、使用量が1kg/10aまでとなるよう、育苗箱1箱当りの薬量を50から100gまでの範囲で調整してください。
- 軟弱徒長苗、むれ苗、移植適期を過ぎた苗などには薬害を生じるおそれがあるので注意してください。
- 本田の整地が不均整な場合は薬害を生じやすいので、代かきは丁寧におこない、移植後田面が露出しないように注意してください。
- いぐさ栽培予定水田では使用しないでください。また、処理した稲苗を移植した水田ではいぐさを栽培しないでください。
- きく等の他作物に影響を及ぼす場合があるので、薬剤が育苗箱からこぼれ落ちないように散布してください。また、土壌全面に不透水性無孔シートを敷くなど、薬剤処理後の灌水による土壌への浸透をさけてください。
- 使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。
安全使用上の注意
- 眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
- かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
- 魚毒性等・・・水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に流入しないよう水管理に注意してください。
- 保管・・・密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した場所に保管してください。