【水稲/中・後期除草剤、園芸/除草剤】
クミアイ バサグラン液剤(ナトリウム塩)
ベンタゾン液剤
SDS(安全データシート)
公益財団法人日本中毒情報センターへの問い合わせ方法は「一般市民向け受信相談について」をご参照ください。
登録番号 | 第16130号 [クミアイ化学工業㈱ 登録] |
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成分 | ベンタゾンナトリウム塩 40.0% |
性状 | 赤色澄明水溶性液体 |
毒性 | 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称) |
危険物 | 非該当 |
販売地域 | 全国 |
有効年限 | 5年 |
包装 | 500ml×20本 |
関連商品 | ツイゲキ豆つぶ250 (湛水状態で散布ができる中・後期処理除草剤) |
関連商品 | ツイゲキ1キロ粒剤 (湛水状態で散布ができる中・後期処理除草剤) |
作用機構分類番号 (RACコード) |
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- チラシ・技術資料関連
- その他関連情報
特長
適用雑草と使用方法
作物名 | 適用雑草名 | 使用時期 | 薬量 | 希釈水量 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | ベンタゾンを含む農薬の総使用回数 |
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移植水稲 | クサネム ウリカワ エゾノサヤヌカグサ オモダカ クログワイ コウキヤガラ シズイ ヘラオモダカ ホタルイ マツバイ ミズガヤツリ 一年生雑草(イネ科を除く) | 移植後15日~収穫45日前まで | 500~700mL/10a | 70~100L/10a | 2回以内 | 落水散布又はごく浅く湛水して散布 | 2回以内 |
直播水稲 | ウリカワ オモダカ クログワイ ヘラオモダカ ホタルイ マツバイ ミズガヤツリ 一年生雑草(イネ科を除く) | は種後35日~収穫45日前まで | |||||
麦類(小麦を除く) | 一年生雑草(イネ科を除く) | 生育期(但し、収穫90日前まで) | 100~200mL/10a | 1回 | 雑草茎葉散布又は全面散布 | 1回 | |
小麦 | 生育期(但し、収穫45日前まで) | ||||||
はとむぎ | 150mL/10a | 2回以内 | 2回以内 | ||||
とうもろこし | 生育期(但し、収穫50日前まで) | 100~150mL/10a | 1回 | 1回 | |||
たまねぎ | 秋播栽培の移植後生葉4葉期まで(但し、収穫30日前まで) | 60~120mL/10a | |||||
春播栽培の移植後6月上旬まで(但し、収穫30日前まで) | |||||||
らっきょう | 出芽後(但し、収穫60日前まで) | 100~200mL/10a | |||||
いんげんまめ | 初生葉展開期~本葉抽出始期 | 50~70mL/10a | |||||
えんどうまめ | 3~6葉期(但し、収穫70日前まで) | 100~200mL/10a | |||||
べにばないんげん | 生育期(但し、収穫45日前まで) | 畦間雑草茎葉散布 | |||||
さやえんどう 実えんどう | 3~6葉期(但し、収穫40日前まで) | 雑草茎葉散布又は全面散布 | |||||
せり | 親株養成期(但し、植付45~60日後まで) | 200mL/10a | 100L/10a | ||||
おうぎ | 生育期(但し、収穫30日前まで) | 2回以内 | 2回以内 | ||||
ソルガム | 100~150mL/10a | 70~100L/10a | 1回 | 1回 | |||
飼料用とうもろこし | 生育期(但し、収穫50日前まで) |
注意事項
注意事項
- イネ科雑草には効果がないので、イネ科雑草の優占ほ場での使用はひかえてください。また、イネ科雑草が混在する場合はこれらに有効な除草剤との体系で使用してください。
- 一年生広葉雑草に有効ですが、作物ごとに使用薬量等が異なるので、時期を失しないように、雑草茎葉にかかるよう均一に散布してください。 各作物の雑草への散布適期は以下のとおりです。
- らっきょう、えんどうまめ、実えんどう、さやえんどう、とうもろこし、飼料用とうもろこし、ソルガム、麦類(小麦を除く)、小麦、はとむぎ、せり、おうぎ・・・・ 雑草3~6葉期
- べにばないんげん ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 雑草の生育初期~6葉期
- たまねぎ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 雑草の3~4葉期
- いんげんまめ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 雑草の2~3葉期
- らっきょう、えんどうまめ、実えんどう、さやえんどう、とうもろこし、飼料用とうもろこし、ソルガム、麦類(小麦を除く)、小麦、はとむぎ、せり、おうぎ・・・・ 雑草3~6葉期
- 散布後、曇天、降雨日が長く続くと効果が劣ることがあるので、晴天時を見はからって散布してください。
- 高温条件下では薬害が生じやすいので異常高温下での散布はさけてください。
- 重複散布は薬害のおそれがあるのでさけてください。また、周辺作物にかからないように注意してください。
- 使用に当っては使用量、使用時期、使用方法等を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。
- いんげんまめ、せりに使用する場合、葉枯・褐変症状の薬害を生じやすく、蒸散の盛んな高温乾燥条件下では薬害により減収することがあるので、雑草害が予想される場合に限り使用してください。
- たまねぎに使用する場合、直播栽培および苗床のたまねぎには、薬害を生じるおそれがあるので使用しないでください。
- べにばないんげんに使用する場合、薬液が作物に飛散すると葉に褐変症状の薬害を生じるので、作物に飛散しないように注意してください。
- せりに使用する場合には、落水状態にして水の出入りをとめ、まきむらのないように均一に散布してください。また、散布後7日間は降雨の有無にかかわらず落水しないでください。
- おうぎに使用する場合、一時的には葉先の黄化等の薬害を生じることがあるので、特に天候等をよくみきわめてから散布してください。
- 水稲に使用する場合には一般的注意事項のほか下記について特に注意してください。
- 水の移動に伴う移行性が大きく、一般に水深の浅いほど効果が安定します。
- 使用に当っては落水状態にして水の出入りをとめ、まきむらのないように均一に散布してください。
- 水を落とすことができないところでは漏水のない水田に限り、できるだけ浅水状態(雑草が水面に出る状態)にして、まきむらのないように均一に散布してください。
- 散布後少なくとも3日間(浅水処理は5日間)はそのままの状態を保ち、入水、落水、かけ流しはしないでください。また、散布後7日間は降雨の有無にかかわらず落水しないでください。
- 処理後2日以内に降雨があると効果が不十分になるおそれがあるので、晴天の持続する時を選んで使用してください。
- 深水にすると効果が劣るので注意してください。
- 使用に当っては落水状態にして水の出入りをとめ、まきむらのないように均一に散布してください。
- イネ科雑草には効果が劣るので、田植前後の土壌処理除草剤で一年生雑草を防除した後、多年生雑草および一年生広葉雑草の防除を目的として使用してください。
- 生育期に入った雑草に効果がありますが、雑草、特に多年生雑草は生育段階によって効果にふれが出るので必ず適期に散布してください。
- ホタルイ、ウリカワ、ミズガヤツリ、ヘラオモダカでは発生盛期から増殖中期、オモダカでは発生盛期から増殖初期まで、クログワイでは草丈15~30cm、エゾノサヤヌカグサでは1~4葉期、シズイでは草丈10~30cm、コウキヤガラでは増殖期、クサネムでは本葉展開期が散布の適期です。
- ホタルイ、ウリカワ、ミズガヤツリ、ヘラオモダカでは発生盛期から増殖中期、オモダカでは発生盛期から増殖初期まで、クログワイでは草丈15~30cm、エゾノサヤヌカグサでは1~4葉期、シズイでは草丈10~30cm、コウキヤガラでは増殖期、クサネムでは本葉展開期が散布の適期です。
- クログワイ防除は、必要に応じて有効な前処理剤との組合せで使用してください。
- 軟弱稲では薬害(接触害)のおそれがあるので使用はさけてください。
- 高温など薬害を生じやすい条件での使用は多めの希釈水量を用い、低濃度液をなるべく水稲にかからないように散布してください。
- 砂質土および漏水のはげしい水田では使用しないでください(減水深2cm/日以上)。
- 水の移動に伴う移行性が大きく、一般に水深の浅いほど効果が安定します。
安全使用上の注意
- 誤飲などのないよう注意してください。
- 眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けてください。使用後は洗眼してください。
- 皮ふに対して弱い刺激性があるので皮ふに付着しないよう注意してください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
- かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
- 保管…密栓し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼な場所に保管してください。