【園芸/殺菌剤】
クミアイ カーゼートPZ水和剤
シモキサニル・マンゼブ水和剤
SDS(安全データシート)
公益財団法人日本中毒情報センターへの問い合わせ方法は「一般市民向け受信相談について」をご参照ください。
登録番号 | 第19779号 [クミアイ化学工業㈱ 登録] |
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成分 | シモキサニル 12.0% マンゼブ 65.0% |
性状 | 淡黄色水和性粉末 45µm以下 |
毒性 | 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称) |
危険物 | 非該当 |
販売地域 | 全国 |
有効年限 | 3年 |
包装 | 500g×20袋 |
作用機構分類番号 (RACコード) |
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- チラシ・技術資料関連
- その他関連情報
「その他関連情報」はありません。
特長
- べと病、疫病に対し予防と治療の両方の効果を示します。
マンゼブは植物体を外から保護し、病原菌の植物体への侵入を阻止します(予防効果)。
シモキサニルは植物体を内から保護し、植物体内へ侵入した菌糸の生育及び胞子形成を阻害し、病斑の拡大を防止します(治療効果)。
- 優れた浸透移行性があり安定した効果を示します。
シモキサニルは、植物体内にすばやく吸収され、植物体を内から保護するので、降雨による影響が少なく安定した効果を示します。
- フェニルアマイド剤耐性菌にも有効です。
シモキサニルは、フェニルアマイド剤耐性菌に対しても安定した効果を示します。
- 耐性菌が出にくい薬剤です。
ヨーロッパでは20年以上シモキサニル混合剤が使用されているが、これまで耐性菌発現の報告事例は全くありません。
適用病害と使用方法
作物名 | 適用病害虫名 | 希釈倍数 | 使用液量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | シモキサニルを含む農薬の総使用回数 | マンゼブを含む農薬の総使用回数 |
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はくさい | べと病 | 1000~1500倍 | 100~400L/10a | 収穫30日前まで | 1回 | 散布 | 3回以内 | 1回 |
きゅうり | 150~300L/10a | 収穫前日まで | 3回以内 | 3回以内 | ||||
すいか | 褐色腐敗病 | 収穫7日前まで | 7回以内 | |||||
つる枯病 | 1000倍 | |||||||
メロン | べと病 | 1000~1500倍 | 5回以内 | |||||
トマト | 疫病 | 収穫前日まで | 2回以内 | 2回以内 | ||||
たまねぎ | 白色疫病 べと病 | 1000倍 | 100~300L/10a | 収穫3日前まで | 3回以内 | 5回以内 | ||
らっきょう | 白色疫病 | 600~800倍 | 100~200L/10a | 収穫30日前まで | 3回以内 | |||
ぶどう | べと病 | 1000~1500倍 | 200~700L/10a | 収穫45日前まで | 2回以内 | 2回以内 | ||
だいず | 1000倍 | 100~300L/10a | 3回以内 | 3回以内 | ||||
ばれいしょ | 疫病 | 600~800倍 | 収穫7日前まで | 4回以内 | 4回以内 | 10回以内(但し、無人ヘリ散布は3回以内) |
上手な使い方
注意事項
注意事項
- 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
- 石灰硫黄合剤、ボルドー液との混用はさけてください。
- ボルドー液との7日以内の近接散布は薬害を生じるおそれがあるのでさけてください。
- 極端な高温多湿条件下では、軟弱幼苗に薬害のでるおそれがあるので注意してください。
- はくさいに使用する場合、黄芯系などの葉肉の柔らかい品種には薬害を生じる場合があるので注意してください。特に大福系品種には薬害を生じるので使用をさけてください。
- 散布量は、対象作物の生育段階、栽培形態および散布方法に合わせて調節してください。
- 散布液調製後はできるだけ速やかに散布してください。
- 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
- 薬液タンクの洗浄廃液は放置せず、速やかに安全な場所に処理してください。
安全使用上の注意
- 粉末は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けてください。
- 粉末は皮ふに対して弱い刺激性があるので皮ふに付着しないよう注意してください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
- 散布の際は農薬用マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用するとともに保護クリームを使用してください。作業後は直ちに身体を洗い流し、うがいをするとともに衣服を交換してください。
- 作業時に着用していた衣服などは他のものとは分けて洗濯してください。
- かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにし、施用した作物などとの接触をさけてください。
- 夏期高温時の使用はさけてください。
- 魚毒性等…使用残りの薬液が生じないように調製をおこない、使いきってください。散布器具および容器の洗浄水は、河川などに流さないでください。また空容器、空袋などは水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
- 保管…密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した場所に保管してください(高温下および湿気を吸うと分解して効力が低下します)。