【水稲/初・中期一発処理除草剤】
ボデーガードフロアブル
テフリルトリオン・フェントラザミド水和剤
SDS(安全データシート)
公益財団法人日本中毒情報センターへの問い合わせ方法は「一般市民向け受信相談について」をご参照ください。
登録番号 | 第22616号 [バイエルクロップサイエンス㈱ 登録] |
---|---|
成分 | テフリルトリオン 5.8% フェントラザミド 5.8% |
性状 | 類白色水和性粘稠懸濁液体 |
毒性 | 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称) |
危険物 | 非該当 |
販売地域 | 全国(メーカーの販売は終了しました) |
有効年限 | 3年(製品最終有効年月は2024年10月) |
包装 | 500ml×20本 |
作用機構分類番号 (RACコード) |
|
- チラシ・技術資料関連
- その他関連情報
「その他関連情報」はありません。
特長
- 有効成分テフリルトリオンとフェントラザミドの2種混合の一発処理除草剤です。
- ほとんど全ての水田一年生雑草、多年生雑草に高い効果を示します。オモダカ、クログワイ等の難防除雑草に対しても有効です。
- 問題となっているスルホニルウレア抵抗性雑草、ならびにイボクサ、クサネム等の特殊雑草に対しても有効です。
- 約40~50日間の残効が期待でき、通常の圃場条件下では1回の散布で雑草を防除できます。
- 水稲に対する選択性が高く、通常の圃場条件下では安心して使用できます。(砂質土壌や漏水田での使用はさけてください)
適用雑草と使用方法
作物名 | 適用雑草名 | 使用時期 | 使用量 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | テフリルトリオンを含む農薬の総使用回数 | フェントラザミドを含む農薬の総使用回数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
移植水稲 | 水田一年生雑草 ウリカワ エゾノサヤヌカグサ オモダカ クログワイ コウキヤガラ シズイ セリ ヒルムシロ ヘラオモダカ ホタルイ マツバイ ミズガヤツリ | 移植後5日~ノビエ3葉期(但し、移植後30日まで) | 500ml/10a | 1回 | 原液湛水散布又は水口施用又は無人ヘリコプターによる滴下 | 2回以内 | 1回 |
直播水稲 | 水田一年生雑草 ウリカワ ヒルムシロ ホタルイ マツバイ ミズガヤツリ | 稲1葉期~ノビエ3葉期(但し、収穫90日前まで) | 原液湛水散布又は無人ヘリコプターによる滴下 |
注意事項
注意事項
- 使用量に合わせ秤量し、使いきってください。
- 貯蔵中に分離することがあるので、使用に際しては容器をよく振ってください。
- 雑草の発生前から生育初期に有効なので、移植水稲については田植え5日後からノビエの3葉期までに、直播水稲については稲1葉期からノビエの3葉期までに、時期を失しないように散布してください。なお、多年生雑草は生育段階によって効果にふれが出るので、必ず適期に散布してください。ホタルイは3葉期まで、ヘラオモダカ、ミズガヤツリ、ウリカワ、エゾノサヤヌカグサは2葉期まで、ヒルムシロは発生期まで、セリは再生前から再生始期まで、クログワイ、オモダカ、コウキヤガラ、シズイは発生始期が本剤の散布適期です。
- クログワイ、オモダカ、コウキヤガラ、シズイは発生期間が長く、遅い発生のものまでは、十分な効果を示さないので、必要に応じて有効な後処理剤と組み合わせて使用してください。
- 原液湛水散布の場合は、水の出入りを止めて湛水状態(水深3~5cm)のまま本剤を水田全面にゆきわたるように散布してください。水口施用の場合は、入水時に本剤を水口に施用し、流入水とともに水田全面に拡散させてください。処理後田面水が通常の湛水状態(湛水深3~5cm)に達した時に必ず水を止め、田面水があふれ出ないように注意してください。
- 無人ヘリコプターで滴下する場合は、次の注意を守るってください。
- 滴下は使用機種の使用基準に従って実施してください。
- 滴下に当たっては散布装置のノズルを取り外してください。
- 作業中、薬液が漏れないように機体の配管その他の装置の十分な点検を行なってください。
- 隣接する圃場に水稲以外の作物が栽培されている場合は、無人ヘリコプターによる本剤の滴下は行わないでください。
- 水源池、飲料用水等に本剤が飛散、流入しないように十分注意してください。
- 薬剤滴下に使用した装置は十分洗浄し、薬液タンクの洗浄廃液は安全な場所に処理してください。
- 本剤の滴下に使用した無人ヘリコプターの散布装置は、水稲以外の作物への薬液散布は使用しないでください。
- 滴下は使用機種の使用基準に従って実施してください。
- 散布後3~4日間はそのまま湛水を保ち、田面を露出させないようにし、散布後7日間は落水、かけ流しはしないでください。また、入水は静かに行ってください。
- 浅植え、浮き苗が生じないように、代かき、均平化及び植付作業はていねいに行ってください。未熟有機物を使用した場合は、特にていねいに行ってください。
- 以下の条件では薬害を生じるおそれがあるので使用をさけてください。
- 砂質土壌の水田及び漏水田(減水深2cm/日以上)
- 軟弱苗を移植した水田
- 極端な浅植えの水田及び浮き苗の多い水田
- 砂質土壌の水田及び漏水田(減水深2cm/日以上)
- 直播水稲に使用する場合は、薬害をさけるため稲の1葉期以降に使用し、稲の根が露出している時の使用はさけてください。
- 著しい多雨条件では除草効果が低下する場合があるので使用はさけてください。
- 散布田の田面水を他の作物に灌水しないでください。
- 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
- 本剤はその殺草特性から、いぐさ、れんこん、せり、くわいなどの生育を阻害するおそれがあるので、これら作物の生育期に隣接田で使用する場合には十分に注意してください。
- 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意するほか、別途提供されている技術情報も参考にして使用すること。特に初めて使用する場合や異常気象の場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。
安全使用上の注意
- 誤飲などのないよう注意してください。
- 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに衣服を交換してください。
- 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
- かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
- 魚毒性等
- 水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池などに飛散、流入しないよう注意して使用してください。
- 無人ヘリコプターによる滴下で使用する場合は、飛散しないよう特に注意してください。
- 散布後は水管理に注意してください。
- 散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空容器などは水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
- 水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池などに飛散、流入しないよう注意して使用してください。
- 保管…密栓し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼な場所に保管してください。