【水稲/初・中期一発処理除草剤】
アバンティ1キロ粒剤
トリアファモン・フェンキノトリオン・フェントラザミド粒剤
SDS(安全データシート)
公益財団法人日本中毒情報センターへの問い合わせ方法は「一般市民向け受信相談について」をご参照ください。
登録番号 | 第24060号 [クミアイ化学工業㈱ 登録] |
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成分 | トリアファモン 0.50% フェンキノトリオン 3.0% フェントラザミド 3.0% |
性状 | 類白色細粒 |
毒性 | 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称) |
危険物 | 非該当 |
販売地域 | 京都府、奈良県、九州全域 |
有効年限 | 5年 |
包装 | 1㎏×12袋、10㎏×1袋 |
関連動画 | 水稲用除草剤アバンティ技術資料動画 |
作用機構分類番号 (RACコード) |
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- チラシ・技術資料関連
- その他関連情報
特長
- エフィーダⓇ(一般名:フェンキノトリオン)を配合した3成分の混合剤です。
- エフィーダⓇによりコナギやミズアオイなどの広葉雑草、ホタルイなどのカヤツリグサ科雑草が白化し、高い効果を示します。また、SU剤抵抗性雑草にも効果を示します。
- ノビエ3.5葉期まで使用することができ、また、トリアファモン配合により難防除の多年生雑草にも高い効果を示します。
- 高い水稲安全性を示し、移植時から使用することができます。また、飼料稲栽培時にも使用することが可能です*。
*既存の4-HPPD阻害剤に感受性が高いとされる、やまだわら、とよめき、タカナリ、モミロマン、ミズホチカラ、ハバタキ、おどろきもち、ふくおこし、えみだわら、もみゆたかに対し、エフィーダは高い安全性を示すことを確認しています。
WCSについては別途、稲発酵粗飼料生産・給与技術マニュアルを確認の上、ご使用願います。
適用雑草及び使用方法
作物名 | 適用雑草名 | 使用量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | トリアファモンを含む農薬の総使用回数 | フェンキノトリオンを含む農薬の総使用回数 | フェントラザミドを含む農薬の総使用回数 |
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移植水稲 | 一年生及び多年生雑草 | 1kg/10a | 移植直後~ノビエ3.5葉期(但し、移植後30日まで) | 1回 | 湛水散布又は無人航空機による散布 | 2回以内 | 2回以内 | 1回 |
移植時 | 田植同時散布機で施用 | |||||||
直播水稲 | ウリカワ セリ ヒルムシロ ホタルイ マツバイ ミズガヤツリ 一年生雑草 | 稲1葉期~ノビエ3.5葉期(但し、収穫90日前まで) | 湛水散布又は無人航空機による散布 |
注意事項
注意事項
- 使用量に合わせ秤量し、使いきってください。
- 雑草の発生前から生育初期に有効なので、ノビエの3.5葉期までに、時期を失しないように散布してください。
- 多年生雑草は生育段階によって効果にふれが出るので、必ず適期に散布するようにしてください。
- ヘラオモダカは3葉期まで、ホタルイは4葉期まで、ミズガヤツリは草丈15㎝まで、ウリカワは3葉期まで、ヒルムシロは発生期まで、セリは再生期まで、オモダカ、クログワイは発生前から発生始期まで、コウキヤガラは発生始期まで、キシュウスズメヒエは再生茎3葉期まで、エゾノサヤヌカグサは3葉期まで、シズイは草丈3㎝までが散布適期です。また、ミズアオイ、コナギは3葉期までが散布適期です。
- クログワイ、オモダカは発生期間が長く、遅い発生のものまでは、十分な効果を示さないので、必要に応じて有効な後処理剤と組み合わせて使用してください。
- ヘラオモダカは3葉期まで、ホタルイは4葉期まで、ミズガヤツリは草丈15㎝まで、ウリカワは3葉期まで、ヒルムシロは発生期まで、セリは再生期まで、オモダカ、クログワイは発生前から発生始期まで、コウキヤガラは発生始期まで、キシュウスズメヒエは再生茎3葉期まで、エゾノサヤヌカグサは3葉期まで、シズイは草丈3㎝までが散布適期です。また、ミズアオイ、コナギは3葉期までが散布適期です。
- 散布の際は、水の出入りを止めて十分な湛水状態(水深3~5cm)のままで、まきむらが生じないように均一に散布してください。また、極端な浅水や深水での使用はさけてください。
- 無人航空機で散布する場合は、次の注意を守ってください。
- 散布は使用機種の使用基準に従って実施してください。
- 専用の粒剤散布装置によって湛水散布してください。
- 事前に薬剤の物理性に合せて粒剤散布装置の開度を調整してください。
- 散布薬剤の飛散によって他の植物に影響を与えないよう散布区域の選定に注意し、当該水田周辺部への飛散防止のため散布装置のインペラの回転数を調整し、圃場の端から5m離れた位置から圃場内に散布してください。
- 水源池、飲料用水等に本剤が飛散、流入しないように十分注意してください。
- 散布は使用機種の使用基準に従って実施してください。
- 散布後3~4日間はそのまま湛水を保ち、田面を露出させないようにし、散布後7日間は落水、かけ流しはしないでください。また、入水は静かにおこなってください。
- 浅植え、浮き苗が生じないように、代かき、均平化及び植付作業はていねいにおこなってください。未熟有機物を使用した場合は、特にていねいにおこなってください。
- 以下の条件では薬害を生じるおそれがあるので使用をさけてください。
- 砂質土壌の水田及び漏水田(減水深2cm/日以上)
- 軟弱苗を移植した水田
- 極端な浅植えの水田及び浮き苗の多い水田
- 砂質土壌の水田及び漏水田(減水深2cm/日以上)
- 稲の根が露出する条件では薬害を生じるおそれがあるので使用しないでください。
- 著しい多雨条件では除草効果が低下する場合があるので使用はさけてください。
- 散布田の田面水を他の作物に灌水しないでください。
- 薬害を生じるおそれがあるので、後作物としてなす、たまねぎ及びさやえんどうを栽培しないでください。
- その殺草特性から、いぐさ、れんこん、せり、くわいなどの生育を阻害するおそれがあるので、これら作物の生育期に隣接田で使用する場合には十分に注意してください。
- 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
- 使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意するほか、別途提供されている技術情報も参考にして使用してください。特に初めて使用する場合や異常気象の場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。
安全使用上の注意
- 誤食などのないよう注意してください。
- 使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けてください。
- 眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
- 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをしてください。
- かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
- 魚毒性等
- 水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。
- 散布後は水管理に注意してください。
- 無人航空機による散布で使用する場合は、飛散しないよう特に注意してください。
- 散布器具の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
- 水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。
- 保管…密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した場所に保管してください。