【水稲/殺虫・殺菌剤】
ビームパディート箱粒剤
シアントラニリプロール・トリシクラゾール粒剤
SDS(安全データシート)
公益財団法人日本中毒情報センターへの問い合わせ方法は「一般市民向け受信相談について」をご参照ください。
登録番号 | 第23754号 [クミアイ化学工業㈱ 登録] |
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成分 | シアントラニリプロール 0.75% トリシクラゾール 4.0% |
性状 | 淡褐色細粒 |
毒性 | 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称) |
危険物 | 非該当 |
販売地域 | 全国(メーカーの販売は終了しました) |
有効年限 | 4年(製品の最終有効年月は2026年10月) |
包装 | 1kg×12袋、10kg×1袋 |
作用機構分類番号 (RACコード) |
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- チラシ・技術資料関連
- その他関連情報
特長
- 2成分(トリシクラゾール・シアントラニリプロール)の混合剤で、水稲栽培の初・中期に発生する主要な病害虫の防除が可能です。
- トリシクラゾール(ビーム)
いもち病菌の侵入を強く阻止し、葉いもちを長期間にわたり防除します。
- シアントラニリプロール(パディート)の特徴
- ①幅広い殺虫スペクトラム
甲虫目、チョウ目害虫に1成分で高い効果を示す、ジアミド系殺虫剤です。
- ②速やかな摂食活動阻害による作物保護
主に害虫の摂食により薬剤が虫体内に取り込まれ、速やかに摂食活動を停止させます。
- ③根からの吸収移行性と長い残効
薬剤は根から吸収された後、速やかに移行するため、害虫による食害やイネ体内への侵入を防ぐことができます。またイネ分げつ期以降に飛来するチョウ目害虫を防除するための長期残効を有します。
- トリシクラゾール(ビーム)
2成分の混合剤で、水稲栽培の初・中期に発生する主要な病害虫の防除が可能です。
適用表
作物名 | 適用病害虫名 | 使用量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | シアントラニリプロールを含む農薬の総使用回数 | トリシクラゾールを含む農薬の総使用回数 |
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稲(箱育苗) | いもち病 イネミズゾウムシ イネドロオイムシ コブノメイガ ニカメイチュウ フタオビコヤガ イネツトムシ | 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り50g | 移植3日前~移植当日 | 1回 | 育苗箱の上から均一に散布する | 1回 | 4回以内(但し、育苗箱への処理は1回以内、本田では3回以内) |
注意事項
注意事項
- 所定量をそのまま手、または散粒機で育苗箱中の苗の上から均一に散布してください。なお、葉に付着した薬剤は軽く払い落としてください。
- 育苗箱の土壌表面が乾燥していて苗を田植え機にのせる際、薬剤が落下するおそれがある場合は散布後葉に付着した薬剤を払い落とした後軽く灌水してください。
- 軟弱徒長苗、老化苗などでは薬害を生じるおそれがあるので使用をさけてください。
- 稲苗葉がぬれていると薬害を生じやすいので、散布直前の灌水はしないでください。
- 本田の整地が不均整な場合は、薬害を生じやすいので代かきはていねいにおこない、移植後田面が露出したりしないように注意すること。移植後は直ちに入水し、水深2~3cm程度に保ち、極端な浅水や深水は薬害の原因となるのでさけてください。
- 深植では薬害を生じやすいので深植にならないように注意してください。
- 移植後、低温が続き苗の活着遅延が予測される場合、あるいは移植後極端な高温(30℃以上)が続くと予測される場合は、薬害を生じるおそれがあるので使用をさけてください。
- 本田が砂質土壌の水田や漏水田、未熟堆肥多用田の場合は使用をさけてください。
- 使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法等を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。
安全使用上の注意
- 保管…密封し、直射日光をさけ、冷涼・乾燥した場所に保管してください。