【水稲/初・中期一発処理除草剤】
アバンティジャンボ
トリアファモン・フェンキノトリオン・フェントラザミド粒剤
SDS(安全データシート)
公益財団法人日本中毒情報センターへの問い合わせ方法は「一般市民向け受信相談について」をご参照ください。
登録番号 | 第24057号 [クミアイ化学工業㈱ 登録] |
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成分 | トリアファモン 1.2% フェンキノトリオン 7.5% フェントラザミド 7.5% |
性状 | 褐色細粒 水溶性パック入り 1パック 40g |
毒性 | 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称) |
危険物 | 非該当 |
販売地域 | 京都府、奈良県、九州全域 |
有効年限 | 4年 |
包装 | 400g(40g×10パック)×12袋、1.2㎏(40g×30パック)×8袋 |
関連動画 | 水稲用除草剤アバンティ技術資料動画 |
作用機構分類番号 (RACコード) |
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- チラシ・技術資料関連
- その他関連情報
特長
- エフィーダⓇ(一般名:フェンキノトリオン)を配合した3成分の混合剤です。
- エフィーダⓇによりコナギやミズアオイなどの広葉雑草、ホタルイなどのカヤツリグサ科雑草が白化し、高い効果を示します。また、SU剤抵抗性雑草にも効果を示します。
- ノビエ3.5葉期まで使用することができ、また、トリアファモン配合により難防除の多年生雑草にも高い効果を示します。
- 高い水稲安全性を示し、移植時から使用することができます。また、飼料稲栽培時にも使用することが可能です*。
*既存の4-HPPD阻害剤に感受性が高いとされる、やまだわら、とよめき、タカナリ、モミロマン、ミズホチカラ、ハバタキ、おどろきもち、ふくおこし、えみだわら、もみゆたかに対し、エフィーダは高い安全性を示すことを確認しています。
WCSについては別途、稲発酵粗飼料生産・給与技術マニュアルを確認の上、ご使用願います。
適用雑草及び使用方法
作物名 | 適用雑草名 | 使用量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | トリアファモンを含む農薬の総使用回数 | フェンキノトリオンを含む農薬の総使用回数 | フェントラザミドを含む農薬の総使用回数 |
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移植水稲 | 一年生及び多年生雑草 | 小包装(パック)10個(400g)/10a | 移植直後~ノビエ3.5葉期(但し、移植後30日まで) | 1回 | 水田に小包装(パック)のまま投げ入れる | 2回以内 | 2回以内 | 1回 |
直播水稲 | ウリカワ セリ ヒルムシロ ホタルイ マツバイ ミズガヤツリ 一年生雑草 | 稲1葉期~ノビエ3.5葉期(但し、収穫90日前まで) |
注意事項
注意事項
- 必要量を購入し、できるだけ残すことなく使いきってください。
- 雑草の発生前から生育初期に有効なので、ノビエの3.5葉期までに、時期を失しないように散布してください。
- 多年生雑草は生育段階によって効果にふれが出るので、必ず適期に散布するようにしてください。
- ホタルイ、ヘラオモダカは3葉期まで、ミズガヤツリは5葉期まで、ウリカワは3葉期まで、ヒルムシロは発生期まで、セリは再生前から再生始期まで、オモダカ、クログワイは発生前から発生始期まで、コウキヤガラは発生始期まで、エゾノサヤヌカグサは3葉期まで、キシュウスズメノヒエは再生茎3葉期まで、シズイは草丈3㎝までが散布適期です。また、ミズアオイは2葉期まで、コナギは3葉期までが散布適期です。
- クログワイ、オモダカは発生期間が長く、遅い発生のものまでは、十分な効果を示さないので、必要に応じて有効な後処理剤と組み合わせて使用してください。
- ホタルイ、ヘラオモダカは3葉期まで、ミズガヤツリは5葉期まで、ウリカワは3葉期まで、ヒルムシロは発生期まで、セリは再生前から再生始期まで、オモダカ、クログワイは発生前から発生始期まで、コウキヤガラは発生始期まで、エゾノサヤヌカグサは3葉期まで、キシュウスズメノヒエは再生茎3葉期まで、シズイは草丈3㎝までが散布適期です。また、ミズアオイは2葉期まで、コナギは3葉期までが散布適期です。
- 散布の際は、水の出入りを止めて湛水状態(水深5~6cm)で散布してください。極端な浅水や深水での使用はさけてください。小包装(パック)のまま10アール当り10個の割合で水田に均等に投げ入れてください。
- 散布後3~4日間はそのまま湛水を保ち、田面を露出させないようにし、散布後7日間は落水、かけ流しはしないでください。また、入水は静かにおこなってください。
- 浅植え、浮き苗が生じないように、代かき、均平化及び植付作業はていねいにおこなってください。未熟有機物を使用した場合は、特にていねいにおこなってください。
- 以下の条件では薬害を生じるおそれがあるので使用をさけてください。
- 砂質土壌の水田及び漏水田(減水深2cm/日以上)
- 軟弱苗を移植した水田
- 極端な浅植えの水田及び浮き苗の多い水田
- 砂質土壌の水田及び漏水田(減水深2cm/日以上)
- 稲の根が露出する条件では薬害を生じるおそれがあるので使用しないでください。
- 藻や浮草が多発している水田では、拡散が不十分となり、効果の劣る可能性があるので使用をさけてください。
- 著しい多雨条件では除草効果が低下する場合があるので使用はさけてください。
- 散布田の田面水を他の作物に灌水しないでください。
- 薬害を生じるおそれがあるので、後作物としてなす、たまねぎ及びさやえんどうを栽培しないでください。
- その殺草特性から、いぐさ、れんこん、せり、くわいなどの生育を阻害するおそれがあるので、これら作物の生育期に隣接田で使用する場合には十分に注意してください。
- 使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意するほか、別途提供されている技術情報も参考にして使用してください。特に初めて使用する場合や異常気象の場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。
安全使用上の注意
- 水溶性フィルムで小包装化されているため、濡れた手で触らないでください。
- 水溶性フィルム包装が破袋した場合は以下の点に注意してください。
- 誤食などのないよう注意してください。
- 眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
- かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
- 誤食などのないよう注意してください。
- 魚毒性等
- 水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に流入しないよう注意して使用してください。
- 散布後は水管理に注意してください。
- 空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
- 水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に流入しないよう注意して使用してください。
- 保管…密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した場所に保管してください。
- 水溶性フィルムは吸湿性があるので湿気には十分注意し、使い残りは外袋の口を固く閉じて保管してください。
- また、強く加圧されると包装材フィルムが劣化するおそれがあるので下積みにならないよう保管してください。
- 水溶性フィルムは吸湿性があるので湿気には十分注意し、使い残りは外袋の口を固く閉じて保管してください。